三池輝久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
赤ちゃんの体内時計を整えることがいかに重要か、最新の論文、著者の臨床経験を元に書かれた本。
引用された国際論文は140報近く!
2021年2月出版の本でありながら、2020年8月の論文まで引用されている。
一般向けに書かれたレビュー論文の様な本だった。
時計遺伝子が体の機能に深く寄与しており、生活習慣病にも関連すると話題になったのは2010年ごろからだろうか。
本著では、体内時計が崩れると、赤ちゃんでも生活習慣病など様々な病気になると警告されている。
また、発達障害は体内時計混乱と言い切る。
親の夜型化によって子供の体内時計が狂わされていることが子供の発達障害を引き起こす原因という。
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Posted by ブクログ
文に癖があって読みづらかったけど、赤ちゃんを育てる上で非常に大切な睡眠習慣のことが書いてあって、読んでよかったなぁと思った
早寝早起きってすごく大変なので今までついつい夜更かししてしまっていたけど、この本を読んだらなぜ早寝早起きをする必要があるのか、遅寝遅起きだとどんな困ったことになるのかが書いてあって
もうこんなこと知ってしまったら自分自身も早寝早起きしようと自発的に思うようになったし、まして今私が育ててる6ヶ月の赤ちゃんの生活リズムは私がしっかり守っていかなければと強く思った
この本の内容は一言で「早寝早起きをしろ!」ってことに尽きるんだけど、なぜ早寝早起きをしなければならないのか?を -
Posted by ブクログ
睡眠と精神の健康は非常に強い関係があるとのこと。
睡眠や生活習慣の改善には、いろいろなアドバイスが記載されていたが、目新しいものはそれほどなかった。
ただ、単に早く寝なさいと言うだけではなく、子供の気持ちに沿ったり、背景にある事情を一緒に考えることが大事だと思った。
以下メモ
・睡眠記録をつける
・昼寝、休日の寝溜めより夜毎日同じ時間に寝るほうが良い
・親の声掛けが大事、早く寝なさい よりも、昨日よく眠れた?良かったね、の声掛け(=あなたのことを気にかけているよ)
・寝る1時間前にスマホ、テレビは見ない 特に小中学生の睡眠改善は夜の電子機器使用制限できたかどうかにかかつている
・睡眠と自尊感 -
Posted by ブクログ
本書は子どもの睡眠不足に警笛を鳴らした本である。本書で述べられている多くのことは現段階では疑似科学の範疇にあるといわざるを得ない。以下ではその解説を書いていく。
まず前提知識として、著者が提唱を始めた「小児慢性疲労症候群」は、社会構成主義(社会問題を理論付けるための後付けの理論)であることに触れておく。名古屋市立大粂和彦教授によると、長年不登校児童・生徒を診断してきた著者がある程度傾向があることを示したことにより名付けられた病名だと述べている。また診断基準のあいまいさ、疾患概念としての一貫性・統合性(integrity)、他の疾患概念との区別、客観的指標に対する疑問などが指摘されている。