野島秀勝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とりあえず訳注、読みやすい構成だったし文章だとわからない細かい舞台の仕草とか宗教上の比喩とか教えてくれるのはありがたかったんだけど、後々の展開までネタバレするのはやめて! こちとらあらすじもロクに知らずに読んでるんだよ! 訳者の想定より無教養なこっちが悪いのかもしれないけどさぁ。
また読めば理解が深まって印象が変わるのかもしれないけど、初見では虐げる者が虐げられる者に変わっていった印象。リア王にあんまり同情できなかったのは読みが甘いせいなのかな。自分から権力手放しておいて偉ぶってたらそりゃ嫌われると思うんだけど。
リア王は末娘コーデリアを虐げ、残った姉二人に虐げられる。グロスター公は庶子エドマンドの前でエドマンドの母親との情事を語るという無神経な振る舞いをするが、後にリア王への忠義を見せ両目を抉られる。姉二人はエドマンドに弄ばれる。コーデリアは終始父思いだが、しかし父にねだられて唱えた愛の言葉は、いささか言葉足らずだったのは否めない。
善と悪、加害者と被害者、賢者と道化が移り変わる。なるほど、普遍的で面白い。