【感想・ネタバレ】ユニクロ監査役が書いた 伸びる会社をつくる起業の教科書のレビュー

あらすじ

ユニクロやアスクル、UBICなど、多くの企業の躍進を支えてきた著者が、起業の心得からビジネスプラン、資金繰り、人材採用、成長加速法、上場準備まで、伸びる会社をつくるための知見とノウハウをわかりやすく伝授する。特別対談「ユニクロ柳井正社長、自らの起業を語る」を第1章に収録。

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Posted by ブクログ

起業に関連する様々なテーマについて、丁寧に解説したまさに起業の教科書。
著者のユニクロでの経験に加え、国内外での多くの企業事例を引用しながら、起業に伴う様々な課題について分かりやすく説明している。

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2014年04月21日

Posted by ブクログ

冒頭の柳井さんとの会談から始まり、終始起業家の目線で書かれている。

前著『強い会社をつくる会計の教科書』が実務面の教科書なら本書は起業の精神面の教科書。ユニクロ/アスクル/UBICで監査役という客観的な立場であった安本さんならではの、「成長業の壁」を冷静沈着に分析し解説している。特に資金繰りや調達は、疎かにする起業家も多いため、非常に参考になるであろう。

他方で内部統制について「初期段階では規律と自由のバランス」と述べているが、そうした現実主義的なバランス感覚も好感が持てる。

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2013年11月28日

Posted by ブクログ

ユニクロの監査役が書いた、起業にまつわるイロハ(ビジネスモデルとビジネスプランの作り方/資金繰り/経営理念とビジョン/人材採用と育成/成長するための変化/会計)。まさに「教科書」のような本。

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2013年10月06日

Posted by ブクログ

起業における(または起業家の心構えとして)大事なことを伝えてくれていると感じた。
それはとても困難なことであり、同時に、この本はとても勇気づけてくれた。

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2014年02月21日

Posted by ブクログ

起業家として大切な考え方を教えてくれる本。

柳井さんと著者である安本さんの対談から始まり、
起業から起業後の会社として目指すモノが何か?
を各イベント単位に説明されています。

読まなくても分かるが、起業家は大変。
やること多いし、資金繰りにも奔走しないとならないし。
何よりも達成すべき想いを社員に浸透させ、
顧客に理解してもらうことに注力しないといけない。
途中でブレてしまったら最後、一気に事業は急降下するリスクもある。

年中無休で働き続けても失敗する可能性はあるが、
それでも起業する価値はあると著書では述べています。

中でも勉強になったのは起業後の起業家のやること。
ここがイマイチな会社は駄目になるそうな。
自分が起業することは早々無いと思うが、
もし起業したときには頭に入れておきたいと思う。

【勉強になったこと】
・自分の不得意なことは誰かに任せるべき。
 ただ、どこが不得意かを理解するうえで、
 小さくてもいいからビジネスを最初から最後まで自分でやってみること。

・起業家十戒
 1. ハードワーク、一日二十四時間仕事に集中する。
 2. 唯一絶対の評価者は、市場と顧客である。
 3. 長期ビジョン、計画、夢、理想を失わない。
 4. 現実を知る。その上で理想と目標を失わない。
 5. 自分の未来は自分で切り開く。
   他人ではなく、自分で自分の運命をコントロールする。
 6. 時代や社会の変化に積極的に対応する。
 7. 日常業務を最重視する。
 8. 自分の商売に、誰よりも高い目標と基準を持つ。
 9. 社員のパートナーシップとチームワーク精神を持つ。
10. つぶれない会社にする。一勝九敗でよいが、再起不能の失敗をしない。
   キャッシュが尽きれば全て終わり。

・起業するときは自分の興味が持続する領域にすること。

・起業する事業は、儲かる事業であり拡大が見込めること。

・まずは自分の長所と短所をしっかり理解すること。

・何より自分を信じること。
 自信とは、自分を信じると書く。
 つまり、自分を信じれない人は自信を持てない。

・起業家は「職人」と「マネジメント」の両方が必要だが、
 両方兼ね備えた起業家はほぼいない。
 だから、足りない能力を補うパートナーが必要。

・会社を経営するうえで一番重要なのは、
 「どういう会社にしたいのか」と
 「どういう人たちと一緒に仕事をしたいのか」の2つ。

・人材は必要なときに必ず集まってくる。
 集まってこないのは、本気で集める努力を怠っているか、
 そもそも人材以前の問題が会社内で発生している。

・社長は常に教育者であるべき。
 教育とは一方的に教えるのではなく、
 教える過程を通じて社員から教わることである。

・1人の天才よりも、数人の普通の人々の組織力・チームワーク力が
 全体で天才的な力を発揮する。

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2014年02月16日

Posted by ブクログ

ユニクロの上場準備コンサルタント、監査役を務める安本隆晴氏による起業する為に必要な考え方、起業の手順、起業を成長させるためのノウハウをまとめた本。

本書は以下の5章に分かれている。
■起業のステップ
まずは起業とは何か? 起業家としての心構え。ビジネスのネタやビジネスプランの考え方に始まり、起業で行き詰まるケースの説明。
■ビジネスプランと資金繰り
ビジネスプランとは何か。会計思考で会社の資金管理。事業推進のために必要な資金の調達方法(公的金融機関の活用、ベンチャーキャピタル、投資家からの資金調達など)
■雇用とチームワーク力
会社は「仕事」と感情有る「人」との集合体。企業の成長のためには人材は不可欠。「手足」だけとして人材を雇うのではなく、後々「頭脳」になってくれる人材を雇う。
■会社の成長
会社の成長段階において経営課題は変わる。 会社の規模が大きくなるにつれ仕事の標準化、会計思考の経営管理、内部統制機能の確立が必要となる。
■株式上場
株式を上場することにより、市場からの資金調達や会社の信用度向上を得ることが出来る。 ただ株式上場のプロセスを経ることにより会社は確実に強くなれる。

積極的に事業展開している有名社長の口からもしばしば聞かれるのが昨今の日本企業の閉塞感、日本経済の衰退に対する懸念。 現状に危機感を持った人々が色々な手段・メディアで発言しているが、安本氏も同様の危機感を共有する人のうちの一人だ。

本来、商売に対する勘所と会社経営の勘所はそれぞれ異なっている。 経営コンサルタントが関わる部分は主に後者の部分であるから、一般的に進言内容は往々にして単なる起業ノウハウの羅列に留まるものが多いと感じる。 ただ、安本氏の場合は本書を通して、起業とはなにか?という本質的な部分に焦点を当て、心構えや気持ちの持ち方という部分にも踏み込んで情報を提供している。

本の構成としては「教科書」の様な体裁ではないので本気で起業を勉強するには他の起業本も必要かと思うが、起業に対する心構えも含めた導入本としては十分有用と思う。

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2013年11月10日

Posted by ブクログ

序盤の起業に対する考え方は非常に参考になった。
実務的なところは今後詳しく調べてまた見ていく。

・夢、理想を持って現実を見つつ取り組む
・不平不満解消型より夢の実現達成型…前者だと、不満が解消するのがゴールになりがち、その先どうするか分からなくなるのと、より不満が増える場合もある
・自分が決めたことから全てが動き出す「独立変数型」事業が望ましい。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

途中、引用している本が読んでみたいと思った。最後に一覧があって助かった。インキュベーター(創業者支援)は調べてみる必要あり。
新年、一発目の読破本は硬い内容からスタートでした苦笑

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2017年01月06日

Posted by ブクログ

【目次】
第1章 ユニクロ柳井正社長、自らの企業を語る
第2章 伸びる会社をつくる起業のステップ
第3章 成功するビジネスプランと資金繰り
第4章 人を採用し、チームワークを高める
第5章 会社の成長を加速させる
第6章 いよいよ株式を上場する

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2015年11月16日

Posted by ブクログ

最初の起業するまでのアイデアやビジネスプランの話は良かったが、人事や株式上場の話は自分には不要。
誰向けの本なのかがわからなかった。

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2014年11月17日

Posted by ブクログ

大きな志と強烈な個性とでっかい夢と、とにかく普通では企業を成長させることはできない。
上場のところはよくわからなかったが、心構えとそれをベースにした行動力が必要ということですね。
失敗はしてもいいが、取り返しのつかない失敗をしてはいけない。そうだよね、でもそこの見極めが難しい。

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2014年08月04日

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