あらすじ
『猿岩石』でブームを巻き起こすも、あっという間に人気急落、どん底生活を味わうこととなったお笑い芸人・有吉弘行。本書は、人生の辛酸をなめた有吉だからこそわかる落ち目を生き抜く指南書です。100年に一度の不況と言われている今だからこそ誰にでも地獄はやってくる。そんなとき一体どうすればいいのか。
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有吉いいですねー!
毒舌キャラとして、再度TVに出てきた時は正直嫌いでした。なんて言うか、この書籍にも書かれていますがTV向きの顔つきではなかった気がします。毒舌を本気で言ってるのか本気で言ってないのかは分かりませんが、当時の有吉さんは全てが本気で言っているように聞こえてしまい何だか怖かったのを覚えています。けど現在、毒舌キャラも封印?したのかは分かりませんが、気づいたら有吉さんのファンになってました。顔つきが明らかに変わりましたよね。有吉さんは口では強く言う所ありますが、中身が凄く暖かい人なんではないかと思うようになりどんな体験をして来たのか知りたくこの書籍を読ませて頂きました。自分も1人の人間としてここ何年か悩んで生きてきましたが、この書籍のおかげで考え方を変えさせて頂きました。有吉サイコーイエーイ!!
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良い意味であけすけな本。有吉さんの処世術をあけすけ、かつ露骨に書かれていて、「なるほどな」「そう考えれば楽になれるか」と納得できるところが多々ありました。どん底で容赦なく現実と向き合い、壊れながら耐え抜いた人と感じました。
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芸人の人生ということでかなり振れ幅がある内容なので,一般化しづらい面もありますが,「あまり世の中に期待や希望は持ちすぎるな」というスタンスは共感を持てました。
ポジティブに上昇志向も大切だろうけど,「結局はそんなにうまくいかないよ」とどこかで思っておくことは大切だと思います。
有吉さんは『世の中結局は金』というスタンスではあるものの,どんどん使うというのではなく,”いざ”という時のために貯め続ける,というのは面白かった。
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読み始めた当初は芸人らしくネタで書いてるのかと思った。
読み進めるうちに本気でこの人書いてると気づいた。
ま、それもどこまでがマジなのか、はっきりとはわからないが。
彼のことをネガティブすぎると批判する人もいるだろう。
でも私は好きだ。
私自身の考えとよく合ってる。
ようは上昇志向のない人間だということ。
情けない。
でもピークが落ちても節約して4000万円残したんだから
一般人から見たら十分にやっていける金額だと思うんだけどなあ。
本に載ってる生活ぶりで100万円を切るのが不思議。
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「うーん面白い」
下を向け、小者に見せろなど、
一般的にはネガティブと言われ良くないこととされている。
しかしこれを読んでナルホドと違う考え方を突き付けられる。
個人的には「一億総芸人時代」や
「やりがいなんて金物屋のばばあの手芸品だ」が忘れられない。
有吉が好きでも嫌いでも関係ない。これは一読の価値あり。
お前なんかもう死んでいる
著者有吉のどん底時代と、そのときに学んだ処世術について書かれている。そこそこ面白かった。有吉のファンなら十分読む価値があると思う。
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またもや、有吉先生の本です。自伝ですねー
面白い!
一発屋という響きが好きです。
一発屋にプロ・アマチュアがあるんですねー笑
一発屋の奥深さを学びました笑
僕は、有吉が好きなので、すぐ読めました。
電車の中でも読んでいたこともあったのですが、
吹き出しそうになりました笑
いや、にやつきまくっていましたね笑
共感できる、できない、好き、嫌いとはっきりしている、
まさに有吉が書きたいことが書いてあります。
有吉のありのままが文章にでています。
どん底を味わったからこそ、このような文章が書けると思います。
Posted by ブクログ
著書と「怒り新党」辺りを観ると、
ツイッターが100万フォローを越えたのもわかる気がする。
人間性が滲み出てしまっている。
飾らない文章ほど書きにくいような。
それができるのが、強み。
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有吉節炸裂の一冊。この本を一言で言うと読者に向って「お前ごときが調子に乗るな。」ということが書いてあります。「自分磨きなんてしても意味がない。だったら整形しろ」など、ドギツイ内容が書いてあるので嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、自分の能力にあったことやらないと失敗するよ。失敗した時の保険はかけてあるか?ただ闇雲に突っ走ってないか?というメッセージが伝わります。「自分は二発屋じゃない」という言葉が自己分析出来ていて、結構為になりますよ。本当に。笑
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良い意味でのネガティブシンキング。
いつまでも今の会社で、今の給料がもらえるなんて誰も保証していない。わかっていることだけど、何も備えなんてしていない。それって当たり前だと思う。
でも、実体験でシゴトゼロを経験している著者は、いつも最悪のことを想定して、いろんな備えをしている、と。備え自体は、ちょっと共感できないけれど、そんな考え方もあるんだなあ、と勉強させて頂いた。
Posted by ブクログ
電波少年の猿岩石のヒッチハイク時代は知ってはいたが、あまり見ていた、という記憶がない。それよりも、今の有吉さんの方が、見ている、というような気がする。。いずれにしても、この本は、貯金7千万が、あっという間に底をつく、という有吉さん本人の体験談、芸能人のリアルな話が書かれております。お金の怖さがわかることと、お金がない時代にどのように考え、過ごしてきたか、そして、今、これからは。。この本で印象に残っているのは、芸能界の窓際族になりたい、と語っている有吉さん談。長く芸能界で働いていくための秘訣として、自分のポジションを考えている。その通りに、深夜番組など、アイドル達と進行役が有吉さんで。。という番組構成の元で、マイペースのような感じで出演している。だけど、今の有吉さんの毒舌ピン芸人は面白く、結構好きです。
Posted by ブクログ
メモ
自分が落ちるときに備えて金を貯める。
身の丈のいっこ下の生活をする。
プライドよりも金。
ハッキリ言って、努力しても無駄。
貯金残高は3桁を死守。
じいさんばあさんをつかって自身をつける
自分より下のレベルの人間と付き合うようになったら要注意。
月収30万あれば無敵
現状維持は難しい
まもりに入ってはだめ
貯金する
自分の収入は見せない。
よくいくみせでは愛想を良くする
自分を小物に見せて目立たないように生きる。
脇役で食っていく
周りに出来る人間を集める
嫌いなやつの前でもとりあえず笑っておけば大大丈夫
人を見極める努力をしろ
あいさつと天気の話だけで十分
下を見て生きたほうがいい
ポジティブなやつには「お前なんかもう死んでいる」
金を貯め残高みながら楽しい気分で死んでいける
Posted by ブクログ
この本の1番の見所はやはり"どん底時代"にある。人生一発逆転劇のような派手さはないが
どん底時代のエピソードは「恥ずかしくてバイトができない」「ホームレスとして再浮上することを選ぶ」「節約のため3日間の断食をした」などの生々しくリアルなエピソードがある。
「上昇志向を持ってはいけない」「下を見て生きる」などのかなり等身大な人生観が展開されおり、競争や見栄をはることに疲れた人たちへの救いともなる本なのではないかと思います。
後ろ向きすぎるほど等身大で倹約家で保守的な有吉弘行さんの"無理しない人生観"が学べます。
Posted by ブクログ
有吉のブレイクからどん底生活へと落ちていく様子が詳細に書かれていて赤裸々感が良かった。どれだけ収入が増えても生活レベルを変えなかったのは当時の若さにしてはとても堅実な判断だと思った。
慢心がないのはいい事でブレイクの状態か長く続くはずがないと冷静に判断出来ている所は見習いたい。
1日1万円もらえればそれで充分、それがやりがいになる。
自分に向いていないと仕事をやめてしまう人に向けたメッセージで自分に言われている気がしてハッとした
Posted by ブクログ
『お金を貯めたまま死ぬ』ことって結構良いことかも。今までは人生お金を使わなきゃもったいないって考えもあったけど、確かに2〜3千万位持ってたところで、いつなくなるかわからないし、守りは弱い。だったら最後の最後まで金貯めて安心しながら死ぬのも悪くないんじゃないかと思った!
Posted by ブクログ
転ばぬ先の杖が大事、みたいな、そういうこと書いて
それをストレートに受け取れない書き方かな。
本音のような、
重奏低音のように聞こえる「でも さ!」がにじみ出ているような。
有吉さんってかたをTVで見てなかったら、そうは思わないのかもだけど。
Posted by ブクログ
【有吉】人生のジェットコースターを経験した当事者が語る言葉には、実際に目の前で本人から直接言われているような錯覚すら覚えてしまう。とにかく圧倒されてしまう。今の時代を国民総芸人時代であると著者は断言しているが、その真意は芸人が経験していること、芸人が共通して思っていること、感じていることが社会で当たり前になっているということでもあるし、今まで芸人にしか求められてこなかったようなことが垣根を超えて国民一人一人が身につけなければならないスキルへと変貌していることを端的に表しているように思う。社会は不景気だとか、これから自分たちはどうなるのかをえんえんと深く考えるよりも、この「国民総芸人時代」が今の時代なんだと理解してしまうと、すとんと腑に落ちてしまう部分が多いことに気づくと思う。一度読んでみると気づかされることが多い一冊のように思う。
Posted by ブクログ
奇跡のカムバックを果たしたお笑い芸人、有吉さんの書籍。個人的にもマツコさんとやっている怒り新党という番組が好きで見てます。appstoreで85円!という破格の値段だったので購入。
一度ドン底を経験した人の言葉はグサグサ刺さってきます。本書では主に、売れなくなった時代にどういうことを考えて生活していたか、そこから導き出された処世術が余すところなく披露されています。
タイトルのお前なんかもう死んでいるというのは、自分に期待しないで、死んでいるぐらいの気持ちで生きて行きましょうということのようです。期待すると、思い通りにならない時の落差が耐えられないと。
ドン底をみると、やはり現実的になるのでしょうか。はっきり、夢より金と言っています。
それでもまだ自分は、夢を見たいし、金のために仕事はしたくないし、預金を0にして死にたいなと思ってしまいます。
それにしても面白い本でした。持論を証明するためにも、長く活躍してほしいと思います。
Posted by ブクログ
著者は94年に「猿岩石」としてデビューし96年に「進め!電波少年」の貧乏ヒッチハイク旅行で火がつき帰国後大ブレイク。04年にコンビ解散。現在は毒舌ピン芸人として再ブレイクを果たしている。
猿岩石人気が終わり仕事がなくなってから7〜8年程月収ひと桁、給料ゼロで生きてきた著者。その間には何をやっても仕事は増えず、ずっと家に引きこもってノイローゼになりながらも生き残ってきた。
リストラや派遣切りや大企業でさえ倒産するのが珍しくないそんな世の中に対して本書は、夢や希望、明るい未来を期待している人達に現実を見せるということを趣旨としている。
自分に期待するより、ダメな人間だと思って生きたほうがよっぽど楽であり、著者によるどん底生活で得た貧乏経験をもとにそれが以下の5項目を中心に語られている。
①栄光からの転落の4の法則
②どん底生活11の法則
③地獄で発見11の法則
④プロ一発屋9の法則
⑤現代人へ贈る15の法則
ビジネス書で語られている定石のような話の逆を書いている天邪鬼本。
ポジティブ思考は×。
上向かず下向こう。
お金は天下のまわりものではなくいざというときに貯蓄!!
自分磨きで内面変えるなら整形しろ!!
等々。
私は有吉は芸人として好きである。
電波少年はご多分に漏れず夜中、楽しみに観ていたし、「猿岩石」の「白い雲のように」もCDは購入したし、その当時カラオケでも歌っていた。そして森脇パートではなく有吉パートを好んで歌っていた。
しかし、ここ7〜8年については世の中のみんなと同じく彼の存在は忘れ去っていた。その間にこのように苦労があったとは・・。それも笑い話には出来ないような壮絶なことも経験している。
その下積みがあったから・・努力があったから今の彼の再ブレイクがあるとはなかなか言えず、運と人の助けがそれが一番の要因であると思う。そして彼もそれはよくわかっている。
本書からは自分に当てはめて活用するという点では収穫は少ないが一つの読み物としてはおもしろく読むことができた。
本書を読み終えて、「ロッコツマニア」「坂本ちゃん」「なすび」「ドロンズ」等電波少年で売れた芸人たちの今が何故か気になってしまった。
毎日ゴハンが食べられる。
働くことができる職場がある。
それだけでありがたい・・。とちょっと違うかもしれないがそんなことも考えてしまう一冊であった。
Posted by ブクログ
有吉すきなので読んでみた。すごい極端だし(ホームレスと芸人の二者択一とか)似たような主張の繰り返しが多いからもっとページ削れそう。ただ、このときの苦しさがあっていま売れてるんだなーと思うと素直に尊敬する。これしかないと思えることでごはんが食べられることってすごく幸せだと思う。わたしもそうなりたいし。
Posted by ブクログ
『嫌われない毒舌のすすめ』と趣旨は概ね同じように感じた。
こちらのほうが、お金のことをメインに語っている。
お金に限らず、持たざる者からの視点を明確にし、それに沿って一般的に良いとされるもの(例えば、ポジティブ思考等)を批判している。
成功した後には何でも言える。
そうかもしれない。
でも、そのように考えると著者も成功した人だから、この本の内容は持っている者からの視点となるのかもしれない。
Posted by ブクログ
iPhone版がセールだったので購入。書いてある内容は、本人の体験段をベースに構築された金銭感覚や人付き合い論などが最後まで書き綴られているが、深く読むと経営論にかぶる部分を多々感じた。
こうゆう考え方の人が増えれば、依存体質ばりばりの日本人でも個として図太く生き抜くことができるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
有吉先生のおっしゃる持論は基本的にどの本でも一貫してることがわかりました。
有吉先生が今ブレイクしてるんだから、こう思って人と接してる現代人て多いってことでしょうね。
Posted by ブクログ
いつ再び転落しても良いように常に考えている立ち居振る舞いは、多くの人に参考になりますよね。。ただ後進を育てるとかいう意識が皆無な人なので、こういうタイプの人が多数派の世の中になると、後は辛い。あくまでアウトロー気味のトリックスターな魅力と考えるべきか。
Posted by ブクログ
人生のバイオリズムの激しさではかなり上位にランクインされるであろう芸人、有吉。さすがに言葉には説得力があり、今現在の有吉の立ち位置のぶれなさがなるほどである。一発屋芸人のバイブル本になるだけでなく、サラリーマンやフリーターなどいろんな人に勇気と絶望を味わさせてくれる1冊であると思う。
Posted by ブクログ
生活基盤が崩れ、生きる意味を失いかけた時、もしかすると聖書のような効力を発揮してくれる。かも(笑)
天国と地獄の生活両方を味わった著者だからこそ、言葉のパンチ力は鋭い。