白洲正子のレビュー一覧

  • かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>

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    美術を見るのが好きなんだけど、世界の素晴らしい美術ってほとんど宗教と切っても切り離せない関係があるから宗教を勉強することは欠かせないと思う。

    白洲正子さんはGoogle先生が居ない時代に日本中を旅してこのクオリティのエッセイ書いてるなんて能力高すぎるよな。私はGoogle先生が居なかったら旅しても見たいものの1/10ぐらいしか見られないで帰る羽目になりそう。Google先生を味方にして旅をしてるバージョンの白洲正子先生の旅エッセイも読みたいと思った。

    日本百観音・・・西国三十三所・坂東三十三所・秩父三十四所を合わせた、100ヶ所の観音巡礼を指します。観音巡礼とは、観音様(観音菩薩

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    2024年03月14日
  • 鶴川日記

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    白洲正子
    1910~1998。評論家・随筆家。日本の古典・芸能・美術・工芸などを研究。祖父は海軍大将樺山資紀、父は貴族院議員愛輔、夫は白洲次郎。著書に『かくれ里』『近江山河抄』『明恵上人』『西行』『日本のたくみ』『お能の見方』など多数。

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    2024年07月23日
  • ほんもの―白洲次郎のことなど―

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    「銀座に行き銀座に死す」
    「吉田健一のこと」
    「『ある回想』を読んで」
    白州次郎との想い出話が興味深い。

    大岡昇平の「花影」、井伏鱒二の「珍品堂主人」を読みたくなる

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    2025年09月05日
  • 鶴川日記

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    なかなか面白かった。交友関係がそのまま歴史というか、日本を代表するような人たちばかりで、驚く。華やかさ、というものでもなく、厳しさだけでもない。戦前の伯爵家の出身と聞くと、勝手に華美ですましているような雰囲気を感じてしまうが、読んでいると印象は全く違う。明治維新についての感慨も、遠くない親戚たちの様々な想いを汲み取った上での言及であり、それは歴史の本や小説だけで明治維新を齧った私のそれとは天と地以上の違いがある。白洲正子さんのただただ好奇心いっぱいの精神を感じる本だった。育ちの良さとか品格ということを常に感じながら読み進めた。素敵な女性だ。

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    2025年07月04日
  • ほんもの―白洲次郎のことなど―

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    白洲次郎のこともよく知らないが、正子さんの方はさらに知らず、白洲次郎の妻、との認識。武相荘に見学に行ったこともあり、手にした本。今の時代にはもうこういう夫婦は現れないのかな。いつの時代にも先見的、進歩的な人はいるわけだから、私が知らないだけ、世間が知らないだけなのでしょう。
    銀座に生き銀座に死す、の章に出てくるむうちゃんの生き様が印象に残る。むうちゃんみたいな女性はいつの時代にも生きていそう。だからといって、誰もが真似できる生き方ではない。まぁ、真似をして生きるなんてことはできないけれど。そしてもちろん、白洲次郎のことが書いてある章はどれも面白かった。ミニマリストの原点みたいな人だけど、本人は

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    2025年06月13日
  • 鶴川日記

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    第二次大戦中、連合軍の空襲を予測し(怖れて)、神奈川県鶴川に疎開をした白洲次郎、白洲正子夫婦の日常が垣間見えます。どういういきさつで鶴川で暮らすようになったのか等、改めて知る、白洲正子、白洲次郎(実力者に働きかけ徴兵を忌避した経緯もあるようです)の物語。後半で描かれる白洲正子の祖父、樺山資紀の物語(司馬遼太郎の坂の上の雲に出てくる、日清戦争の折の海軍軍令部長、そして幕末寺田屋事件で死んだ橋口伝蔵の弟)も良いですね。維新から明治を経て昭和の物語が淡々と描かれております。★四つです。

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    2023年08月30日
  • 鶴川日記

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    戦争の色濃くなる頃、いち早く鶴川に住まいを移した白洲夫妻の日々。友人を疎開させたりとその時代、また人柄が伺える。東京の坂道シリーズが面白過ぎた。麹町、赤坂あたりが閑静な住宅街だったとか今では想像もつかない。赤坂もかつては茜山とよばれていた。プリンスホテルは朝鮮の王子の住んでいた御屋敷跡に建った。色々トリビアが多すぎる〜。最後の方の人付き合いは華麗なる一族感半端なし

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    2022年10月13日
  • 鶴川日記

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    ネタバレ

    白州正子が夫共に第二次世界大戦中鶴川村へ移り住みその村での暮らしや子供の頃から住んでいた東京山手の坂の由来、江戸時代の東京の街並みや由来、知己である錚々たる画家や陶芸家、作家、実業家、政治家の思い出話を綴る。

    柔らかな言葉づかいに人を包み込む大らかさと、はっきりと鋭く物事をいうバランスが鼓の音のようで絶妙。

    優雅にお茶を楽しみながら、面白い歴史の逸話を尽きることなく聞かせてくれるお茶会のよう。

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    2022年03月10日
  • ほんもの―白洲次郎のことなど―

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    よかったな。久々にエッセイ読む。
    いろんな昭和の文化人が出てきてよかった、銀座を味わったような、実際に会う以上に実感がわくような感覚。
    出てくる人の本を読んだりしてもそこに期待してるものがないかもしれなくて、こういう本って、その人の視点や慕っている気持ちそのものがすごく読ませるから、もちろんすごい人たちのすごさはあるにしても、今もこうやって白洲正子さんがピカピカの新本で本屋さんに置いてあって読まれているというのが結局すごい。

    でもなんていうか敗戦とか日本とか、そのアイデンティティを守ろうとした人たちの思いっていうのがあふれてて、正子さんも見聞きした人たちからそれこそ実になるくらい食い尽くした

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    2021年05月16日
  • かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>

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    白州正子が雑誌に寄稿した随筆集の多くが書籍化されているが、この本は中でも日本人の心とも言うべき、日本人が何に美を見出すか、という観点で蒐められた作品集だと思う。どの本でも彼女は同様の観点に常に思いを巡らせており、十一面観音巡礼でも見られたが、日本人は立派なモノでなくとも人々が積み重ねてきた素朴な信仰で芸術作品が作られていく、それは名もない市井の人々、所謂大衆が育んでいくもの、という捉え方が今回の本でも前に出ていると思う。
    結果那智の滝の話が何度も出てくるのは少しおなかいっぱいになるのだけど笑、そうした彼女の研ぎ澄まされた精神世界の一端を覗けるのは大変楽しい。

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    2020年12月02日
  • ほんもの―白洲次郎のことなど―

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    白洲次郎の家庭内での姿が見えるのが面白い。
    韋駄天と呼ばれるだけあって、全く家庭に収まらない正子さんの生き方にも惹かれるものがあります。
    自分もこういう生き方したいですね。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #ほんもの
    #白洲正子
    #白洲次郎
    #2017年16冊目

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    2017年03月21日
  • 鶴川日記

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    武相荘での生活を描いた鶴川日記、東京の坂道、心に残る人々、の3篇から抜粋されたエッセイ集。
    白洲正子の文章に初めて触れるには良い本かと思われます。
    何冊か読んでいると、重複している部分もあるし、白洲氏や家族のことを知りたいとか、お能について知りたいとかであれば、ちょっと違うかなという感じ。

    私は、鶴川の周辺の歴史も興味深かったし、東京生まれで東京の坂道について書かれた文章が好きだし、大好きな画家である熊谷守一について書かれた一文も良かったので、充分に楽しめました。

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    2014年09月21日
  • たしなみについて 新装版

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    義理の祖母の愛読書と聞いて、読んでみた。言ってることが厳しいし、なかなか難しい。もっと年をとってからまた読みたいと思った。

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    2025年08月16日
  • たしなみについて 新装版

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    なかなか厳しい言葉の多いエッセイ。
    ここまではっきり物申すことの出来る方はなかなかいないと思います。
    流石です。

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    2025年05月26日
  • 美しいもの 白洲正子エッセイ集<美術>

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    白洲正子さんが美術工芸品を語るエッセイ。ちょっと読みづらいかな...勉強にはなったけどところどころ飛ばし読み。画像があると嬉しかったけど、図版を掲載しないことを前提に書かれた文章なので敢えて掲載していないとのこと。文章だけで想像できるだけの知識がないのが残念。興味が湧いたものはネットで調べました。

    十一面観音や湯女の絵の桜の着物に関するエピソードが興味深かったです。

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    2024年12月05日
  • ほんもの―白洲次郎のことなど―

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    小林秀雄、青山次郎などとの交流がエッセイの前半。
    面白かったのは、吉田健一のこと。酷く運動神経が悪く、不器用だったこと、大食漢だったこと、お喋りだったこと。知っていることもあるけれど、違う方向から光が当てられたように感じる。
    文士たちの霊媒のようなった銀座の女性への追悼。う~ん、なんというか昭和だなと思う。実際そういう女性は居たんだろうけれど、何とも言えない違和感がある。

    終盤は白洲次郎のこと。なれそめや家庭でのふたりについて。武相荘は何度か足を運んでいる。白洲次郎・正子の家ならもっと大きな家を想像していたんだが、疎開をきっかけで選んだ農家はこじんまりしていた。でも、大工仕事と農作業と車が好

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    2023年07月01日
  • なんでもないもの 白洲正子エッセイ集<骨董>

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    白洲正子は、日本の能楽、骨董、古美術等の造詣が深く、それらについての随筆を多数残しているが、今般、角川ソフィア文庫から、骨董に関する随筆を集めた本書『なんでもないもの』、美術に関する随筆集『美しいもの』、祈りに関する随筆集『かそけきもの』の3巻が発刊された。
    白洲家と付き合いが深く、本書の編者でもある古美術評論家の青柳恵介が解説で、「小林秀雄に「だから素人はおそろしいよ」と言われたことを、むしろ自慢げに書いている、その素人性である。五十年も骨董の売り買いをやって、それでも自分は素人だという基点からものを見、ものを書く」と記した白洲正子であるが、本書では、古伊万里、織部、信楽などの日本の古陶磁か

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    2016年01月16日
  • 鶴川日記

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    鶴川といっても東京の人でも何処だか判らない人は多いのでは。戦争中に白州夫妻が引っ越してきた頃は、鶴川村だったとのこと。現在は町田市に編入されている。ちょっと北や東に移動すれば、川崎市麻生区だし、南に動けば、横浜市青葉区。川崎、横浜と云っても海にはよっぽど遠い。武蔵と相模の国境だから武相荘(ぶあいそう)と名付ける。

    GWに妻と行ってきました。思ったより瀟洒な茅葺の家。元々の農家を改造。次郎さんは吉田茂の懐刀、そして財界でも活躍した人なのに、豪邸というにはほど遠いので、ちょっと意外だった。

    このエッセイでは空襲をきっかけに疎開したとある。畑や田んぼで農業をしていたらしい。鶴川から北の丘の中腹で

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    2015年12月20日