安本隆晴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2024/02/08読破
一言:会計の視点から考えるビジネス戦略
感想
中小企業の事務長としての観点と、投資を行う観点の2つから読みましたが、非常に分かりやすく、実益となる情報が溢れてました。特に導入編としてはいいと思います。実際の情報から活用方法まで分かりやすかったです。
下記は印象に残った点
p57
投資観点
「投資金額の総額」というのは、総資産をPLの当期利益で割ると投資対効果をチェックすることができる
p144
損益分岐点を求める方法
p159
会議費の人件費を算出してみること
p172 ⭐︎
会議の目的は、「正論・反論・合意」のプロセスを踏むことで「行動」に起こすこと
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Posted by ブクログ
数字と向き合うことを多くの人が避ける傾向がある。「数字に弱い」、「見方が分からない」、「面倒くさい」、「現実を受け入れたくない」など理由は様々だが、会計数字がその会社の実態を忠実に表しているとしたら、私たちは見て見ぬふりをすべきではないだろう。
数字はその企業の健康状態を示し、問題点を提起し、目標になり、到達するまでのマイルストーンになる。そしてその数字は、今や誰もが簡単に手に入れることができる。経営者や経理部門だけが関わればいい時代ではなくなったのだ。
著書はユニクロ、アスクル、カクヤスなど、近年急成長を遂げた企業を支えてきた著者が、初心者にもわかりやすく会計数字を紐解いている。
内容は「棚 -
Posted by ブクログ
内部監査の今後を考えるうえで、気になった会社のひとつ、ファストリ。そんな矢先にこの本をいつものうどん屋の隣の本屋(大崎ThinkPark)でめっけました。
ベーシックな会社管理(債権債務管理、棚卸資産管理、予算管理など)も含め、管理部門が会社の成長に貢献するための「数字」の使い方がわかりやすく解説されてます。
ユニクロ含む上場準備コンサルで得た経験もふんだんに織り込まれていると思われ、いわゆる準拠性監査にとどまっているところからの脱却をする際の目線を養うのにも最適な本のひとつ。
数値での事例も多いし、チェックリスト的にも監査用にまとめられそうです。
以前インタビューした会社の監査室長さん -
Posted by ブクログ
会社業務と経理のつながりをほんとうに理解していないと記せない経理実務本だと思います。
経理マン数十年の身には、経理内容は基本ですが、あらためて考えさせられることもあります、いい書です。
気になる内容
172 適正在庫量を検討する際には、「正」論、「反」論、「合」意という、「正・反・合」のプロセスが大事であり、議論に参加して人全員が議論を聞き、理解し納得感を得れれば、人は納得すると行動は早いものだ。
191 PLの各項目の数値を社員数で割ったものをKPIに設定するという提案
193 宅急便のサービスレベルを数値として把握できないかと考え、翌日配達未達数量を発地と着地をマトリックスとしてつく