西智弘のレビュー一覧

  • がんを抱えて、自分らしく生きたい がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉

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    医師ががん患者との触れ合いを通じて感じたことを、考え方などを掘り下げて論じている。

    緩和ケアだけでなく、腫瘍内科医の立場、ケアを実施する地域在宅医療の立場など、いろいろな考えがわかる。

    QOLや医療経済を知るヒントになると感じた。また、尊厳死や民間療法などが気になる方には、とくに一読を勧めたい。

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    2024年05月05日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    「持続的な深い鎮静」
    そんなものがあるのだと知ったのは西先生のnoteだったと思う。安楽死と何が違う?どのタイミングで?誰が決める?


    そこから解放されるのは死しかないという状況で、痛みに耐え続けなければならないとか、点滴や栄養チューブによって植物のように生かされるとか。医師個人の死生観や家族の都合でそれが決まってしまうのは余りにも惨い。
    「耐え難い苦痛」とは身体的な事だけではないのだ。


    安楽死、緩和ケアや鎮静についてもっと勉強する。生き方、死に方について家族と話し合う。

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    2024年03月23日
  • がんを抱えて、自分らしく生きたい がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉

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    「どうして人は、自由に生きられないのだろうか」
    まさに最近、痛感していること。
    病気になっても自分らしさを保つということは、本当に難しい。
    でも、こんな風に寄り添ってくれる緩和医さんとなら、頑張れそうな気がした。
    元気な時から、自分が病気になった時にどんな風に治療、生活したいのか考えておくことが大切だと思った。
    近くにこんな病院がないか、今のうちに探してみよう。

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    2024年01月23日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    日本では否定的な意見もある安楽死について、こう、と一つの定義では言うことはできないが、この本を読んでふわっとした感じで理解できた。自分なりに安楽死や緩和ケアについて何か意見を持ちたいと思う。
    一人ひとりの死に向かう姿勢と他人には本当の意味では理解できない「耐えられない苦痛」はそれぞれのLife storyがあって、それぞれその人について対話し、真剣に考えていくことが、患者とその家族、そして医療者が死を受け入れるために必要であるのだろう。

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    2023年04月08日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    安楽死関連本。
    著者は緩和ケア専門医ということもあり、安楽死には否定的のようだ。

    また、安楽死関連本を出している宮下洋一氏との対談もあり、そこで宮下氏が「日本では安楽死を制定するべきではない」という考えだと初めて知った。

    著書の中に、
    「安楽死は美談」
    というフレーズが出てくるが、そうなんだろうか?
    違う気がする。

    日本で行われている鎮静という処置。
    「耐え難い苦痛」がある時に適用されるらしいが、この判断が患者の気持ちそっちのけで、医師や病棟などが決めるそうだ。

    「耐え難い苦痛」を感じてるのは患者本人なのに。
    誰の為の命なのか?
    誰の為の死なのか?
    なぜ患者が一番の弱者になってしまうのか?

    もっと個人の生き方が尊重される世の中になってほしい。
    やはり、患者本人の切り札として、安楽死は必要だと私は思います。

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    2023年02月15日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    安楽死と終末ケアについて、どんなことが議論されているのかとてもわかりやすかった。立場が違ったり、自分や家族だったらとか、いくら考えても答えが出ない問題だなと。

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    2022年07月30日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    安楽死制度を作るべきか作らないべきかではなく、作ったとして使う人をどう減らしていくかという考え方は新鮮で納得出来た。また、海外の安楽死制度をコピーするだけでなく日本独自の安楽死制度を作るとしたらどんなものになるか考えさせられた。

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    2022年02月09日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    西さんの意見も偏ってる部分があるんやろうというか、たぶん今はまだみんな偏ってるように見えて、それはたぶん自分の知識の無さと、議論の成熟のしてなさの両方なんかな。
    もしこの制度ができたら自分はどう感じるんやろうか。
    少なくとも、今持続的な深い鎮静についてはとても魅力的に写ったりもしたいる。死に際には苦しみたくはないよね。
    なんにしろこの辺の話は、どうやったって全員にフィットは絶対せえへんし、最大多数の、みたいな話にしかならんやろうし、まだまだ議論されていくべき話ではあるな。
    そう考えると野崎さんのバビロンの自殺法みたいなんも変な話ではないよなー

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    2022年01月15日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    もし自分にその時が来たら、何を選ぶのだろう。
    医療において、治療方針やどのように死を受け入れる(選ぶ)のか、患者側が選べるようでいて、専門性の高さや倫理観から医療者側の意見の方が強く通ってしまうのは想像できる。
    死に方はつまり生き方とも言えるが、なぜ違う話と思われているのか。安楽死という死に方を導入するなら、社会の中での生き方、生きづらさの解消などの議論も必要になると思う。
    社会的処方という言葉は初めて知ったので、詳しく調べたい。

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    2021年08月05日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    本件のような状況には、自身も家族もなっていないです、
    ただ精神的に苦しく、もう人生諦めたいと思ってた今、
    未来をこんな風に考えて生きる人々と回りの人たちを知って
    苦しさに息がつまりました。

    先のことを考えたら、強くなれるのか。
    という、作中の言葉に絶句しました。

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    2021年07月04日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    医師が多方面にインタビューする本は珍しい。安楽死という重いテーマだが、いろいろな意見が出てきて投げ出さずに読めた。社会的に議論されていることがコンパクトにわかる点もよかった。

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    2年後に読み直してみた。社会的というか、多様な価値観で決して統一されないなか、生死を考えることは数字では判断できないし、患者や医療者の人生そのものや価値観がかかわる大きなテーマと感じた。

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    2021年02月22日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    小説でありながら、筆者が緩和ケア医であることから、実写ではないかというリアル感もあった。
    2人の患者と起こる出来事、感情に、真摯に向き合う医師の存在が羨ましくもあり、自分がどう向き合うかも考えさせられた。

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    2021年02月11日
  • がんを抱えて、自分らしく生きたい がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉

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    ネタバレ

    がんで身内を失っているので、そうすればよかったのか、と気づくことが多かった。
    でもこんなに親身に民間療法や他の先進医療受けに行っても戻る場所を作ってくれるドクターばかりではないのも事実。

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    2019年07月07日
  • それでも、安楽死の話をするのなら

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    安楽死という制度について、論理をある一定仮決めをしながら、どのようにすれば実現可能かを論じている。

    私の中では死を自分で選べることは幸福であることだとなんとなく考えていた。生きることを選ぶように死も選べるのがよいと。

    現時点の自分は健康であり、死という解決策はあまりにも単純で分かりやすく、確かに甘美でもある。

    しかし、当事者となった時、本当に死という選択肢が生と同様に選べると提示されても、当惑しそうな気もする。正直その時にならないとわからない。

    そんなふうに、ぐるぐる考えた一冊だった。
    私個人としてはどちらかというと賛成の立場だが(死は自身で選べるべきと考える)、当事者の実態に即したものとする必要があると、強く思った。

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    2025年09月30日
  • それでも、安楽死の話をするのなら

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    前提として、著者は安楽死「反対」派の医師である。
    その上で、日本において制度を整備するためにはどのような手段が必要なのか、順を追って丁寧に議論を深めていく論調。
    私個人、介護に関わってきた身としては、医療的に手の施しようがない人というのはおり、「死」がその人を救う手段の一つである事に疑いの余地はないと信じている。
    そもそも、「生」「医師」に対して神格化しすぎではないか?生物は生まれた瞬間から「死」に向かっていくものであり、人も同じである。とかく簡単に延命が持て囃されているが、コロナの時に高齢者の命が優先され、救われる命が失われた事、本人の意思と関係なく延命をされた人たちがいた事を忘れてはならない。
    この本が安楽死議論の一助となることを願う。

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    2025年05月04日
  • それでも、安楽死の話をするのなら

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    ネタバレ

    自死する人とは、不幸の具合はグラデーションでつながっている。死を選ぶことは正しいのか。
    安楽死制度の適切な運用には、緩和ケアの発展と均てん化(格差の是正)が必要。
    死とはなにか=肉体的な死、精神的な死、社会的な死。
    緩和ケアの到達点はないが、安楽死制度に対応したレベルはあるはず。

    日本社会は安楽死制度を運用できるほど成熟していないのではないか。
    患者の自己決定権は保護されているか。
    オランダでは、医療契約法で、医師の行為に対する要望は拒むことができるが、医師の行為をしない要望には答えなければいけない。
    余命要件と疾病要件は必要か。この制限を設けることで、対象者を少なくすることができる。諸外国では余命要件は設けていない事が多い。
    安楽死ができる医師制度を設けることも一案。安楽死に反対な主治医を救うことになる。安楽死に裁判所の許可を必要とする方法もある。
    終末期医療の医療費は、全体の1割り程度しかない。

    生きる権利があるのと同様に死の権利もあるのではないか。幸福追求権の一種ではないか。夫婦別姓や同性婚制度の行く末が、安楽死制度の第一歩になっていいだろうか。
    未成年に対する安楽死制度は、オランダ、ベルギー双方とも緩和が効かない余命が限られた患者に限る。
    緩和的鎮痛は、安楽死の代替になりうるか。
    「VSED」(自発的な飲食中止)を選択したうえで緩和的鎮痛を行えるか。
    緩和的鎮痛は医療行為だから医師に決定権がある。安楽死は患者に専決権がある。したがって違う制度である。緩和的鎮痛は間接的安楽死だが、終末期では違法性を問われない。
    判決では精神的苦痛による安楽死は許容されないが、緩和ケアでは痛みの定義の中に全人的苦痛がある。
    肉体的苦痛を鎮静の条件とすると、精神的苦痛はどうなるのか。全人的苦痛を条件とするほうがいいのではないか。
    人は自分が死ぬとは思っていない。その人間が安楽死のことを話すから重みがない。
    オランダでは、認知症患者が意思表示ができなくなった場合でも、事前に書面があれば安楽死は合法である。

    すべり坂を予防することは可能か。
    精神的苦痛の場合や、子供、終末期でない人、に拡大していく現象。
    その原因は、死による問題解決の甘美さ、にある。宗教は死を超越することを目的としている。一方で自死は禁じている。医療に対する怨嗟と悲嘆の声を聞くことを簡単に解決できるのが、死による問題解決。
    安楽死制度に対して、議論をする人を増やす=母数を増やす、ことで、議論が深まる。

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    2025年04月22日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    人生の最期を選べる人と選べない人がいる。
    よい人生だったと言えるような日々の過ごし方をしたいと思う。
    死生観を持つことも大事。

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    2024年12月27日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    緩和ケア病棟は大変なんですね。患者の希望が本人抜きの会議のなか多数決でないと方針決定できずにしかも主治医はその情報伝達まで背負わされてて。パターナリズム嫌うのならオープンダイアローグではやれないのかな。

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    2023年05月06日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    ネタバレ

    持続的な深い鎮静の適応がどこにあるのかを、医師の視点から素直な調子で綴っている。耐え難い苦痛って何?身体的な痛みだけの評価でいいの?という率直な疑問を、実際の患者との対話を通じて、ある種妥協点を見出しながらなんとか解消していこうとしている。
    確かに本書の評価が高いのは分かる。
    ただ、結論ありきの文章に見えてしまい、用心して読みたくもなった。最終章のカンファレンスの場面も、著者の正当性が前提にあるように読めるため、多職種と対話をしているようには全然見えない。

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    2022年07月20日
  • だから、もう眠らせてほしい

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    緩和ケア医の手による、安楽死と緩和ケアをめぐる事実に基づく物語。

    日本では安楽死に好意的な人が7割いるというけれど、安楽死と尊厳死そして鎮静、これらの違いをしっかり分かっている人はどれくらいいるのか。西医師がいうように、日本に合った形での安楽死はあった方がいいけれど、それを選ばずに済む努力が本当に必要だなと思う。
    法整備よりもっと重要なのは、その先の運用の部分だということ。そこの制度設計を上手く行わなければ、彼のいう「弱い人」が死に追いやられてしまう危険性があるのもわかる。

    この本に出て来るような末期がん患者の場合、QOLを脅かすような痛みや吐き気を緩和する術をとことん追求し、最後の最後で鎮静という手段が使えるならばいいのかもしれないけど、「耐え難い苦痛」の判断が患者ではなく医療側に委ねられている現実など、誰のための医療か?の原点に立ち返って必要がある。

    私なら、「閉じ込め症候群」になったら是非とも安楽死を望むところだが、それさえも閉じ込められたら意思表示できないと思うと恐怖しかない。やっぱり、民主的なひとつの方法として安楽死制度はあったほうがいいな。

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    2022年03月05日