あらすじ
歴史を動かしたあの人の病気は何だったか? イエスの奇跡と藤原鎌足の知られざる死を解き明かし、現代世界を動かした各国首脳の病気を追究する。感染症の世界史へのインパクト、スモンや狂牛病など社会が生んだ病気の歴史、芥川龍之介やチャールズ・ダーウィンの人生に影を落とした病気ほか、ますます鋭い歴史への眼差し。
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Posted by ブクログ
歴史上の人物が抱えていた病気を考察。記録に残っている症状や行動などから病名を推理していく。知らない病気ばかりだけど、前著と同様にすらすら読める。
Posted by ブクログ
イエスの奇跡に科学的な証明を試みる
というのは数多く記されていますが
この本でも
寝たきりの人間が歩いた奇跡は
もしかしたらこういう治療だったのでは?
と推察したりしています。
あと、さまざまな感染症の話題も。
エボラ禍が世界を震撼させたけど
人々の交流が深まるほど
土着の感染症が広がる可能性も増える。
それはもう止めようのない事実として
予防と治療開発につとめなくては
ならない時代になったのかも。
Posted by ブクログ
相変わらず、それぞれの話が短めで、つまみ食いの軽さ。
まあ、これが新書の真骨頂なのかも。
湾岸戦争の兵士たちに与えられた薬剤やワクチンが、
ALS、筋萎縮性側索硬化症の原因ではないかとされる話や、
ヨーロッパの画家が、
エジプトのミイラの粉末や王侯貴族の心臓の粉末を顔料として使っていた話は、
衝撃的だった。
しかし、それにしても、
ソ連の歴代指導者のイラストの下に書かれていた、
「ツルツルとフサフサの交代パターンが続いている」というコメントには、
そのハゲ話、本文に関係ないやろー、と突っ込まずにはいられない。