長沢樹のレビュー一覧

  • アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人

    Posted by ブクログ

    長沢樹『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』幻冬舎文庫。

    警察官の双子の兄に弟が協力するという面白い設定の警察小説。

    期待して読んだ『ダークナンバー』はイマイチだったが、本作はどうか。

    結果から言えば、またもハズレ。これで2連敗だ。政府主導の自動運転を巡る利権争いに警察幹部の不倫盗撮、ブラジル移民の不良グループと色々と詰め込んで、物語を複雑にしただけで、警視庁監察特捜班の本来の活躍が見られなかった。

    どうも、この作家とは相性が悪いようだ。

    警視庁捜査一課の堂安誠人は双子兄弟の兄で、弟の賢人は中学を卒業するとまともに働きもせずにネットの動画配信とアルバイトで暮らす。

    激務が

    0
    2023年06月03日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ


    警視庁分析捜査係と、メディア報道のダブル主人公。

    町田、相模原で起きた事件を機に、西東京へ広がり、別件だと思われていた埼玉での連続路上強盗致死傷事件に繋がる。
    あり得ないと思われたその事件をつなぐ線は。

    警察ものだけでなく、報道の要素が入ることで臨場感と疾走感が素晴らしい。特に物語後半は目を見張る。

    0
    2023年05月07日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    読みごたえのある重厚なサスペンス小説。なんだと思うんだけど、ノリ切れなかった…ここまで読み進めるのに苦労したのは久しぶり。なぜかと考えてみるに、主人公の二人に比べて脇を固める捜査員やテレビ局員の掘り下げがなさすぎて、登場人物が多いのも相まって誰が誰やら分からなくなってしまった事、で分からなくなったまま読み進めてもとくに支障なかった(笑)。
    あと地方住みの私には首都圏の事件を地図付きで詳細に記述されても臨場感は高まらない事。
    なんだ私の読解力が問題だったのか。終盤、事件の全容が見えてきてからの展開はすごく良かったのでちょっと残念。

    0
    2023年04月08日
  • クラックアウト

    Posted by ブクログ

    女性刑事がクールで素敵。人物関係や人物たちの言動の意図がぜんぜんわからなくなって挫折。こういうの読み慣れないからだろうか?

    0
    2023年03月26日
  • クラックアウト

    Posted by ブクログ

    記者が主人公に池袋を舞台とする大沢在昌ばりの暗黒ものかと思えば、実態は秩序を守るために働く殺し屋で、対立する謎の勢力に送り込まれたさらに凄腕の殺し屋との死闘を繰り広げる。

    とにかく人が死ぬ。が、陰惨な印象はない。

    主人公を追う女刑事と最後の一度だけ協力関係となるが、女刑事の性格からすれば、主人公を見逃さない展開もあったのではないだろうか。

    0
    2023年03月23日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    報道✖️警察
    大胆で綿密な計画の事件にしては真の狙いがありきたり??
    常に緊迫した雰囲気でが物語が進むようで進まず話を忘れがちで難しかった

    0
    2023年03月06日
  • イン・ザ・ダスト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    警察の渡瀬敦子&TV局の土方玲衣コンビ第2弾。
    もう少し短めにまとめられたらと思うけど。。。
    登場人物がやたら多い割に読みやすかった。

    作品紹介・あらすじ
    轢死事件を追う警視庁分析捜査三係の渡瀬敦子と、過去の爆破テロ映像を調査する東都放送報道局の土方玲衣の運命が再び交差する!

    0
    2023年02月02日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    学園モノにおいて心理描写を描くことは必須で、ミステリとなるとそのうえで魅力的な謎が必要になる。今も昔も変わらないセオリーにおいて、変化をつけないと目に止まらなくなってしまっている。ラスト近くにこれまで信じていたことがグニャと曲がる感覚は当時としては斬新だったろうなぁ。

    0
    2022年11月01日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    まったくノーマークだったけど、どこかの書評(朝日か日経夕刊)で気になって読んでみた。凡百の国産警察物とは一線を画す緻密な犯罪構想と、魅力的なキャラクター(特に報道関係者の会話が素晴らしい)。
    ただし後半になると物語のスローな進み方がちょっとだるくなってくる。途中でスピードアップして、一旦真相に近づいても良かったのでは。もしくは、ここまで大風呂敷の物語にする必要なかったのでは。
    いずれにしろ続きがあると知れば読みたくなるな。
    3.6

    0
    2022年06月08日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    背景のテーマが非常に興味がそそられるものだったが、作中であまり掘り下げられず、サスペンスの型にハマりすぎているような印象。捜査の描写は具体的でとても引き込まれる。

    0
    2021年05月27日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    東京で連続放火殺人事件が発生。警視庁分析捜査係の渡瀬敦子はプロファイリングを元に捜査するが、犯行予測を外してしまう。一方、東都放送の土方玲衣は、同級生の敦子を番組で特集しようと企てる。より注目を集めるため、同時期に起きた埼玉の連続路上強盗致死傷事件を調べた玲衣は、二つの凶悪犯罪を結ぶ“あり得ない線”に気づく。協力し始めた二人が執念の捜査で辿り着いた「存在しない犯人」とは。

    0
    2020年10月15日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    以前の横溝正史ミステリ大賞受賞作。後半になって急に設定が変わっちゃったかのような錯覚に陥った。ずるいって言っちゃう自分が卑怯なのか?決めつけて読んでた自分が作者の術中にハマったってことなんだろうね。高校生の大人と子供の狭間の心理描写が良かった。

    0
    2020年09月28日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    4年ぶりに再読。
    ストーリーは忘れてたけど仕組みは何となく覚えてたので1回目のあの衝撃はなかった。面白いけど再読向きではないかも。神経質な問題を上手く取り入れた青春ミステリ小説。

    0
    2020年07月31日
  • 武蔵野アンダーワールド・セブン―意地悪な幽霊―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1作目から遡っている。
    多重人格のことかわかっているから良いのだが、颯平くんがいずれ死んでしまうこともわかっているのでせつない気持ちで読んだ。
    でも死ななかったけど。
    シリーズにまだ続きがあるのだろうか?
    理代子さんはすごい人だ。1人の母親としてある意味尊敬する。

    0
    2020年09月26日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    青春だね。なんか色々あったな高校時代って。
    最後の方まで騙されてました。
    おもろーですよ。
    伏線回収したいけど、ちょっと足踏み。そのうちまた読むかは微妙

    0
    2019年10月02日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    男女バスケ部を中心に青春ドラマと、事件が起こりそれを解決へと導く2人の主人公を描いた青春学園ミステリー。



    感想を先に書くと、あまりに現実離れし過ぎて、またここまでミスリードというか性的マイノリティーに拘らなくてもいいのではという感じで、そこがもう少し違っていれば面白い話だったのに。


    屋上から落ちた少女が消えた。
    それが一番の謎なのだが、案外あっさりしたトリックであるが、男と思っていた人物が女であったり、女であると思っていた人物が男であったりと、ややこしい上に、女として生きてきたのに本来は男であり、これから体が変化し男になっていくというものまでありかなりやりすぎ感が強い。

    マユってい

    0
    2019年09月04日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    帯に『予測不可能なトリックとラストに驚愕の声』と書いてあったから、どんなトリックが仕掛けられているか予測しながら読んだため、そのトリックが分かったからといって驚きはしなかった。期待以上ではなかった。ただ、椎名だけではなく、樋口もか!という驚きはあった。

    0
    2019年05月28日
  • リップステイン

    Posted by ブクログ

    今までの長沢作品とは少し違う感じ。

    悪意のある者を狩る能力のある少女との出会いで、映像関係の専門学校に通うぼっち少年の夏制作が動きだす。

    青春本格?ミステリ?な話である。

    0
    2018年05月26日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    トリックのアイデアは嫌いじゃない
    冒頭のシーンとか
    「なんなん!このチャラい主人公は!」
    とか思ってたけど…最後まで読めた。
    難しい問題も扱っていて、ただのミステリー以外の面もあってよかった。
    むしろ続編とかどうなるんだろう?
    この大ネタはもう使えないし。どうすんの!?

    0
    2018年03月18日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2011年度、第31回横溝正史ミステリ大賞受賞。最後に性別で驚かすって不要な気がするが・・・樋口真由はシリーズ化されていて、人気の理由はその不思議なキャラクターにあるのだからしょうがないかなよね

    0
    2017年12月31日