長沢樹のレビュー一覧

  • イン・ザ・ダスト
    シリーズ2作目ですが、1作目に負けず劣らず面白かった。展開も面白いしスピード感もある。571ページもある長いお話ですが、長さを感じないくらい没入できました。
    このシリーズ映画化しないかなぁ。
  • イン・ザ・ダスト
    ダークナンバーから続く、テレビディレクター土方玲衣と分析捜査官渡瀬敦子の活躍。
    ダークナンバーには、敦子が学生時代のいじめを受けた加害者に仕掛けた仕打ちの記載があり、彼女の捜査官としての今のベースになっているので、未読の方はダークナンバーからの連読を勧めたい。
    筆者は映像の仕事をしていたからか、文章...続きを読む
  • イン・ザ・ダスト
    警視庁刑事部捜査支援分析センターの渡瀬敦子さんと、報道番組の企画統括デスクの土方玲衣さんのコンビの活躍がまた読める嬉しさ一杯で本書を手にとった。前作の『ダークナンバー』が面白かったので、またこのコンビに会えることを願っていた。
    これからも、二人の活躍を描いてほしいと著者にお願いしたい。

    本書も、犯...続きを読む
  • ダークナンバー
    分析捜査官という立場の主人公が、旧友のジャーナリストとともに巧妙に偽装された殺人事件の真相に迫るサスペンス。冷静な分析で、犯人像に迫る主人公捜査官。この主人公の持つ影の部分が物語に深みを与えている。終盤明らかになる事件の背景は、リアルの世界が抱える社会問題ともリンクしている。またパートナーとして登場...続きを読む
  • ダークナンバー
    警察の分析官と放送局の元記者がお互いのプロフェッショナルに徹した仕事をすることで、お互いを補完しつつ犯人を追い詰めていく。
    このコンビの活躍をこれからも読みたいと思った。
    一気読み小説
  • 夏服パースペクティヴ
    トリックがイメージしにくいけどとても面白く読めた。
    キャラの設定なんだろう。
    あと、確かに学生有栖川有栖っぽい。
  • 冬空トランス
     シリーズ三作目の連作短編集。長編のような大掛かりな事件とトリックが描かれない分、分かりやすく、また長沢さんが得意とする危うさを孕んだ繊細さが前に出ていた印象。とても好きな作品です。
  • 夏服パースペクティヴ
    前作同様驚かされました。ミステリの純度も上がっている印象です。ミステリで感じてしまう作者のご都合主義の役割を持つ探偵役(犯人役)は緻密に描かれているキャラクターで解消しているようにも思います、前半から後半に掛けてある種のカタルシスを感じました(言葉が合っているか分かりませんが)。いわゆる世界が開けた...続きを読む
  • 消失グラデーション
    すごかったです。後半はもう続きが読みたくてしょうがなかったです。
    本格ミステリーすぎてこれ高校が舞台でいいのかなって感じでしたが…
    ミステリー好きとしては、読めてよかったと思います。ラストはかなり衝撃でした。
  • 消失グラデーション
    会話中の違和感、終盤で判明。
    復数人の設定に頭の中を整理するのに混乱。
    事が起こるまでは長いが、その後はテンボも良くイッキ読み。
    再読する価値あるかも。
  • アンリバーシブル 警視庁監察特捜班  堂安誠人
     双子を、スタートにした非現実的な設定ではあるけれど、刑事物としてのレベルはそんなに低くはない。
     地方経済の疲弊という問題が背景にもあり。
  • クラックアウト
    129なんか大沢在昌と長浦京の作品を読んでるようで爽快感があるね。まあ人が死にすぎるけど。若気の至りが生きるための殺し屋とはちょっと飛躍が過ぎるけどね。
  • ダークナンバー
    面白かった、一気読みした。
    最後の解説でシリーズ化してることがわかった。
    なんとなくそんな気もしたけれど、ほんとにしてしてるとは…
    一番消化不良だったのが、渡瀬敦子と土方玲衣の関係と…その土方玲衣の野望。なんかしっくりこないというかまだすべてを明らかにしていないような印象。シリーズ化するみたいなので...続きを読む
  • クラックアウト
    中国系反社組織と対立するヤクザ、そして警察のバランスを保つために裏で動いている存在があった。しかし反社組織の会長が死に瀕し、そして都市伝説ともいわれる暗殺者「送死人」がとある女優を殺害した後、危ういバランスが急に崩れ始める。またしても血を血で洗う抗争が起こってしまうのか、そして混乱を引き起こそうとし...続きを読む
  • 月夜に溺れる
    この人の初期の青春ミステリー苦手なんですが、こね作品は良かった。
    刑事ものだけど、違う視点からやっていく。
    良かった。
  • 夏服パースペクティヴ
    ものすごく気合れて色々考えられた感が伝わる。ジャンルはミステリーなんだろうが、一人ひとりのキャラクター設定も深いものがある。
  • 龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ
    探偵モノとしてそれほど珍しい設定ではないと思うが、作者の個性も出ていて小気味よく読めたと思う。その気になればシリーズにもできると思うがどうだろう。
  • ダークナンバー
    都内で放火、埼玉でひったくり。
    それぞれで死者が出る凶悪事件だが、その日程の符合に気が付いた敦子と玲衣。浅からぬ因縁の二人がそれぞれの組織を巻き込んでの活躍。
    敦子は警察組織、玲衣はTV局、それぞれに理解者を得ながら苦闘する二人。
    思いも掛けない背景を炙り出すと共に二人の過去も明らかになる。
    ところ...続きを読む
  • 龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ
    メインプロットに、幾つものサブプロットが絡んで錯綜するのはハードボイルドのお約束のようなものだが、これは短編集。個々の作の入り組み具合には、さすがに感心する。どれも人物描写とかで、少し厚みを増してやれば、長編が書けるだろう。お買い得とも言えるが、作者さんは大丈夫なんだろうか。それから、美質としてキャ...続きを読む
  • イン・ザ・ダスト
    警視庁分析捜査係の渡瀬敦子は男性の轢死事件を追っていた。男は生きたまま線路に横たえられて轢かれたという。一方、東都放送報道局で働く土方玲衣は過去の地下鉄駅爆破テロ映像を入手するが、不自然な改竄の跡を発見。さらに番組編集中に見つけた動画が敦子の扱う列車殺人と奇妙な繋がりをみせ……塵のように積もるいくつ...続きを読む