呉承恩のレビュー一覧

  • 西遊記 10

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    ネタバレ

    世界観超好き。神も仏も妖怪も入り乱れて、天でも地でも壮大な戦いになる。
    山を背負わされたり何万里もぶっ飛んだり、とにかく規模でかすぎる。
    悟空は超強くて意外に賢い。尊大で調子に乗りやすいけど、三蔵法師には頭が上がらないの良すぎる。変身して潜む妖怪を悟空だけが見破ってるとき、三蔵法師に叱られたくなくて強く主張できないとこ愛おしすぎた。三蔵法師は何回妖怪に騙されても人を疑うことをしないとこ可愛すぎた。
    敵も最初は悪者でも、改心して人に仕えたりすること多くて、こういう善悪で二分しないとこが好き。
    500年前の作品なの!?っていうくらいエンタメに満ちてる。現代でもずっとこの手の面白い展開は追随されてる

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    2025年04月07日
  • 西遊記 上

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    グーテンベルクの活版印刷が発明された15世紀頃に中国の作家、呉承恩が西遊記を出版した。紙の本の文化が始まった瞬間にこんな凄い名作が出来るなんて凄い。

    呉承恩(ゴショウオン) 1500-1582中国の明代の作家.字は汝忠,号は射陽といった.江蘇省淮安の出身.少年のころから秀才の誉れは高かったが,文官試験にはなかなか通らず,官吏になったのは, 60歳を過ぎてからであった. 6年ほどで職を退いて郷里に帰り,詩と酒を友にして余生を送ったという.  


    伊藤貴麿(イトウ・タカマロ) 1893-1967神戸生まれ. 1920年,早稲田大学英文科卒.浜田広介らとともに童心主義作家の時代に活躍した.中国文

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    2025年02月28日
  • 西遊記 10

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    ぼくは悟空がわるものからよいひとへとかわってよかったなともいました。
    悟空が普通の人を殺したと思い三蔵法師のでしを辞めさせられてかわいそうだとおもった。

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    2022年12月29日
  • 西遊記 10

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    とても良いお話で遠ても感動しました。私の好きなところが最初の部分ですなぜかと言うと石から生まれる猿なんて面白かったからです♡♤!

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    2022年10月24日
  • 西遊記 下

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     妖魔との戦いで足止めされるのもあってか、まる14年かけてようやく天竺へ到着。悟空ばかり活躍していたが、沙和尚もちゃんと並みの人間に比べると強かったのね。八戒みたいにもうちょっとアクが強くても良かったのに。戦いの最中に妖魔が「ちょっとお腹が空いたんで、朝ごはん食べてくる」って感じで、一時休戦するのが笑える。しかし、菩薩たちは乗り物のケモノに逃げられすぎでは?みんな和尚にされた話が特に面白かった。
     楽しい旅だった。読んで良かった。

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    2022年06月19日
  • 西遊記 中

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     古典は間違いないとはこういうことか。大筋は旅の道中に妖魔に出くわし、撃退していくという単純なストーリーの繰り返しにも関わらず、こんなに面白いのはなぜなのか。
     三蔵は悟空がこんなに毎回頑張ってるんだから信じてあげて、と思ってしまう。毎回パターン化しているのに八戒の言葉にすぐ惑わされるし、師匠ならしっかりしてくれ。笑 沙和尚だけ影が薄いのが気になる上、紅孩児や独角兕、特に八戒のイメージが昔読んだマンガ『最遊記』の設定に引っ張られてやや混乱する。

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    2022年06月05日
  • 西遊記

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    ネタバレ

    『最遊記』という存在は知っていましたが、最後まで読んだのは、初めてです。
     天竺へお経をもらいに行く三蔵ほうしが乗っている白馬は、実は、竜

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    2022年05月14日
  • 西遊記 10

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    猿が主人公のお話

    ある日石から猿が生まれてその猿は猿の王さまになり仙人になるために修行をしたが天で暴れたためにお釈迦さまに山の下敷きにされてしまう...。

    面白かったです。
    結構シュールだった
    特に猿と豚と人間が喋れちゃうところがシュールだった。
    (でも豚は豚になっちゃっただけでもともと豚じゃないからだけだからおかしくないのかも

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    2020年07月26日
  • 西遊記 10

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    ・最後ごくうがどうなったとか、悪いやつがどうなったとか、くわしく書いてあっていいと思った。

    ・大あばれをしていたそんごくうというさるが、なかまとであい、心をいれかえて、悪いようかいたちをやっつけながら旅をするところがおもしろいです。強いてきもいて、ドキドキワクワクします。

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    2019年12月26日
  • 西遊記(三)天地が舞台の孫悟空

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    西遊記第三巻にして最終巻。
    妖怪変化に邪魔されながらも三蔵法師ご一行いよいよ天竺へ。
    唐を出て早十四年。三蔵法師三十五歳。
    三蔵法師は成仏し…、あ、成仏とは広義では死ぬことを指すが、この場合煩悩を脱して仏となり悟りを啓くことと解釈されたい。彼岸とはその悟りの境地であり、君たちが生きているこの世を此岸(しがん)とし、煩悩を川に例えて、それを渡った向こう岸のことを言うんだよ。(P220)、
    …とまあそんなわけで九九(苦苦)八十一の苦難を越えて、三蔵と悟空は仏になり、猪八戒と沙悟浄と白馬(白い竜)の天上および現世での罪も許された。

    子供向けの本ではありますが仏教道教の心を分かり易く説明しようと、最

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    2020年03月12日
  • 西遊記(二)妖怪変化なにするものぞ

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    第二巻。
    副題「妖怪変化何するものぞ」の通り、妖怪変化が次々出てきて、三蔵法師を攫い、孫悟空が妖怪退治をして…というパターン。
    そんな孫悟空の姿はこう表現される。
    「顔は猿面、雷公もどき。頭に金の箍(タガ)をはめ、手にした如意棒振り回し、敵は百万ありとても義を見てせざるは勇無きなりと、快刀乱麻の鮮やかさ。天下にその名を轟かす、つわもの、切れもの、がさつもの。ざっとこのようにうかがっております」P142

    しかしこの妖怪変化と言うものが天上から落されたり逃げ出したりした童子やら動物やらということが多い。そのため地上の人間や動物や土地神とかが被害被っていて、天上界のみなさんいくら神や仙人だからと言

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    2016年11月06日
  • 西遊記 下

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    物語自体はやっぱり面白い!!  決して完璧な存在とは言い難い4人の主人公の姿に何とも言えない愛情のようなものを感じました。  ホンモノの三蔵法師がこの物語に描かれているような軟弱 & 優柔不断 & 世話の焼ける人物だったのかどうかは甚だ疑問だとは思うけれど、逆に言えば現代の世界史の教科書にも名前が載るような偉人が、とっても親しみやすい人物になっているのも魅力だと感じました。

    彼らの道中に立ちふさがる妖怪たちは言ってみれば「仏教の教えを知らない野蛮で原始的で動物的」な人間のことだったのかもしれないし、そうであったならば、どんな宗教にありがちな「未開な人たちを感化する」というシナ

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    2011年09月23日
  • 西遊記 中

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    物語自体はやっぱり面白い!!  決して完璧な存在とは言い難い4人の主人公の姿に何とも言えない愛情のようなものを感じました。  ホンモノの三蔵法師がこの物語に描かれているような軟弱 & 優柔不断 & 世話の焼ける人物だったのかどうかは甚だ疑問だとは思うけれど、逆に言えば現代の世界史の教科書にも名前が載るような偉人が、とっても親しみやすい人物になっているのも魅力だと感じました。

    彼らの道中に立ちふさがる妖怪たちは言ってみれば「仏教の教えを知らない野蛮で原始的で動物的」な人間のことだったのかもしれないし、そうであったならば、どんな宗教にありがちな「未開な人たちを感化する」というシナ

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    2011年09月23日
  • 西遊記 上

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    物語自体はやっぱり面白い!!  決して完璧な存在とは言い難い4人の主人公の姿に何とも言えない愛情のようなものを感じました。  ホンモノの三蔵法師がこの物語に描かれているような軟弱 & 優柔不断 & 世話の焼ける人物だったのかどうかは甚だ疑問だとは思うけれど、逆に言えば現代の世界史の教科書にも名前が載るような偉人が、とっても親しみやすい人物になっているのも魅力だと感じました。

    彼らの道中に立ちふさがる妖怪たちは言ってみれば「仏教の教えを知らない野蛮で原始的で動物的」な人間のことだったのかもしれないし、そうであったならば、どんな宗教にありがちな「未開な人たちを感化する」というシナ

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    2011年09月23日
  • 西遊記 上

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    ネタバレ

    西遊記は奥が深そうなので、映画を見た子供なら、最初にこの本をお勧めします。
    大人なら、長い文庫でもよいと思います。
    自分は、もっと短い、子供用の本を読んだことがあります。
    どれでも、興味がもてれば入り口としてはよいのではないでしょうか。

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    2011年09月22日
  • 西遊記 10

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    孫悟空とか三蔵法師とか、登場人物は知っているんだけど話の内容はあまり知らないってことが意外とあると思う。そんな時には、本書のような内容を噛み砕いてコミカルに描いたストーリーで大枠を掴むというのも1つの手段ではあるかな。
    それにしても、何千年に一度しか熟さない桃とか、七千日以上炉で焼かれるとか、世界観がぶっ飛びすぎててただただビックリする。人生の体感速度がよっぽど早くない限り、西遊記の世界では生きていけなさそう…^^;

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    2025年09月30日
  • 西遊記 中

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    「なあに、おれからみれば、この青天井が屋根で、日月が窓で、四山五岳が梁や柱でよ、「天地やと一堂よごとし」だよ」

    三蔵と一緒に旅をすることで、孫悟空は礼節や正義感を学んでいく。師父を本当の師匠と崇め、西天まで送り届けることが自分の使命だと感じている。
    2回目の破門にもあうが、結局恋慕して戻っていく様子も、人間の心になってきているように感じた。
    途中ダレることもあったけど、総じて楽しく読めました。

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    2020年03月10日
  • 西遊記 上

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    ネタバレ

    道は遠しといえども、ついにはゆきつく日があります。

    昔から『たとえ泰山は運べても、凡夫は浮かばせがたい』といってるじゃないか。師父はどうきても、他国を艱難辛苦して経めぐらなかければならないのだ。われわれの役目は、ただとちゅうを保護してさしあげるだけだ。もしも師父のかわりになって、われわれが西天へとんでいったって、如来さまは経をさずけてくださりはしない。というのは、つまり『たやすく得たものは、とかくなおざりにしやすい』というわけだからね。

    「道をいそいでるときに、どうしてからだなどを洗うのだ。」
    「おれは水簾洞へ帰ってきてから、だいぶ日もたったので、からだに妖気が立ちこめている。師父らきれい

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    2020年03月04日
  • 西遊記 10

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    ネタバレ

    石から生まれたサルが修行を積み、孫悟空と名前をもらったものの、天界で大暴れ。長い間、山の下敷きにされていたが、西天(さいてん)へお経を取りに行く三蔵法師のお供をする事に。旅の途中で出会った仲間と不気味な妖怪達に立ち向かう…。
    『西遊記』を読むより先に『ドラゴンボール』の存在を知ってしまったため、まるで『ドラゴンボール』のストーリー(特に初期の頃)を読んでいるような感じがしました。悟空と牛魔王は確かに登場したし、筋斗雲や如意棒や芭蕉扇が存在したし…。『ドラゴンボール』は初期の頃は面白かったのですが、急に面白くなくなってきたような気がして…。いつの間にかドラゴンボールというアイテム自体の存在がなく

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    2025年04月05日
  • 西遊記 下

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    堺正章の西遊記は小さい頃、楽しんだが本格的に読んだのは初めて。面白くないことはない。が、話の内容は繰り返しが多いように感じられ、長過ぎる。これでも子供向きに短くなっているらしいが長い。
    孫悟空は暴れん坊であったが、かなり早い段階で三蔵法師への忠節を誓い、思っていた以上に真面目に働いていた。むしろダメなのは三蔵法師と猪八戒。全く学習せず、何度もピンチに陥り悟空に救われるパターン。辟易したが、悟空の忠誠心に免じて星3つにしました

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    2020年08月05日