中川太古のレビュー一覧

  • 現代語訳 信長公記

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    織田家中であった、太田牛一が日記のように記録した、信長公記は、信長の第一級資料と冒頭にある。

    大田牛一は、本能寺の変以降も生き延びて、豊臣家に仕え、慶長18年大阪城で現役のまま亡くなる。大阪冬の陣が始まる1年前のことであった。

    首巻は、天文3年(1534)から永禄10年(1567)までを、以降は、本能寺の変が起こる1582年までは、年単位で日記状にまとめられている。

    本書は完全に口語訳がなされていて読みやすい。地名や、人名についても、注がつけられていて、具体的に誰のことをいっているのかが紐づけられている。

    事実がテーマ別に時系列にならべられていて、当人の感情がところどころに見れるもの。

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    2022年11月21日
  • 現代語訳 信長公記

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    織田信長の記録として著名な本書だが、著者が信長の側近であるため、信長を持ち上げるような記述が目立つ。また、少なからずフィクションも入っているのだろう。

    それでも、織田信長という人物に関する重要な資料であることに代わりはない。

    また、歴史小説とは違い、出来事が淡々と書かれているだけである。このことが生々しさを感じさせる。現代語訳も読みやすいものとなっている。

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    2020年12月27日
  • 現代語訳 信長公記

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    面白かったですね。
    聞きかじりより、作品を読むのが一番です。
    そして、やはり、何故、本能寺の変が起こったのか、わからない。

    大河ドラマではどのように描くのでしょうか?
    楽しみです。

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    2019年12月31日
  • 地図と読む 現代語訳 信長公記

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    謀反の繰り返し。ひどい時代だと、思ったけど、
    会社も同じかもね。

    ボーナスをもらったら、「ありがたいことであった。」と言われるのか。
    面白いな

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    2019年12月11日
  • 現代語訳 信長公記

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    信長の旧臣・太田牛一が執筆しています。織田信長を語るには外せない一級史料ですね。

    有名なエピソードや合戦は読んでいるだけでテンションが上がります。さらに細々としたエピソードが挟み込まれるのも魅力的で、作家・太田牛一の記録者としてのこだわりを感じます。教科書には載らない話。

    市井で起こったゴシップ事件や、信長の趣味である相撲、蹴鞠、能のシーンなどは、信長が活き活きと描かれています。現代語訳になっているので読みやすい!

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    2018年02月04日
  • 現代語訳 信長公記

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    信長公記の全現代語訳文。しかも時系列順に並び替えてくれてあって大変にわかりやすい。
    信長公記が書かれた当時の地理を理解できている(もしくは地図を脇に置いておく)必要はあるが、文章自体は簡潔で理解しやすい。当時実際に戦闘に出た、信長配下だった武士によって書かれていることもあり、この1冊を読み終わる頃には、当時の武士が何を価値の基準としていたかも自然にわかるようになる。

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    2016年06月30日
  • 現代語訳 信長公記

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    織田信長が好きなら読むべきだし、知らないなら絶対読むべき。戦国を駆け抜けた強さも運の強さも、信長が信長である理由もわかる気がする。ひきこまれる面白さは小説とはまた違った楽しさ。人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり を体現した人間。

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    2016年06月22日
  • 地図と読む 現代語訳 信長公記

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    一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る。▼40歳までは勝つように、40歳からは負けぬように。武田信玄 (-1573)

    死ぬ覚悟で戦えば生き残る。生き残ろうとして戦えば必ず死ぬ。上杉謙信 (-1578)

    恃(たの)むところある者は、恃(たの)むところの為に滅びる。人が城を頼っても、城は人のために何かしてくれるわけではない。自らを恃(たの)みて、人を恃(たの)むことなかれ。▼是非に及ばず(正しい・正しくないを論じても仕方がない)。織田信長 (-1582)

    敵を以て敵を征す。豊臣秀吉

    いさめてくれる部下は、一番槍の勇士よりも価値がある▼勝つことばかりで、負け

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    2023年08月12日
  • 現代語訳 信長公記

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    これはいわゆる歴史小説ではなく、信長の側近による記録。なので同じような事が何度も繰り返されて少々読み難くはあったけど、面白く読めた。

    著者が信長を崇拝していて
    「信長こそが正義、故に天が味方する」
    という姿勢で書いているため全てを鵜呑みにすることは出来ないが、近い立場の者ならではの情報が拾えている。

    信長は確かに残酷なところはあったけど、案外律儀で家臣達に全幅の信頼を寄せている。家臣や領民の暮らしぶりを気遣い、楽しませる術も心得ている。

    小説や映画は作り手によって強調される部分や端折られる部分があって時間軸がぼやけたりする。これは時系列に書かれているので、時間感覚が掴みやすかった。

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    2023年07月08日
  • 地図と読む 現代語訳 信長公記

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    いつかは読みたかった信長公記。
    全体的には、あったことが淡々と記録されている印象。
    地図は期待したほどは無く、地図は手元に用意した方が良い。
    戦乱の世を治めるために一貫した行動哲学を持ち、凄まじい速さで実行する様は、歴史上の英傑ぶりが伺える。
    また所々で町民の訴えへの対処などもあって、そんな事まで対処していたのか的な発見もあった

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    2020年11月26日
  • 現代語訳 信長公記

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    信長の波乱に満ちた一代記として面白かった。
    現代語訳も読みやすく、章ごとに注釈も丁寧に書かれていました。

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    2020年07月17日
  • 現代語訳 信長公記

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    歴史はやっぱり原典を読むのが一番まちがいない。
    作家の妄想に付き合う前に、まず原典を読んでおくのは必要。
    春秋戦国なんかなら間違いなく「史記」が一番おもしろいし重要なのと同じ。
    これは全訳じゃないだろうな。

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    2020年02月02日
  • 現代語訳 信長公記

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    信長の家臣、太田牛一の見た信長像が生き生きと描かれていて、血の通った信長の一側面を感じられた。
    感想をメモしたノートが消えてしまったので、思い出しつついつかまた読みたい

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    2018年06月18日
  • 現代語訳 信長公記

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    ネタバレ

    この本は、第一級の史料認定されているらしく、よく歴史物のテレビ番組などで引用される。再現Vなんかで、さらに脚色されているので、どれほどワクワクするのかと読んでみたが、それほどではないと最初思ったけれど、戦記の中でも時々出てくる信長の言動が魅力的だと読み進めるうちに思ってきた。休暇をもらった丹羽長秀らの武将が湯治に出かけたことなども載っていて、面白い。明智光秀が、本能寺の変の前に、「考えるところがあってか、二度も三度もおみくじを引いたそうである」などの記述も興味深い。

    信長は怖いと思っていたけど、この本を読むと、印象が変わる。そして、牛一は信長が大好きだったんだろうなと思う。正しいことをしてい

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    2015年09月13日
  • 現代語訳 信長公記

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    引用数が第一位の第一級史料である、太田牛一の信長公記の口語訳です。大変読みやすく、語句の説明や巻末年表も参考になります。歴史好きな方は、一家に一冊常備されることをお勧めします。

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    2015年08月27日
  • 地図と読む 現代語訳 信長公記

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    この記録から大好きな司馬遼太郎の作品をはじめ、様々な歴史小説に引用されていることがよく理解出来た。部分的に地図が掲載されているので分かりやすい本でした。

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    2021年04月12日
  • 現代語訳 信長公記

    購入済み

    一次資料が現代文で読めるとは

    信長公記は一次資料として戦国時代から安土桃山時代に至る貴重な文献である。それを現代文で読めるとは随喜と愉悦の極みだ。フィクションに近い歴史もの作っているNHKにはぜひ必読してほしいものだ。

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    2020年02月28日
  • 現代語訳 信長公記

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    信長とともに生きた家来が書いた伝記で、臨場感が伝わってくる。人に聞いて綴った内容も多いと思われるが、それでも当時の様子や動きが細かく書かれており、一触即発の様子や駆け引きをしている様子が伝わってくる。武将の名前や立場を知らないとなかなか関係性が分かりにくいかもしれないので、信長を取り巻く武将の関係図などをネットなどで調べておいて読むと良いと思う。

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    2019年12月27日
  • 現代語訳 信長公記

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    ネタバレ

    想像できないほど大量の人が死んでいて頭が混乱してくる。そんな世でも道義に生きる人がいて胸を打たれる。こういう時代があったのだとリアルに感じられた。‬
    「信長に憎まれた者は、すべて自然に死んでいくのである」この言葉は怖い。
    辞世の歌が悲痛で、一人一人の無念さに胸を打たれた。追い詰められても人を恨まずに、家族を愛して主君を愛して、潔く死ねるものなんだろうか。
    生きるために、名を残すために、それぞれに正義があるのかもしれない。

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    2019年08月08日
  • 現代語訳 信長公記

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    信長に興味を抱いていたところに現代語訳の本書を入手。戦国時代とはよく言ったものと痛感。その中で信長が生き抜いていく様子がよく判る。しかし攻め下した敵将やその一族に対する生殺与奪の仕方に統一性が見られず、特に成敗という名の殺戮を記したくだりは痛ましい。終盤に甲斐の国から帰陣する道中は東海道の宿場町として残っている地名が多く、そこだけ平和な道中記を読むようだった。本記は明智光秀謀反から安土城留守居衆の様子、家康が堺から退去していくところで終わっている。他の文献でその後の様子が知りたくなった。

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    2017年08月19日