野島秀勝のレビュー一覧

  • リア王
    シェイクスピアの名言は、たくさんあるよね。

    シェイクスピアの本を、小説で読みたいと思った時期もあったけど、

    きっとこういう演劇台本のような形だから、

    名言が背景とともに美しく浮かび上がるんだろうね。


    人間の想像力の力に、乾杯!
  • リア王
    エドマンドにはめられ逃亡中のエドガーと、娘2人に命を狙われコーディーリアへにしたことを後悔して狂いはじめるリア王、それぞれ物語りの裏と表が進行していて、展開がとてもドラマティックな印象を受けた
    作中何度も繰り返される'nothing'の言葉の意味。無から生まれる有。つまりコーディーリアの愛、という解...続きを読む
  • リア王
    シェイクスピアの作品の中で『リア王』が一番好きだ、なんて言ったら通の人にばかにされるかもしれないけど、糞ったれな中坊のこころに届いたのは確かにこの作品だった。
  • リア王
    今まで読んだシェイクスピアの戯曲の中では、ダイナミックで波瀾万丈。深い。でも戯曲は読みにくい。人物一覧を繰り返し参照しながら読み進む。
  • ナボコフの文学講義 下
    カフカのところだけ。
    「変身」について場面ごとにひとつひとつ解説していて、この評論を読めばあらすじどころかストーリーを完全に追えちゃうという細かさ。
    最後にグレゴールが死に、家族が晴れ晴れしているシーンを取り上げて、「虫になったグレゴールの心は人間のままだったが、周りの人間の心は虫けら同然だった」と...続きを読む
  • ナボコフの文学講義 上
    「文学は、狼がきた、狼がきたと叫びながら、少年がすぐ後ろを一匹の大きな灰色の狼に追われて、ネアンデルタールの谷間から飛び出してきた日に生まれたのではない。文学は、狼がきた、狼がきたと叫びながら、少年が走ってきたが、その後ろには狼なんかいなかったという、その日に生まれたのである」

    とりあえず上巻。「...続きを読む
  • ハムレット
    シェイクスピア
    何作か読んだ方がいいかな
    と思って読んでみた

    なるほどって感じ笑
    翻訳ながら
    なんとも他の作品では味わえない
    表現がたくさんあった

    ちょっと読むの疲れるけど
    読んでみて良かったと思う
  • ハムレット
    シェイクスピア4大悲劇の1つらしい。

    醍醐味の掛け合いは、日本語ではわかりづらいものや現代では通じないものがあるのは他作品も同じだが、本作品は「狂気」をテーマとしており、脈絡なく会話が飛躍する場面があるため、輪をかけて難解。
    しかしクライマックス前の盛り上がりはさすがといったところで、壮絶な展開に...続きを読む
  • ハムレット
    シェークスピア4大悲劇の1作にして、有名な一節のある作品。とはいえ題名しか知らずにいたため、今回、手に取った。セリフのみで構成されていたが、映像が目に浮かび、しっかり"読める"つくり。さすがである。
  • リア王
    初めて手にしたシェイクスピアでした。10代のはじめに読んだのかな。
    正しい人が、したたかな人に陥れられる、厳しい現実を感じながら読んだのを覚えています。
  • ハムレット
    ハムレットは、復讐をする話なのですが、ポローニアスの台詞が面白かったです。ポローニアスはハムレットの恋人のオフィーリアの父親なんですけど、娘が大好きでオフィーリアがハムレットのことを相談しても的外れなことを言っていて面白かったです。こういう父親はコメディードラマにいそうです。
  • リア王
    リア王は自分を裏切った娘を罵倒するシーンがあってその言葉が「ここまで言うか」って思うほどひどいんです。だけど、リア王の台詞や現代の小説にはない表現がされていて思わず読んでしまいました。小説ではないので読みにくいかもしれませんが、慣れると面白いです。
  • リア王
    有名な四大悲劇のひとつ。解説によると、4つの中でも一番悲劇らしい。

    コーディリアの「Nothingで真実の愛を全てわかって」というのは甘えんぼな気がする。お姉さんたちの言葉はまぁ大げさだけど、だからって疑うのも難しい。
    普段の行動や状況から、相手のことを考えて察するのは素敵な思いやりだけど…みんな...続きを読む
  • リア王
    悲劇中の悲劇。

    訳し方が下手と言ったらあれかもしれないけど、原文をそのまま訳しすぎて、言葉の意味が成り立ちにくくなっているような感じを受けた。
    最後の方は良かったけど、それまではとても上手く訳されてるとは言えない。

    解説で、なぜコーディーリアとリアが殺されたのか、ということを書いていたのだけれど...続きを読む
  • ハムレット
    「シェイクスピアは最高の政治学古典」

    と舛添さんが言っていたので、
    早速読もうと買ってみた(単純)。

    …いや、戯曲って読みづらいね。
    台本だもん。

    言われているようにシェイクスピアの言い回しや
    比喩や暗喩や一部下ネタは鋭く感銘を受けるのですが、
    翻訳で読むのは限界があるんだろうな...続きを読む
  • ハムレット
    初シェイクスピア。
    やっぱり戯曲は読みづらいですね;
    話自体は面白いけど、やっぱり原文じゃないと文章のうまさとかはわからないんだろうなー訳が無理やりな感じがするし。
    私の英語力では無理かな 笑
    機会があったら他のも読みます。教養として。
  • ハムレット
    必要に迫られて読んだけれど、これを面白いと思うためには教養がたりないと思った。
    注を読みながらじゃないと、筆者の意図に気づけない。
    ヴィクトリア王朝の世俗について詳しくないとなかなかつらいものがあるな。
  • リア王
    悲劇の、ラストに向かって雪崩のように突き進んでいくさまって、カタルシスだなあ・・・。リア王は、なんだかギリシャ悲劇っぽい。オイディプスとか。それにしてもなかなか卑猥な表現が豊かで、時代もあるのだろうけれど、シェイクスピアって大衆向けだったような気がしてならない。
  • リア王
    三人の娘の愛情を試そうとした老王リアは、末娘コーディーリアの真心を信じず、不実な長女と次女の甘言を軽信して裏切られる。狂乱の姿で世を呪い、嵐の荒野をさまようリア―そして、疲れはてた父と娘の美しい再会と悲惨な結末。古代ブリテン史のひとこまに材をとった、シェークスピアの作品中もっとも壮大にして残酷な悲劇...続きを読む
  • リア王
     とりあえず訳注、読みやすい構成だったし文章だとわからない細かい舞台の仕草とか宗教上の比喩とか教えてくれるのはありがたかったんだけど、後々の展開までネタバレするのはやめて! こちとらあらすじもロクに知らずに読んでるんだよ! 訳者の想定より無教養なこっちが悪いのかもしれないけどさぁ。
     また読めば理解...続きを読む