有吉弘行のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
著者は94年に「猿岩石」としてデビューし96年に「進め!電波少年」の貧乏ヒッチハイク旅行で火がつき帰国後大ブレイク。04年にコンビ解散。現在は毒舌ピン芸人として再ブレイクを果たしている。
猿岩石人気が終わり仕事がなくなってから7〜8年程月収ひと桁、給料ゼロで生きてきた著者。その間には何をやっても仕事は増えず、ずっと家に引きこもってノイローゼになりながらも生き残ってきた。
リストラや派遣切りや大企業でさえ倒産するのが珍しくないそんな世の中に対して本書は、夢や希望、明るい未来を期待している人達に現実を見せるということを趣旨としている。
自分に期待するより、ダメな人間だと思って生きたほうがよっ -
Posted by ブクログ
はじめに
第一章 マイナス評価をプラスに変える「人たらし」の方法
・あだ名の秘訣は「外見+内面」のアレンジ
・周囲を凍らせたら「お笑い」にすり替える
・核心を突きすぎると周囲は完全に凍り付く
・人が怒られているときはツッコミ厳禁
・怒っている人には「怒ってるでしょ?」と聞いてみる
・マイナスの印象を持たれている相手に取り入るには?
・あだ名は自分が発信源にならないことが基本
・相手を怒らせたら、とりあえず頭を下げておく
・僕がゴールデンタイムの番組に出すぎない理由
・無礼講のときこそ上の人を誉めちぎる
・昔のことで怒ってたら「まだ怒ってるよね?」で切り抜ける
第二章 確実に相手を「た -
-
-
Posted by ブクログ
デジタル版で読みました。読みやすいです。注釈にもすぐ飛べるし。
全6章のうち、
1章 マイナス評価をプラスに変える人たらしの方法
2章 確実に相手をたらし込む人付き合いの方法
3章 無駄なプライドを捨ててクズとして生きる方法
までは結構革新的かな。後半は少々だれてるというか後半はTIPS集的。
1章は、内面よく見て物事の核心に迫る突っ込みを、突っ込み損ねたら嘘でもいいので頭は下げとく、無礼講のときこそ上の人を褒めちぎるてな感じ。
2章は、コミュニケーションなんてフリだから無理して取らなくてもいい、上辺だけの関係で十分、でも外見とか先入観で決めつけてはダメ、相手を見てツッコミ体質かツ -
-
-
Posted by ブクログ
大ブレイクからの転落、その後、有吉弘行は視聴者のさらに後ろから見ているような客観的視点を獲得して戻ってきた。
そんな視点で世間を見た有吉のエッセイ集。
本人曰く世間のイメージを伝えているだけだと言う毒舌には、かなりの中毒性があり、テレビだけでは満足できずにこの本にも手が伸びていた。
あまり自分語りをしない有吉だが、この本では幼少期からのエピソード(ぼんくら話)を結構語っている。
だが、そんな中毒的期待で読んだからか、分量的に少し読みたりなさを感じてしまった。
その後の著作では、さらに抑制が効いた内容になっていくので、
芸人本としてはこれがいちばんらしいものかもしれない。