西垣通のレビュー一覧
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脳の仕組みだけじゃなくて、感情とか肉体までを考慮しないと、人間の行動モデルは作れない、という気付きがあった。企業情報システムの受託ビジネスは、真のIT産業じゃない、というような記述がどこかにあったが、同感。ただ、それ以外のビジネスが儲からなさ過ぎるのは何故か、という点も気になる。Posted by ブクログ
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テクノロジーの可能性を追いつつも、地に足つけようと思わされる(笑)。
論理的に考えていくと「人間とロボットの区別はつかなくなる!」と言える
ような気がしてしまうが、それでも残る違和感ていうのはあるからなあ。
それがなんなのかまだわかってないだけかもしれん。
以下この本の要点と思ったこと。
・人間は閉...続きを読むPosted by ブクログ -
オートポイエーシス理論を敷衍し、階層的自律コミュニケーションシステム(HACS)なる概念のもとに、情報学の基礎的・理論的な考察を行っている。
(階層的自律コミュニケーションシステムはオートポイエーシスの一種である。)Posted by ブクログ -
2019年 中公新書ラクレ
AIと倫理を考えるにあたり、それぞれを定義する必要がある。例えばAIであれば、推論プログラムを用いるもの、膨大な情報から瞬間的に抽出するもの、深層学習を行うもの、対話型プログラムを行うもの等々が存在する。
倫理は、功利主義、自由平等主義、自由至上主義、共同体主義等の観点が...続きを読むPosted by ブクログ -
こういう本は、連載の時にリアルタイムで読みたい。
とは言え毎日新聞の読者になる気もない。
デジタル庁に関しては、あまり期待してないと解釈した。
初代デジタル庁長官が、
NECをぶっつぶせ!
とわめいていたのをニュース映像で見た。
期待できないなと思った。
次の地元の選挙区では落選した。
比例区で生...続きを読むPosted by ブクログ -
デジタル社会の危うさを、新聞エッセーの再掲にてまとめたもの。最後に生成AIの汎用化の可能性について著書の総論がまとめられている。自分にはちょっと難しい内容だったかも知れない。Posted by ブクログ
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デジタル社会の現況と情報学を幅広に捉えた一冊。総花な感じで焦点がぼやけるか?
全5章から成り、1章は新型コロナ以後の日本の官民デジタル社会現況、2章はAIとメタバースの現況、3章は情報学のうち多様な主観性を重視する考え方の概論、4章は分断アメリカ社会、5章がまとめと提言の構成。
1・2・4章に新し...続きを読むPosted by ブクログ -
重鎮の視点とも言うべきだろうか。だいたい、おっしゃるような方向に進むんだろうけれども、感性が古臭くて守りに入っているような匂いが強いんだよね。Posted by ブクログ
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6年前の本だけど、そもそもこの分野に詳しくないから十分勉強できた。
著者は人文系の学問にも通暁していて、その視点からも現代の技術観を検討しているから、文系でもなんとかついていける。Posted by ブクログ -
シンギュラリティ仮説への批判。
最終章にすべてのエッセンス。
素朴実在論に立脚し得ない点は既に決着済。フレーム問題や記号接地問題は解決し得ない。相関主義哲学に基づけばシンギュラリティーはありえない。唯一の可能性は思弁的実在論によるものであろうが、その場合、現在喧伝されているような楽観的なシンギュラ...続きを読むPosted by ブクログ -
【ノート】
・西垣センセーの情報学のテキストは、難しそうな面構えの割に読みやすい印象があったので、本書も期待して読み始めたのだが、人間と人工知能との比較検討が乱雑。特に中盤から終盤にかけてはその印象が強い。
例えば。
芸術は過去にないものを創り出すものだが、人工知能は過去のパターンから持って...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読むと、人が工知能が仕事を奪われてしまうとか、
意識を持った人工知能によって支配されてしまうとかいう心配はしなくていいようだ。他の人工知能関連本ではずいぶん煽っていたようだが。これは喜ぶべきことなのか。Posted by ブクログ -
この人はITなどという言葉で呼ばれる前から
この業界にいる人ですが、正直、僕には全然合わない。
AIの知性というものに限界があるのだから、
万能であるかのように思ってはいけない、
という主張それ自体は受け入れましょう。
というよりも、それはむしろ当たり前なんです。
ただ、その主張をする時に
万能...続きを読むPosted by ブクログ -
昨今話題となっているシンギュラリティについて批判的な論を展開している。読み手の感想として切り口はあまり鋭くない。ただし、本書の最後にAIではなくIAという概念を用いて説明しているところでようやく著者に歩み寄ることができた。AIに仕事を奪われる未来ではなく、IA知能増幅のユーザーとして、高いスキルや知...続きを読むPosted by ブクログ
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人工知能から知識増幅、集合知へ。
の前向きな人工知能ビックデータ本。
ビックデータとは、機械学習の発展・ブレイクスルー、人間を超える?、自由プライバシーセキュリティ、集合知・協働・知識増幅。Posted by ブクログ -
2017.0304 シンギュラリティーなぞ起きない。人間と人工知能はまった別の存在で、人工知能が人間の知能を再現することはない。人工知能はいかに使うかが大切。Posted by ブクログ
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人工知能って何ができるものなのか、実際何をやっているものなのかを理解しておく必要がある。
ビッグデータの扱いについても同じで、統計ってものの正体はけっこう意外なものだったりする。ややこしいのは統計処理って真実とは違うものなのに、現実の現象を割と言い当てたりするってこと。
まさか技術的特異点に到達でき...続きを読むPosted by ブクログ