ベン・カスノーカのレビュー一覧

  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    最初この本を手にとったとき、これって一人ひとりの職務を明確にするという意味で欧米はもともとそうなんじゃないの?と思った。けどそうではなくて、日本はいわゆる就社、海外は職務ごとの契約という違いはあれど、どっちも結局のところは会社と従業員の間での契約、取引という意味では同じだったんだなということを知った。

    ここで言っているALLIANCEとは、契約や取引ではなくて、会社と従業員との関係をどう作るかということ。確かに契約というよりは関係づくりという意味で、会社と個人とがお互いに何を提供しあえるのか、どのくらいの期間で何を目指すのかを共に考えて対話していけるのは素晴らしいなと思った。

    そして卒業生

    0
    2019年01月26日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    ペイパルマフィアの一人、リード・ホフマン氏の著書。
    会社と個人の間にフラットで互恵的な信頼関係「アライアンス」が本書のテーマである。環境変化の速いシリコンバレーで成功する企業は長期的な信頼関係を築いており、アライアンスこそシリコンバレー最大の成功要因と捉えている。

    雇用関係をアライアンスだと考えると、自立したプレーヤー同士が互いにメリットを得ようと期間を決めて提携関係をなすことになる(いわゆるチームになるわけである)。結果的に強いビジネスと優れたキャリアを手に入れることにつながる。

    変化の時代の中では、企業にとって一番大事な社員の能力は起業家のように考え動く力であるという。人材のコモディテ

    0
    2019年01月20日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    終身雇用の時代が終わった現代の、
    企業と労働者の関係のあり方を提案する本です。
    シリコンバレーを例にとり、
    アライアンス(直訳で「提携」の意)という関係を提唱しています。
    著者は、イーロン・マスクやピーター・ティールなど
    ペイパル・マフィアと呼ばれる一人のリード・ホフマン。

    終身雇用が終わった現代、
    人はキャリアアップを目指し、
    ひとつの企業にとどまらず、
    転職を繰り返し向上していく働き方が
    主流(もしくは今後の主流)となっていっている。
    少なくとも、アメリカのシリコンバレーではそう。

    そこでは、会社と労働者がウィンウィン、
    つまり互恵的な関係を持つようになっている。
    会社は労働者に変革(

    0
    2018年12月02日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    ・「この社員はいずれやめるだろう」と認識することが、実は相手から信頼を得るベストの方法であり、それゆえ優れた人材に会社にとどまろうと思わせるような関係を育てるベストの方法でもあるのだ
    ・コミットメント期間は5年が望ましい。1年目で、目的を果たすのに重要な背景事情が理解できるようになる。2年目は、変革を実現し、自分のやった仕事だとはっきり示すための時期だ。3年目から5年目にかけては、自分の生み出した変革を根付かせ発展させていく時期。もしくは、期待通りに物事が進まなかった場合は、方向転換をするための時期だ
    ・ローテーション型は会社に規模拡大をもたらす
    ・変革型は適応力を与えてくれる
    ・基盤型は会社

    0
    2018年05月06日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    このタイミングで改めて『ALLIANCE』を再読。今後は一つの会社に属するのではなく、複数のチームを股にかけながら、プロジェクト単位で仕事を回し、ポートフォリオを組んでいくのが当たり前の社会となっていくと個人的には思っているし、自分も実践していこうと思っている。そんな働き方の兆しを先取りするLinkedinのリード・ホフマンらがしたためた本著で思考の整理を。

    0
    2016年12月17日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ベンチャー企業と優秀な働き手を繋ぐコミットメントを中心とした関係づくりがわかる。こういう関係での仕事にあこがれる。

    0
    2016年02月23日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    優秀である社員ほど、成長出来る環境を求める。シリコンバレーで実践されているAllianceという雇用形態を紹介した本です。人は企業と雇用契約を結びますが、概念として人は企業と信頼関係を持ったうえで企業のプロジェクトゴールにコミットし、短期間毎にAllianceを見直していきます。変化に富むシリコンバレーの組織に即した形態でありますが、我々としても変化に富む中小企業の雇用提言に活用する事が出来ます。
    実際にIT中小企業に紹介し、興味を持って頂きました。(三浦)

    0
    2016年01月29日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    新しい雇用。家族ではなくチーム。コミットメント。仕事の内容と期間。目標と価値観。ネットワーク情報収集力。卒業生ネットワーク。

    0
    2015年11月20日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    高度成長期に最適だった終身雇用モデルが崩壊した今日、あえて企業と社員の関係を「契約」に基づく”権利と義務の取引”から、「信頼」に基づく”互恵的な提携”に見直すことを提唱した一冊。

    特に変革期の企業に有効な人事戦略として、企業と社員が「お互いに」果たすべきミッションを明確化し、目標達成までの「コミットメント期間」を設定した上で、誠実な対話を通じた丁寧な相互フィードバックを繰り返すことで生まれる(もし社員が転職した場合でも続くような)長期的な信頼関係をベースに、社員の社外人脈や「卒業生」も含めた巨大なアライアンス・ネットワークを構築することにより、企業の変化に対する適応力が高められると主張する。

    0
    2015年10月12日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    ベンチャー企業で働いていると、この本で書かれていることはごく当たり前のように感じる。ただこういう本が売れていることは、徐々にアライアンスという考え方が広まっていくのだろう。
    その時を見据えて自分のスキルやキャリアを考えておかなければならない。

    0
    2015年09月27日
  • スタートアップ的人生(キャリア)戦略

    Posted by ブクログ

    ・資産×大志×市場環境が最大化するように
    ・ABZで可変かつ安定かつ挑戦的なプランを
    ・人との繋がりを作りセレンディピティを引き寄せる

    0
    2024年02月05日
  • スタートアップ的人生(キャリア)戦略

    Posted by ブクログ

    人生もビジネスもスポーツも全て原理原則は一緒で、自分自身の人的資産がその先の成果にも繋がってくる。
    不確定な不安や、リスクを怖がるのではなく、挑戦すること。挑戦するためにも自分自身のつながりを広げることによって意図的にリスク軽減できるので、もっとマーケットに出ていくことの必要性を今をときめく起業家から学べた。

    0
    2023年07月29日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

     長期的関係のために定期的に仕事を変える一見矛盾しているようだが、これが「コミットメント期間」(ツアー・オブ・デューティ)の枠組みの真髄である。
    「ツアー・オブ・デューティ」はもともと軍隊用語で、任務や配置の割り当て一回分を意味する。軍に属している間、通常なら兵士は複数回のコミットメント期間を務めることになる。ちょうど社員が一つの会社や自分のキャリアの中でさまざまな部署やプロジェクトにいくつも取り組むのと同じだ。


    1. ローテーション型
     ローテーション型のコミットメント期間は社員ごとにパーソナライズされておらず、概して互換性が高い。ある社員を既定の職務に就けたり外したりという交換が簡単に

    0
    2023年06月18日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界最大のプロフェッショナルネットワークである、Linkedin(私も登録してます)の共同創業者が書いた本です。取引先の部長さんから進められて読みました。

    企業と社員がお互いの付加価値を高めることができるような長期の良好な関係(Alliance)を築くことの重要性を説いています。確かに雇用は双務契約です。雇用者と被雇用者の利害が一致することが重要です。

    この本では更に、従業員が会社を去ったあとでもAlumniの一員として、会社との関係が継続されることにより、相互に恩恵が得られること、そして企業としてAlumniのネットワーク構築に努力すべきことが協調されています。

    終身雇用が前提の時代で

    0
    2018年11月10日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    新しい働き方、企業と人の新しい関係について、PayPal創業メンバーでLinkedinの創業者であるリード・ホフマンがその経験をもとに著した本。終身雇用を前提とした長期の雇用契約ではなく、ミッションやプロジェクトごとのアライアンスで柔軟で自由な環境を作り出そうというもの。在職者のキャリアアップを第一に考え、卒業生とも良好な関係を築くことで優秀な人材が集まり、パフォーマンスを最大化することができる。何よりの証拠として、これを実践していたPayPalから、Linkedin、テスラ、YouTube、Yelp、Yammer、スペースXなどの企業が生まれ、相互に良い関係を持っていること。端的に言うと人を

    0
    2016年06月14日
  • ALLIANCE アライアンス

    Posted by ブクログ

    個人と企業の理想的な関係について書かれた本。個人と企業の信頼関係とは、どういうものなのかを、著者でありLinkedIn創業者であるリード・ホフマンの実体験をベースに書かれている。多くの人が1度は考える「転職」に個人と企業がどのように普段から向かい合うべきかや、個人として今の仕事をどう捉えるのかを考えさせられた。もしいつか自分がマネージャー職になった時にもう1度読みたい本。

    0
    2016年03月05日