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医師は患者が知らない世界を知っていて、患者は医師が見えない世界が見えている。絶望の中で生きることを一緒に考えてくれたのは、緩和ケアの医療者だった。――写真家・幡野広志推薦 この本は、がんという病を抱えてどう生きていくのかについて考える本だ。しかし著者は、がんを抱えて、自分らしく生きたいと願うなら、医師に頼るべきではないと言う。何が、あなたの生きる力を高め、そして逆に奪っていくのか――。本書に散らばった、たくさんの言葉とその背景にある物語が、そのことを明らかにしていく。抗がん剤の専門家、そして緩和ケアの専門家として、年間4000件の生と死を見つめてきた医師が試みる魂の伴走の物語。患者たちが医師に遺した「言葉」と「物語」から読み解く、がんを抱えて、自分らしく生きるための要諦がここにある。
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Posted by ブクログ
医療の発達に伴い、死ねない時代になっている現代。生と死。いざその時に、どう対応すればいいのか。日頃から、少しずつでも「生き方」「死に方」を考えておかないといけないのではないかと思って読んでみました。
幸い、私の親しい周囲には、がんを患っている人はいない。
この本は、題名こそ「がん」を想定した生と死に関わる内容だけれど、「がん」以外の生と死を考えるにも、とても勉強になる本でした。
腫瘍内科医であり、緩和ケア医でもある著者さんが、今まで経験してきた患者さんの「生と死」の現場を、とても読みやすく紹介し、医療者・患者・患者の家族の心情を、いろいろ見せてくれました。
実際に、自分が、そして自分の家族や近しい人が、「生と死」を考えなくてはならない場面が来たとき、きっと役に立つと思います。
1度読んで、すべてを納得するような内容ではないので、これからも、ふと思い出して何度でも何度でも読み返したいと思います。
Posted by ブクログ
身内に早期のがんがわかり、勉強しようと思って見つけた本。
緩和ケアについて、治療を断念して病棟でそのまま終末期まで看取るという理解でしかなかった。
訪問診療につなげたり、治療を継続する場合もあるということだった。
がんとその患者さんの人生を真摯に受け止めて支援されていて、交流の中での患者さんの一言一言がとても心に響く
p110「つながりを再構築する」
医療者と患者さん 病状の適切な理解の支援 ストレス対処の支援 家族のケア
がんと診断された時点で、すべてのものとの関係性が一度立たれてしまう 家族、友人、仕事、社会との関係 がんを抱えている自分として再構築する必要がある
p113「近代ホスピスの発祥の地イギリス」
ホスピスは単なる建築物ではなく、苦痛を緩和することについての実践と教育の場 地域コミュニティにつながるホスピス運動の拠点
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