有吉弘行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は94年に「猿岩石」としてデビューし96年に「進め!電波少年」の貧乏ヒッチハイク旅行で火がつき帰国後大ブレイク。04年にコンビ解散。現在は毒舌ピン芸人として再ブレイクを果たしている。
猿岩石人気が終わり仕事がなくなってから7〜8年程月収ひと桁、給料ゼロで生きてきた著者。その間には何をやっても仕事は増えず、ずっと家に引きこもってノイローゼになりながらも生き残ってきた。
リストラや派遣切りや大企業でさえ倒産するのが珍しくないそんな世の中に対して本書は、夢や希望、明るい未来を期待している人達に現実を見せるということを趣旨としている。
自分に期待するより、ダメな人間だと思って生きたほうがよっぽど楽であり、著者によるどん底生活で得た貧乏経験をもとにそれが以下の5項目を中心に語られている。
①栄光からの転落の4の法則
②どん底生活11の法則
③地獄で発見11の法則
④プロ一発屋9の法則
⑤現代人へ贈る15の法則
ビジネス書で語られている定石のような話の逆を書いている天邪鬼本。
ポジティブ思考は×。
上向かず下向こう。
お金は天下のまわりものではなくいざというときに貯蓄!!
自分磨きで内面変えるなら整形しろ!!
等々。
私は有吉は芸人として好きである。
電波少年はご多分に漏れず夜中、楽しみに観ていたし、「猿岩石」の「白い雲のように」もCDは購入したし、その当時カラオケでも歌っていた。そして森脇パートではなく有吉パートを好んで歌っていた。
しかし、ここ7〜8年については世の中のみんなと同じく彼の存在は忘れ去っていた。その間にこのように苦労があったとは・・。それも笑い話には出来ないような壮絶なことも経験している。
その下積みがあったから・・努力があったから今の彼の再ブレイクがあるとはなかなか言えず、運と人の助けがそれが一番の要因であると思う。そして彼もそれはよくわかっている。
本書からは自分に当てはめて活用するという点では収穫は少ないが一つの読み物としてはおもしろく読むことができた。
本書を読み終えて、「ロッコツマニア」「坂本ちゃん」「なすび」「ドロンズ」等電波少年で売れた芸人たちの今が何故か気になってしまった。
毎日ゴハンが食べられる。
働くことができる職場がある。
それだけでありがたい・・。とちょっと違うかもしれないがそんなことも考えてしまう一冊であった。 -
Posted by ブクログ
はじめに
第一章 マイナス評価をプラスに変える「人たらし」の方法
・あだ名の秘訣は「外見+内面」のアレンジ
・周囲を凍らせたら「お笑い」にすり替える
・核心を突きすぎると周囲は完全に凍り付く
・人が怒られているときはツッコミ厳禁
・怒っている人には「怒ってるでしょ?」と聞いてみる
・マイナスの印象を持たれている相手に取り入るには?
・あだ名は自分が発信源にならないことが基本
・相手を怒らせたら、とりあえず頭を下げておく
・僕がゴールデンタイムの番組に出すぎない理由
・無礼講のときこそ上の人を誉めちぎる
・昔のことで怒ってたら「まだ怒ってるよね?」で切り抜ける
第二章 確実に相手を「たらし込む」人付き合いの方法
・コミュニケーションなんて必要ない
・DV女はなぜかいつもDV男と付き合う
・人付き合いは「そこそこ」の浅い関係がいい
・人付き合いの前に相手のタイプを見極める
・ツッコんでいい人、悪い人
・毒舌は回りくどい会話を省く手段
・共通の敵を作れば結束は強くなる
・知らない話題をツッコまれたときの対処法
・最初に相手を見極める作戦の意外な弱点
・自分がどう見られたいのかを見極める
第三章 無駄なプライドを捨てて「クズ」として生きる方法
・相手に合わせて自分を使い分ける
・ヨイショもウソも、つき通せば本当になる
・自分のタイプは人に決めてもらった方がいい
・人に奢ってもらえばストレスは溜まらない
・僕は最低の人間だからプライドはいらない
・揉み手で近づいてくるヤツにほ気をつけろ
・「自分はそこそこなんだ」と気づくことが大切
・プライドなんか持ってもロクなことにはならない
・成功者の本より身近なヤツのブログを読め
・クズにはクズなりの生き方がある
第四章 単純なヤツを使って自分の「株」を上げる方法
・自分のイイ話しは「言うなよ」と念を押して広める
・言葉には出さず目で行動を促す
・ヨイショは細かい情報を入れて持ち上げる
・人情家に効く「ヨイショ媚びへつらい情に訴える」作戦
・悩みを相談するならケツを持ってくれる人
・秘訣は答えの出ないような相談をすること
・相手を信用させるには預金通帳だって見せる
・誰かを使って間接的に相手を誉める
・相手に「かわいいヤツだな」と思わせる方法
・ウソを並べながらオイオイと泣いてみる
・仕事ができる相手には真っ向勝負で認めさせる
・相談を持ちかけて相手を喜ばせる
・相談されたら前半と後半で真逆のことを言う
第五章 上司・先輩・同期・後輩を上手に「転がす」方法
・目上の人を取り込むためのサシ飲みの効用
・悪口はいいけど、陰口は絶対にダメ
・芸人としては「実るほど頭を垂れない先輩」が好き
・後輩は将来的に役立ちそうなヤツとだけ打算で付き合う
・「優秀でかわいい後輩」は探す努力が必要
・後輩とは付かず離れずがちょうどいい
・自分の懐を痛めずに定期的にフォローする
・しっかり情報を集めて寄生先を見極める
・優秀な同期は先輩扱いして敬った方がいい
・ダメほどかわいい後輩には近づくな
・後輩は適当に付き合っとけば勝手によく解釈してくれる
・自分にとって邪魔な存在にのりそうな後輩は早めに潰す
第六章 苦手な相手を「小バカ」にして好感度を上げる方法
・苦手なタイプには質問に徹して完全服従
・相手の気持ちを掴む「聞き上手」になるテクニック
・答えがあることを質問して相手を気持ち良くさせる
・話を聞くフリだけでブスくらい簡単に抱ける
・どんな話しにも共感して聞き役に徹する
・相手を否定してから論破される高等テクニック
・心の中ではバカにしながら顔では上手に笑う
・ウソでもいいから相手の自尊心をくすぐる
・相手を否定したように見せかけて最終的に認める
・話を聞くフリは人間としての身だしなみ
・上手に含み笑いすれば相手は勝手に勘違いしてくれる
・相手の弱点を常に隠し球として持っておく
おわりに -
Posted by ブクログ
デジタル版で読みました。読みやすいです。注釈にもすぐ飛べるし。
全6章のうち、
1章 マイナス評価をプラスに変える人たらしの方法
2章 確実に相手をたらし込む人付き合いの方法
3章 無駄なプライドを捨ててクズとして生きる方法
までは結構革新的かな。後半は少々だれてるというか後半はTIPS集的。
1章は、内面よく見て物事の核心に迫る突っ込みを、突っ込み損ねたら嘘でもいいので頭は下げとく、無礼講のときこそ上の人を褒めちぎるてな感じ。
2章は、コミュニケーションなんてフリだから無理して取らなくてもいい、上辺だけの関係で十分、でも外見とか先入観で決めつけてはダメ、相手を見てツッコミ体質かツッコまれ体質かよく見て合わせる、自分なんてないから相手のイメージに合わせとくてな感じ。
3章は、すべて本当の自分、嘘もつき通せば本当になる、プライドなんか持ってもロクなことにならない、自分が最低の人間だと認めれば楽になれる、自分のタイプは人に決めてもらった方がいい、実はなんてことはどうでもいい、いつの間にか自分も騙せる、そこそこだと気づくことができたら、そこそこで生きる道がある、成功者の真似をしてもうまくいかない、クズにはクズなりの生き方があるてな感じ。
と書くと、3章が秀逸ということになりますね。
白い雲から墜落して悟ったのかと思いきや、有吉先生原点は幼少期にあるようです。
それなのに白い雲 に乗っちゃって逆に違和感があったようですね。
ドロンズとは真逆なのかも。
いずれにせよ、3章は読んで損はないです。 -
Posted by ブクログ
大ブレイクからの転落、その後、有吉弘行は視聴者のさらに後ろから見ているような客観的視点を獲得して戻ってきた。
そんな視点で世間を見た有吉のエッセイ集。
本人曰く世間のイメージを伝えているだけだと言う毒舌には、かなりの中毒性があり、テレビだけでは満足できずにこの本にも手が伸びていた。
あまり自分語りをしない有吉だが、この本では幼少期からのエピソード(ぼんくら話)を結構語っている。
だが、そんな中毒的期待で読んだからか、分量的に少し読みたりなさを感じてしまった。
その後の著作では、さらに抑制が効いた内容になっていくので、
芸人本としてはこれがいちばんらしいものかもしれない。