竹内好のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
魯迅の短編集です。魯迅は短編集がほとんどで、唯一の中編小説がこの「阿Q正伝」だそうです。14作品おさめられています。短編はほんとに短くて、10数ページのものがほとんどでした。
内容は全体的に当時の時代背景や登場人物などある程度知らないと難しいです。何度も読み返しつつ、なんとか読んだという感じ。訳注ももちろんありますが、いちいち全部訳注を見るわけではないので;
少しこころに残った作品を紹介します。
「狂人日記」
題名の通り狂人からの視点を描いたもの。周囲が人食いとし、自分も食われる恐怖を感じ、さらに自らも人食いをおかしてきたと自覚し絶望する。ふと、映画の「The sixth sense」を思い浮かべました。
「阿Q正伝」
中国の最下層の人物「阿Q」の話。当時の中国社会を描いている。
「故郷」
魯迅が北京に引っ越すときのことが題材となっているようです。高校の国語の教科書にあったのを思い出しました。整った作品でこの中では読みやすいもののひとつでした。
「あひるの喜劇」
それまでとは雰囲気が変わって、読みやすかったです。
ロシアの方が日本から追放され北京に住んでいた時に魯迅とともに住んでいたらしく、その時のことが題材になっています。6ページくらいの非常に短いもの。どこかせつない。
最初に自序が書いてありますが、小説を読んだ後にも自序を読むといいかなぁと思います。