小長谷正明のレビュー一覧

  • ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足 神経内科からみた20世紀

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    20世紀は戦争の世紀であり、一国の命運はしばしば独裁者の手に委ねられた。
    だが独裁者の多くが晩年「神経の病」に冒されて指導力を発揮できず、国民を絶望的状況へ導いたことはあまり知られていない。
    彼らを襲った疾患とはいかなるものだったのか。
    政治的指導者から作曲家、大リーガーまで、多彩な著名人を取り上げ、貴重な映像と信頼に足る文献をもとにその病状を診断する。
    神経内科の専門医がエピソード豊かに綴る20世紀史話。

    [ 目次 ]
    震える総統
    言葉を失ったボリシェヴィキ
    主席の摺り足
    大統領たちの戦死
    芸術家、大リーガー、兵士
    20世紀のファウスト博士
    映像の中のリーダーたち

    [ PO

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    2011年04月03日
  • ローマ教皇検死録 ヴァティカンをめぐる医学史

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    春頃に流行った「天使を悪魔」を読んで、興味を持って手に取った作品です。
    単純に面白かった。
    やっぱり、歴史の影に陰謀ありだと思った。
    女性の教皇がいたことも初めて知った。
    公にはされていないみたいだけど。

    命がけの任務だと思ったけど、
    これも神の思し召しということなのでしょうか。

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    2009年10月29日
  • ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足 神経内科からみた20世紀

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    タイトルが示す通り、ヒトラーや毛沢東をはじめ歴史に名を残した人々の精神的な病気について紹介していく。筆者は精神科医で、たまたまテレビで観たヒトラーの震える手を見て本書の着想を得たそうだ。ヒトラーは言わずと知れた第二次大戦時のドイツを率いた独裁者であるが、若かりし頃は軍隊に所属し、その後強力な演説力と人材登用の妙により、ナチスドイツのトップとして世界を戦乱の渦に巻き込んだ張本人である。そんなヒトラーも戦争末期にはパーキンソン病の症状である手の震えや表情が失われる状態となる。最後は敗北間近のドイツにあり自宅で婦人と共に自殺した。
    中国共産党を率いて抗日に身を投じ、蒋介石率いる国民党を台湾へ押しやっ

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    2023年05月21日
  • 医学探偵の歴史事件簿 ファイル2

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    イエスの奇跡に科学的な証明を試みる
    というのは数多く記されていますが
    この本でも
    寝たきりの人間が歩いた奇跡は
    もしかしたらこういう治療だったのでは?
    と推察したりしています。

    あと、さまざまな感染症の話題も。
    エボラ禍が世界を震撼させたけど
    人々の交流が深まるほど
    土着の感染症が広がる可能性も増える。
    それはもう止めようのない事実として
    予防と治療開発につとめなくては
    ならない時代になったのかも。

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    2023年02月27日
  • 医学探偵の歴史事件簿

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    歴史上の有名人にも
    いろいろな身体の悩みがあった。
    腰痛持ちのケネディ大統領
    ヒトラーが隠したかったパーキンソン病。
    あるいはまた
    新しい治療や発見から見る歴史の分岐点…。

    お医者さんの目線で歴史をみると
    思ってもみないことがわかったりしますね。

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    2023年02月27日
  • 世界史を動かした脳の病気 偉人たちの脳神経内科

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    古代〜近世の英雄、〜現代の指導者、世界的有名人の病とその症状、行動。巨人症のマキシミリアン皇帝から、パンチドランカー症候群のモハメドアリまで。

    歴史に名を残した英雄や偉人って、病気に罹らない、というか病気じゃないから英雄になれたんだと思っていましたが、そうじゃなかったんだと知りました。高齢の政治家や経営者ってやばいじゃん。

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    2019年04月14日
  • 医学探偵の歴史事件簿

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    歴史上の有名人について残された記録から病気や怪我を読み解く歴史エッセイ。面白く読んだ。二作目が出ているのも納得。

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    2019年01月05日
  • ローマ教皇検死録 ヴァティカンをめぐる医学史

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    死亡と昇天をどう使い分けてるんだろう。

    著者は神経内科医
    自分で検死したわけではなく本から推測。


    キリスト教も今はこんなにメジャーな宗教だけど、迫害されていた時もあるわけだから
    継続は力なんだとか思ったり。


    病弱なのに選ばれたり、毒殺されたり、権力闘争ってすごい。
    ペストやマラリア、女性教皇、輸血された?教皇の話も。

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    2017年06月17日
  • 医学探偵の歴史事件簿 ファイル2

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    相変わらず、それぞれの話が短めで、つまみ食いの軽さ。
    まあ、これが新書の真骨頂なのかも。

    湾岸戦争の兵士たちに与えられた薬剤やワクチンが、
    ALS、筋萎縮性側索硬化症の原因ではないかとされる話や、
    ヨーロッパの画家が、
    エジプトのミイラの粉末や王侯貴族の心臓の粉末を顔料として使っていた話は、
    衝撃的だった。

    しかし、それにしても、
    ソ連の歴代指導者のイラストの下に書かれていた、
    「ツルツルとフサフサの交代パターンが続いている」というコメントには、
    そのハゲ話、本文に関係ないやろー、と突っ込まずにはいられない。

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    2015年12月12日
  • 医学探偵の歴史事件簿 ファイル2

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    アルカポネは梅毒だった。スティーブ・マックイーンは「丸山ワクチン」を使っていた。小ネタが豊富な一冊。

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    2015年10月03日
  • 医学探偵の歴史事件簿 ファイル2

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    何事も定点観察というのはおもしろい。
    著名な人も、結局は些細な身体の痛みなどで苦しんだりしていたようだ。
    歴史もまた、病気が暗躍していそうだ。
    おもしろく読んだ。

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    2015年02月17日
  • 医学探偵の歴史事件簿

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    ケネディ大統領やヒットラーから源頼朝や古代エジプトまで、歴史上の様々な有名人の病歴を辿る。こんな角度から歴史を読み解くのも楽しい。

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    2015年02月05日
  • 医学探偵の歴史事件簿

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    ケネディ、レーガンら20世紀のアメリカ大統領から、ツタンカーメン、倭健命(ヤマトタケルノミコト)まで!?そこに残された数々の資料から医師である著者が歴史上の人物が関わった病気や医療を推理、解説。安楽椅子探偵ものの小説を読んでいるような面白さ。

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    2015年01月01日
  • 医学探偵の歴史事件簿

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    著者は神経内科学を専門とする医師で、病院院長でもある。
    本書は歴史的事件を医学的見地から見たときの、ちょっと興味深いエピソードをあれこれ挙げている。

    第I部:二十世紀世界史の舞台裏
    第II部:近代日本史の曲がり角
    第III部:医学を変えた人々
    第IV部:王と医師たち
    第V部:いにしえの病を推理する



    落ち着いた筆致で読みやすく、短い章立てなので切れ切れの読書にも向いている。
    第I部で取り上げられているのは、ケネディ、レーガン、ヒトラー、スターリンといった人物。
    第II部では、明治天皇、二・二六事件、三島由紀夫、昭和天皇のエピソード。
    第III部では

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    2014年05月12日
  • 医学探偵の歴史事件簿

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    ≪目次≫
    第1部  二十世紀世界史の舞台裏
    第2部  近代日本史の曲がり角
    第3部  医学を変えた人々
    第4部  王と医師たち
    第5部  いにしえの病を推理する

    ≪内容≫
    鈴鹿病院長の医学からみる世界の歴史(含む日本の歴史)。ヨーロッパの近親婚による劣性遺伝の表出やレーガン大統領のアルツハイマー病、源頼朝の話は有名だが、ケネディの病気やまさか日本武尊(倭建命)まで分析するとは…。最初のころより最後の方はやや筆が滑っている感もあり、頼朝の話は、近年画像が頼朝ではないとの説が有力になる中、まだそのまま使って分析するなど、問題も見られる。

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    2014年03月02日
  • ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足 神経内科からみた20世紀

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    映像や文献を元に、20世紀の政治指導者や著名人の病状を神経内科
    医が診断する。

    「しかし、ヒトラーの主治医として、かつ超ヤブ医者として歴史に名を
    とどめているモレルが、(後略)」

    こんなことで名をとどめたくないよな。

    さて、パーキンソン病に侵され、手は震え、よだれは垂れ流し、表情は
    乏しく、服は食べこぼしだけらけのヒトラー。演説するモノクロ映像から、
    そんなヒトラーの姿は及びもつかない。

    脳内出血に見舞われたスターリンは、床に倒れて身動き出来ずにいたが
    起こすことを恐れた女中がそのまま放置したことで治療の機会を失われる。

    それぞれ興味深い診断を下しているが、個人的には作曲家・ラヴェル

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    2017年08月17日
  • ローマ教皇検死録 ヴァティカンをめぐる医学史

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    現在の教皇には それなりに きれいなイメージもあるんですが 昔から 少女まんが の世界では教皇って やりたい放題のいめーじ病気もそれなりで 面白かった

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    2011年09月20日
  • ローマ教皇検死録 ヴァティカンをめぐる医学史

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    神経内科の先生による、歴代教皇の死にまつわる歴史を解説してる。
    まだ、途中までしか読んでないけど、興味深いです。
    西欧文化を知る一つのきっかけになります。

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    2009年10月04日