柿原日出子のレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
ギリシア人大富豪ヒーローとイギリス人ヒロイン物語。
別居して三年経ち、離婚のために再会した二人が結局元の鞘に収まる。この手の話しにありがちな離婚するつもりだったけど、会ってみたらまた情熱に火がついて、というもの。ただ健気で控えめなヒロインではなく、しっかりと自立し自分の考えを持っているヒロイン。別居中も裕福ではないものの、きちんと仕事をして、それなりの生活をしている。またギリシア語も理解できるようになっている。
互いの擦れ違いの原因は周囲の無理解とヒーローの多忙、そしてヒロインの孤独感。駄目を押されたのが流産と策略。まあ、再開して、問題を理解し合って、情熱を交わせば、それで無問題。 -
Posted by ブクログ
最近亡くなった父は、投資の失敗から多額の借金を残し、残された母とエマは、住んでいる家や家財を売らなければならないと聞かされた。結婚を考えていた男性はがらりと態度を変えエマから去っていった。エマは母と、別荘代わりの使ってきた避暑地の小さな家に移り住む。パートタイムの仕事を見つけ、ゆとりはなくともそこそこの生活を送るめどは付いたけど、贅沢の馴れた母は、質素な暮らしに適応できない。エマの密かな心の支えは、診療所のオランダ人医師ドクター・ヴァンダイクだった。やがて、季節が移り、エマは仕事を失った上、母の気まぐれから家を出なければならなくなった。深い絶望のとらわれたとき、ドクターから魅力的な提案が・・・
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ネタバレ 購入済み
王道ストーリー
ハーレクインらしい、よくも悪くも王道ストーリーだと思います。
片脚をなくしたことを隠したままモデルをするという設定は、現実味はなくてもハラハラする部分があり楽しめました。
ただ、ヒーローが中途半端な感じがしました。
弟・妹(双子)や両親の存在感が、設定のわりには薄く…
泣けるところもあったので、☆4にしようか迷いました。
3.5ってところかなぁ。 -
購入済み
つまんなくはない。
ヒーローの亡妻に関する描写が散漫で曖昧で実像はさっぱりわからない。もちろん、語る人間によって印象は様々なのは承知してるけどこの話のテーマではないようだし単にブレてるとしか思えなかった。更に終盤にヒロイン妹が聞いた話として喋ってるけど誰に聞いたのか。詳しすぎてヒーローから聞いたとしか思えないけど、あまりにアクドイ女で、それで亡妻そっくりの代理母を求めるっていうのは不自然過ぎる。うーん???と首を捻る話。
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購入済み
ん〜(−_−;)
考え過ぎのヒーローと、普通のヒロイン。
ヒロインが27才にしては幼い気がします。
読み終わって、弟はどうした?と作者に聞きたい。書いている途中で存在を忘れてしまった感じ。
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購入済み
☆3
ヒロインは継母の言う通り少し??って思う。だって、これだけ嫌がらせされて今まで家を出ようと思っていなかったし、父は健在でなのに、なにも手立てをしなかった。ヒーローと出会わなかったらどうしたのだろう?
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Posted by ブクログ
ネタバレアラブのプリンス、シーク・ハッサンは、6年前にイギリス人女性、リオーナと結婚しましたが、彼女は1年前、跡継ぎ(子供)ができないことを気に病んだ末に、実家に帰ってしまっていました。
そんな彼女が隣国の陰謀により誘拐されるかもしれないとの情報を入手した彼は、自分が先に彼女を誘拐しようと行動を起こします。
彼女さえいればいいと断言するハッサンと、跡継ぎが埋めないからと身を引こうとするリオーナ。お互いに愛し合っているからこそ、意見が対立してしまうところが悲しいなぁと感じました。
でも、ハッサンがリオーナに、愛情を示し続ける姿には、ちょっと感動。
欲を言えば、もう少し本にボリュームがあれば良かったな。