阿川尚之のレビュー一覧

  • 憲法改正とは何か―アメリカ改憲史から考える―

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    米国の憲法改正から憲法解釈や日本国憲法との関係性について書かれた一冊。

    英国からの独立時に制定された合衆国憲法から27回の改正を経ている米国の憲法について、フェデラリストとアンチフェデラリストの間で改正についての議論を重ねた結果現在のかたちに至ったことや南北戦争終戦後に13条、14条、15条の修正憲法により人種差別の撤廃を謳ったことや憲法解釈をめぐる最高裁と大統領の関係を判例を用いて解説されていたりと米国の憲法を通して自分の知らなかった憲法の
    側面を知ることができました。
    また、ルーツにあるのが欧州の列強各国から自国を防衛することを目的としていることも知ることができました。

    日本では一度も

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    2018年02月01日
  • 憲法改正とは何か―アメリカ改憲史から考える―

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    アメリカの憲法も、その成立について違法性が指摘されていること。改正条項により成立させる事ができ、また憲法としての正当性に寄与していること。解釈改憲が行われてきたこと等について、初めて知った。
    日本国憲法も改正条項がありながら、一度も改正されてこなかったのであり、国民の意思としてその必要性が強く認識されなかったという事だ。自主憲法論は、一からの作り直しがその目的となっており、ここまで長きにわたり改正を必要としてこなかったこととの整合が取れない。
    今一度、憲法の存在理由を国民の全体で考え、認識し直す事から始めるべきである。

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    2016年10月27日
  • 憲法で読むアメリカ史(全)

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    法律の解釈というものは、政治的なものであることが、よくわかる。自分に都合のいいように解釈して良いのであれば、結局、政治経済力が無ければ、法律は人を守らないということか。

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    2014年09月24日
  • マサチューセッツ通り2520番地

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     阿川さん一族の本が好きで、結構読んでます。普段、目にすることのない大使館の舞台裏を、わかり易く読めました。
     NPBでは、読売贔屓で何ら改革もせず現状維持を貫き通してる加藤良三コミッショナーが、大使時代はすばらしく仕事ができる人だった、という話を聞いて大変驚きました。

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    2013年05月31日
  • 海の友情 米国海軍と海上自衛隊

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    日米海戦でまみえた見本海軍とアメリカ海軍は、お互いに尊敬と共感を抱いているという話。海の男の共感というやつもあるのか。

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    2011年10月20日
  • マサチューセッツ通り2520番地

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    阿川尚之慶大教授著。駐米公使に任命され、免官されるまでの回想記。平易な文章でとても読みやすい。民間人・学者の外交官起用といった話に興味があれば読んでみることを薦める。

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    2010年08月18日
  • アメリカが嫌いですか

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    アメリカに好意的な視点から書かれたアメリカ論。あまり、我々はアメリカという国を知らないのかもしれないという風に感じさせてくれる1冊

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    2009年10月04日