西垣通のレビュー一覧

  • 角川インターネット講座6 ユーザーがつくる知のかたち 集合知の深化
    集合知について考える
    集合知はai?ia?
    脳ニューロンと類似構造がよく用いられる
    インターネットに「ユーザー」はいるのか、という話が、専門知と集合知の話題では、繰り返されることが多い
    情報の哲学(リテラシー)必要だ
    現実(社会)での、情報の摂取と表現のために
  • ネット社会の「正義」とは何か 集合知と新しい民主主義
    [集合知定理]
    集団誤差=平均個人誤差−分散値 p50

    生命体である人間は「オートポイエティック・システム(autopoietic system)」、機械であるコンピュータは「アロポイエティック・システム(allopoietic system)」というわけだ。p104
    (前者は「閉鎖系」で、後者は...続きを読む
  • 続 基礎情報学 : 「生命的組織」のために
    「基礎情報学」から4年経って出版された本。階層的自律システム(階層的オートポイエティックシステム)と呼ばれていたものは、HACSという新たな呼び方になった。そのHACSは、心的システム、社会システムを表すものだという認識だったが、生命体や神経システムなども表せるという新事実が明らかになり、非常に混乱...続きを読む
  • こころの情報学
    情報にまつわるさまざまな問題を包括的に扱う情報学という学問の立場から、人間の心について論じた本です。

    本書では、人間を単なる情報処理機械と考える立場が退けられ、みずから情報を創生するオートポイエーシス・システムとして捉えるべきだとされています。ただしそれは、歴史的に形成される自己循環的な閉鎖系であ...続きを読む
  • ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学
    3つの章に分かれていますが、とくに人間の心は、論理的な推論をおこなう機械として捉えることはできないということを解説している第2章が、興味深く読めました。といっても、すべてが理解できたわけではありませんが、自分なりにまとめると次のようになるかと思います。

    生物は、外部からの情報に反応する機械ではなく...続きを読む
  • 集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ
    原発事故発生時のネット書き込み(集合知)の正しさなどの実例あり。そして集合知が正しいための条件が説明されている。
  • 集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ
    「知とは何か」という問いかけは、決して、暇つぶしのペダンティックな質問などではない。むしろ、命がけの生の実践にかかわる問いかけなのだ。


    前書きの1文を見ただけで、購入して失敗したと実感
    小難しい単語を並べて、自己満足している学者チックな著者なのだと。案の定、本書は権威がありそうな他人の主張を参照...続きを読む
  • こころの情報学
    情報学者で東大教授、西垣通さんの著書。情報学的観点からオートボイエーシス、アフォーダンスといった理論を交え心を論じます。いろいろな学説を交え心を論じている点はおもしろいですがいまいち結論が見えにくいという印象。でも良い本でした。

    西垣通さんは日立の研究所でOSやネットワーク、データベースなどの性能...続きを読む
  • ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学
    読み途中。
    難易度としてはやや難しめ。
    ネットだけではなくその根底となる自己についてなどやや哲学的な話も。
    ジャンルが広いので参考になると思います
  • ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学
    私というリアルは、閉鎖系、自律的。他と有機的に交わる風なことができる、というのは身体感覚や器のような場所があるから。
    生きてるうちに情報学的転回というものがあるのかな、ソシュールは転回させようと思って構造主義を…?
    20Cのはじめと今。思うことは、ソクラテス強い。
  • 続 基礎情報学 : 「生命的組織」のために
    相変わらず難しいけれど、他に似た本に出会ったこともないくらい独特で刺激的な内容。情報という切り口から、生命や社会を考察している。前著では、生命活動のレベルで終わっていたのが、今回はもう一歩進んで社会システムまで階層的自律コミュニケーションシステムによって基礎付けられている。
    情報というと、ITをはじ...続きを読む
  • こころの情報学
    安い、たったの720円+税
    税込み表示してないとこから、ちょいと前の本だってわかる

    個人的には、タイトルは胡散臭い感じちょっとですが
    中身は値段以上のものを提供してくれます。
    「新書」という内容な事は忘れずに あくまで新書です

    情報という観点から、1900年代初頭あたりから現代までの ...続きを読む
  • こころの情報学
    インターネット多言語主義(マルチリンガリズム)とサイバースペース多言語主義はサイバースペースにおける(英語のみによる)単一言語主義(モノリンガリズム)に対抗する思考。
    しかし英語が出来ればそれで良い、と私は考える。
    あえて、他言語を習得するほうが時間の無駄。
  • こころの情報学
    基礎情報学の権威である東大の先生が書いている本です。
    基礎的な内容なんですが、少々難解です。
    アフォーダンスや人工知能など情報学の基礎を学ぶにはうってつけの内容だと思います。
  • ポスト産業資本主義における差異を生み出すもの 「顔」を見せることが価値を生む時代へ(インタビュー)