ベン・カスノーカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ海外の人材会社といえばリンクトインが有名で、リンクトインが目指す会社にとっての人材マネジメントのあり方を学びたかったため読んだ。
「まとめ」
・背景として、長期雇用は変化の激しい時代に対応できなく社員の成長も望みにくい、フリーエージェントは短期的過ぎてそれだけでは会社の持続的成長につながらない
・そこで会社と社員が互恵的な関係を結び、プロスポーツチームのようにお互いの信頼関係に基づいて仕事に取り組む。
「感想」
・高度経済成長期から続いていた終身雇用制度の問題点が数多く取り糺され制度的欠陥を生んでいる事はおそらく誰もが暗に実感しているのではないか。一方でこの本に書かれたアライアンスという関係性は非常に理にかなっていると感じた。多様性という観点で改善点はあると感じたものの、そこは各個人のネットワーク情報収集力をマネジメント層がうまく把握しておけば問題になることもないと感じた。
・では、なぜ多くの日本企業はこうした形態を取らないのか(取れないのか)。ここでも最近のホットワードである”既得権益”が引っかかる気がしている。すでにある程度の役職をもらい収入も安定している4,50代からすればあえて制度を変更するインセンティブはないに等しい。おそらくそうした状況を変えるには”危機感”しかないと思うためこうしたアライアンスのような考え方がもっと学生から認知できるようになると社会が少しずつ変わっていくのではないかと感じた。
・「ネットワーク情報収集力」という考え方は、先日読んだデザイン思考的な観点からも、会社の成長に必要なことだと感じた。
「学び」
個人と会社、2つの視点からアライアンスについて考える
個人
・会社の成長に対して何ができるのか、逆に自分の成長のために会社に何を求めているのか明確に説明できるようにしておく必要性を感じた。特に意識高い系就活生は後者の”成長できる環境”ばかりとらえがちだが、実際に”終身関係”を続けるには自分が会社を成長させたいと思うか、思うのであればどういった観点でという切り口も重要である。
・自分のネットワーク情報収集力を知っておく事はすぐに役立たないとしても中長期的に実を結ぶのではないかと感じた。
会社
・上司と部下という一方的な関係ではなく、お互いがお互いのために何ができるかという視点で話し合いを続ける必要性を感じた。そのために会社の中の個人だけではなく、その個人が将来的にどういうことを成し遂げたいのか何を大切にしたいのかという大枠から一緒に連想してあげることを意識する。これは採用を含め、社外の人間関係についても言えることだと考えている。 -
Posted by ブクログ
- リンクトイン 創業者 リード・ホフマン著書
- 「雇用」は「取引」ではなく「関係」として捉えるための枠組みであり、
自立したプレーヤー同士が互いにメリットを得るために期間を明確に定めて、
会社と個人がお互いの信頼関係をベースにフラットな関係を構築する「アライアンス」である。
- 社員は会社の成功のために時間と労力を投入し、会社はその社員の市場価値向上のために時間と労力を投入する。
そうすることで互恵的な提携関係を結び、お互いにより大きな果実を狙う。
- まさにスポーツチームのような組織
【所感】
大企業の終身雇用の時代が終わるというのは誰しもが実感しているはず。
そして次の時代の企業と個人の関係性を提言しているのがこの「アライアンス」という考え方だと実感した。
国が主導した官製産業時代➡大企業時代➡アメリカナイゼーション時代➡個人の時代
既に一部で始まっているがこれこそがインターネットの持つ本質、「フラット」「リンク」「シェア」、
「つながり」、「共感」の時代の企業と個人の関係性の変化、価値観の変化だと思う。
ここから「価値観の共感」「個人のつながり」をキーワードにした働き方の変換、雇用の流動性が間違いなく始まるという確信を持った。 -
Posted by ブクログ
●読むキッカケ
・組織論を深めたいなあと思い
・自分がNPとの関係をどう捉えるべきかの、参考になればと思い
●サマリー
・終身雇用制度が崩壊している現代にあって、
企業と社員はある種のフリーエージェントのように、義務と権利とでつながるべきとのこと。
社員側の義務は与えられた役割やMISSIONを遂行すること。
これは当たり前だが、それに対して企業は権利を与えることが重要とのこと。
例えば成長機会であったり、次のフィールドに挑戦するにあたっての支援であったり。
そして、その部分を最初に働く上で両者協議の上決めるのが大事とのこと。
終身雇用という関係で考えると何を面倒な、と思うようなところも、
契約社員だとか外部であれば当たり前の、契約するという概念を、
正規社員に対してもきちんとやりましょうというのは、たしかになあと思う。
そして、結果として、両者後腐れなく、一生つながっていける関係性を構築するというのは、
間違いなくメリットがあるし、現在自社で全く出来ていないことだよなあと思う。
●ネクストアクション
・自分は自社で何処までをやるべきなのか、引ける限りで線を引いておく。
そして、その分何を頑張るのかを言語化してみる。
●メモ
・コミット期間を定めることに対して、会社側やマネジメント側はやめることを助長するのではないか、
という疑問に対して、そもそも社員が辞めることはアンコントローラブルなものであるので、
関係ないとのこと。
むしろ、変にコントロールしようとすると、社員は隠れてそれを実行し、
検知できる機会を失うという意味で、合理的にも不利になるだろうとのこと。
・社員は大きく、「ローテーション型」「変革型」「基板型」の3つに分けられ、
それぞれのタイプに応じた就業期間の枠組みを構築する必要がある。
一律で何かを押し付けることは、最適ではない。
・1つのコミットメント期間が終了する前段階で、きちんと両者話し合う場を設けることが重要。
そうすると、社員側が仮に会社をやめるつもりだったとしても、それを事前に検知することが出来、
優先対話権を獲得することが出来る。
・対話の場では、企業の目標と価値観を社員のキャリアの目標と価値観にある共通点をマネージャーは明らかにする必要がある。
その際、全てに整合性を求めることは無理であるので、
ALLIANCEを長続きさせるのに必要十分な一致がとれれば問題ない。
また、一定の期間内での必要十分であるので、そういった意味でも難易度は下がる。 -
Posted by ブクログ
スタートアップ的人生(キャリア)戦略
著:リード・ホフマン , ベン・カスノーカ
私たちはみな、起業家として生まれついている。
人はみな「自分自身の運命の手綱は自分で握りたい」、そして「常に創造的でありたい」という思いがDNAに組み込まれているからであり、創造こそ、起業家精神のエッセンスなのである。
仕事に対してこれまで抱いていた考えは捨てよう。新しい時代の始まりだ。ルールは変わった。変化には、チャンスと難題の両方がつきものである。いま求められるのはスタートアップ的な発想と具体的なスキルである。
どんなスタイルで仕事をしていても、新しい機会をつかみ、今日のような一筋縄ではいかない仕事環境で難題に対処しようとするなら、「自分のキャリア」をスタートアップとおなじように舵取りしているつもりで発想し、行動する必要がある。
本書の構成は以下の7章から成る。
①人はみな起業家
②強みを培う
③変化への適応はプランニングできる
④強いつながり、弱いつながり
⑤偶然の幸運を戦略的に引き寄せる
⑥リスクに気づかずいたら、リスクのほうがあなたを探し当てる
⑦他人の頭脳を拝借する
外部環境の変化が激しいスピードの中、どう適応していくかについて、スタートアップ企業のやり方を個人のキャリアプランにどう落とし込んでいくかが記された本。
スタートアップ企業が特別ではない、これだけ変化・適応・進化が個に求められる時代で、それに対応していくことは難しい。置かれた環境や求められる姿や自分の意志もあるものの、スタートアップ企業の未知なる環境へのダイブの仕方やそこで結果を出していくための心がまえは「個」に落とし込むと大いに参考にすべきことも多い。
リスクへの捉え方や、「個」ではなく、他者との関わり合いや他者への貢献や場合によって頼る、人との関係性等、共通点も多い。
リンクトイン共同創業者の著者によるスタートアップ企業としての立ち上げから成功までの経験を絶妙に人生戦略として落とし込んでくれている。 -
Posted by ブクログ
そこそこ面白いが、長いし後半は密度が落ちるので3章までで良い。
以下メモ
飛ぶ鳥を落とす勢いのスタートアップが採用する事業戦略と、順風満帆の人生を送る個人のキャリア戦略は驚くほど似通っている
永遠のベータ版という生き方、考え方
キャリアの何年間成長経験を歩んだか?同じ一年を20年繰り返していないか?
10年後のキャリアプランという考え方は世の中が不変なことを前提ときており、現代では役に立たない。大切なのは強み。専門性を優先し、他人があまり選ばないニッチな分野、スキルのエキスパートになること。
VCが投資しているシリーズAのスタートアップを見ると今後必要なスキル、ソフト資産が見えてくる。
情熱は内省から見つかる物ではない。行動から自然に生まれるもの。ソフト資産を培うための場所を探そう。
シェリルサンドバーグ「私がプランを持たないのは、プランがあると今の選択肢だけに縛られてしまうからです」
世界銀行からキャリアをスタートし、財務省、コンサルを経てエリックシュミットにキャリア相談したところ成長業界にあるべきだと言われGoogleに入社。4人しかいなかった営業部門を率いて1000人まで成長させ収益の柱を作り、FBのCOOへ。
ABZプランニング
ずば抜けた起業家は、ずば抜けた同志を雇うことができる。リーダーの役割において、採用以外は瑣末な仕事と言っても過言ではない。
本物の繋がりを築く上で必要なこと
1. 相手の視点でものを考える姿勢。
2. 自分が相手から何を得られるかではなく、相手をどう助け、力を合わせられるかを考えること。
・相手にとって本当の利益につながる方法を探る。相手と自分の共通の関心事項を時間をかけて探り、共通の土台をつくることを実践するかどうか。
経験が乏しくても仕事を覚えるのが早い人材を雇う。中くらいのリスクで大きな見返りを得られる。市場で過小評価されているので安く雇える可能性も高い。