長沢樹のレビュー一覧

  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    都内で放火、埼玉でひったくり。
    それぞれで死者が出る凶悪事件だが、その日程の符合に気が付いた敦子と玲衣。浅からぬ因縁の二人がそれぞれの組織を巻き込んでの活躍。
    敦子は警察組織、玲衣はTV局、それぞれに理解者を得ながら苦闘する二人。
    思いも掛けない背景を炙り出すと共に二人の過去も明らかになる。
    ところどころに地図が挿入されいて、逃走経路の説明が分かり易い。登場人物が多くて名前を巻頭の人物紹介ページで確認するが、まあこれは仕方が無い。
    スラスラと一気に読めなかったが楽しめた。
    多い登場人物のそれぞれのキャラも立ってた。
    シリーズの次作も有る様なので読んでみたい。

    作品紹介・あらすじ
    関東を震撼さ

    0
    2023年01月04日
  • 龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ

    Posted by ブクログ

    メインプロットに、幾つものサブプロットが絡んで錯綜するのはハードボイルドのお約束のようなものだが、これは短編集。個々の作の入り組み具合には、さすがに感心する。どれも人物描写とかで、少し厚みを増してやれば、長編が書けるだろう。お買い得とも言えるが、作者さんは大丈夫なんだろうか。それから、美質としてキャラクターが魅力的。殊に女性キャラクターの型にはまらない感じは特にいいと思う。

    0
    2022年07月07日
  • イン・ザ・ダスト

    Posted by ブクログ

    警視庁分析捜査係の渡瀬敦子は男性の轢死事件を追っていた。男は生きたまま線路に横たえられて轢かれたという。一方、東都放送報道局で働く土方玲衣は過去の地下鉄駅爆破テロ映像を入手するが、不自然な改竄の跡を発見。さらに番組編集中に見つけた動画が敦子の扱う列車殺人と奇妙な繋がりをみせ……塵のように積もるいくつもの事件から二人が辿り着いた恐るべき真相とは?

    0
    2022年04月27日
  • 冬空トランス

    Posted by ブクログ

    単行本未掲載の話があったので再読。
    2回目だけど面白く読めた。
    まだ続くの?もう時間空いてるけど。
    2回目だと樋口真由存在感ないような気がする。

    0
    2022年01月30日
  • イン・ザ・ダスト

    Posted by ブクログ

     ダブルヒロインのキャラクターは、対比的でもしかしたら少し類型的な分かりやすさ。
     分量は、今の3分の2くらいの方が好みかもしれない。
     でも、とても楽しめた。

    0
    2021年07月18日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あ、そっちも?

    って感じ。

    真由=宮本佳林
    康=加賀楓

    に脳内変換して読んでたので
    どっちにしろ全くもって違和感なしw

    0
    2021年06月18日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    初見で最後まで読むとウワーッとなるタイプの本だがその分二回目以降は記憶をなくして読まないと面白みが薄れる
    高校生の時読んで衝撃が走り、数年後の今日にまた読み返したがやはり康と真由については前知識無しに読み進めていく中の自分の感覚を信じて読んだ方がおもしろいかなと思うマジでネタバレは見ないで読むべき
    単純に表紙が綺麗
    あと長いこと青春グラデーションだとタイトルを勘違いしていてすまなかった

    0
    2021年04月06日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前、ジェンダーをテーマにした職場研修で見た映像があった。名前と肩書きだけ出てくる人物を男性だと思ったか女性だと思ったか話し合うというもので、受講者にジェンダーバイアスに気づかせるような内容だった。
    わたしにとっては、この小説はまさにそれだった。
    登場人物が「男子」なのか「女子」なのかが周到に隠されていて、それが謎解きの鍵になっている。
    考えてみると、事件らしい事件はあるようなないようななので、ひょっとすると大事なのは先に書いたような読み手の側の思い込みやジェンダーバイアスを試す、みたいなことなのだろうか。
    違うかもしれないけど。

    この本は吉野朔実さんの『悪魔が本とやってくる悪魔が本とやって

    0
    2021年03月14日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    結構長い話なんですが、中だるみがなく最後まで緊張感を保っている。事件の全容が見え始めるあたりからは一気に読めます。
    主人公を警察サイドのプロファイラーとテレビ局の事件屋の2人にしているところが構成の妙です。面白かった。

    0
    2021年03月13日
  • 龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ

    Posted by ブクログ

    元敏腕刑事の遊佐龍太が営む探偵事務所「ドラゴン・リサーチ」。そこは、遊佐の腕を頼って警察の手に余るような厄介な依頼が持ち込まれる、特殊な探偵事務所だった。ヤクザに追われる美人AV監督の護衛、かつての極左過激派の”女神”をつけ狙うストーカーの正体の調査……奇妙な依頼の背後に見え隠れする事件の影を追って、今日も遊佐は、依頼者兼相棒の少女たちや3人の元妻らと奔走する!

    軽いタッチだが、十分にハードボイルド。拾い物でした。シリーズ化されるのかな?

    0
    2021年02月11日
  • イン・ザ・ダスト

    Posted by ブクログ

    警視庁分析捜査係の渡瀬敦子は男性の轢死事件を追っていた。男は生きたまま線路に横たえられて轢かれたという。一方、東都放送報道局で働く土方玲衣は過去の地下鉄駅爆破テロ映像を入手するが、不自然な改竄の跡を発見。さらに番組編集中に見つけた動画が敦子の扱う列車殺人と奇妙な繋がりをみせ……塵のように積もるいくつもの事件から二人が辿り着いた恐るべき真相とは? 迫真の報道×警察小説『ダークナンバー』続篇。

    今回は土地勘があるエリアが部分的ではあるが登場していたので、実に読み応えがあった。

    0
    2021年02月02日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    なんとも不思議な感じがする作品。

    刑事と記者が幼馴染で、互いに協力して事件を解決していく・・・と言ったら、なんとなくありそうな話にも思えるんですが、事件解決の手法に難題が???

    刑事は、警視庁捜査支援分析センター(SSBC)の係長警部で、プロファイラー。そのプロファイリング技術を駆使して、次の事件をある意味し向けるんですよねぇ。見えないおとり捜査とでも言うのでしょうか?その過程で、記者も、記者の領域を踏み越えて幼馴染の警部とタッグを組んでいるという。なんとも不思議な感じです。

    SSBCの警部は、アラサーの美貌の女性という設定。美貌の警察官というと、姫川玲子を思い出しますが、彼女とも違う感

    0
    2021年01月28日
  • 龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ

    Posted by ブクログ

    短編の事件の関係者を数珠繋ぎにして、最後に派手な結末を迎える元刑事の探偵物語。
    登場人物が多く、それぞれの思惑だったりが絡み合うところが事件の背景や解決に結びついていくので、じっくり読み進めないと混乱する、、、したのでメモとりながら再読しました。汗

    続編も期待できるのではないでしょうか。

    0
    2020年11月12日
  • 龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    樋口真由シリーズとは趣は違うが、組み立ては緻密、でもそんなに頭を抱えるようなことも無く愉しめる分かりやすい設定。連作としても、うまく締めくくられる。

    0
    2020年06月27日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    マスコミ、そして警察。臨場感が凄い。どちらの業界も実際のところは知らないが。

    連続してひったくりと連続放火事件。それぞれ場所も異なるがどこに繋がりが?
    そして、その目的は?

    読み応え十分でした。
    このちょっと変わった相棒.続編も楽しみである。

    0
    2020年04月29日
  • ダークナンバー

    Posted by ブクログ

    東京で連続放火殺人事件が発生。警視庁分析捜査係の警部・渡瀬敦子(わたせ・あつこ)はプロファイリングを元に捜査を進めるが、犯行予測を外してしまう。一方、東都放送の土方玲衣は、記者復帰を目指して、元同級生の敦子を番組で特集しようと企てる。より注目を集める構成にするため、同時期に起きていた埼玉の連続路上強盗致死傷事件を調べた玲衣は、二つの凶悪犯罪を結ぶ「あり得ない線」に気づく。次第に協力しはじめた二人が執念の捜査で辿り着いた「存在しない犯人(ダークナンバー)」とは?

    初めて読む作家の作品。舞台となる土地の描写が細かく、それだけで読ませる。犯罪そのものは、ウームというところ。

    0
    2020年02月02日
  • 武蔵野アンダーワールド・セブン―意地悪な幽霊―

    Posted by ブクログ

    階段転落事件を解決するお話。
    今回は風野颯平視点で、前回隠されていた神子都の能力を存分に使ってる感じが見えました。
    で、キャラ達がきゃっきゃっしているのが割と楽しい。
    なんとなく神子都はお嬢様ハーフアップのイメージだったけど、ツインテールなのかー。

    0
    2018年11月14日
  • リップステイン

    Posted by ブクログ

    面白くて一気に読んでしまった!
    ちょっと宮部みゆきの「悲嘆の門」と思い出す感じだけど、それでも面白く止まらなかった。
    和砂のあっけらかんとした感じと、水瀬の腐ったような生ぬるい感じの対比が良く、最終的な犯人もそうきたか!と。
    水瀬が気持ち悪くて吐き気がしたけど、それもミスリードさせる要素だと思うと納得。

    0
    2018年04月17日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーん、面白かったと思う。うーん、というのは名前のずるさ、と性的マイノリティの多さかな。
    でもいい感じで騙してくれたし、展開も嫌いではなかった。ただヒカル君は何者、何を狙ってるのか分からなかった。

    0
    2017年11月13日
  • 消失グラデーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一見、青春系なのだが突然生々しい話に。
    キャラクターが魅力的な小説だった。

    表現がうまく出来ないが、途中で感じた違和感の正体がわかり、話の全貌が見えてきた時、今まで積み上げてきたストーリーがガラッと変わるのではなく、実はそれぞれのキャラクターがもっと悩み傷つきながら行きていたということが分かる、一個上のステージに行く感じが凄い。
    血が出ます、オールハッピーではないです、でも最後まで読むとやっぱり青春小説でした。

    0
    2017年09月28日