西本紘奈のレビュー一覧
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ニコニコ動画発の人気歌を小説にした本書。
裁判官にあこがれる優等生、葉常美空はまじめな女子校生です。10センチ以上もある六法全書を毎日鞄に入れて通学するある日、彼女にある男子生徒が声をかけます。それは学校の人気者であるバンドマンの嶋田柊二(しゅうじ)で、2人は仮の交際を始めます。しかし、彼の行動で、事態は思わぬ方向へ展開してしまうのでした…。
一見柊二は、軽くて、バンドマンをしているがゆえにモテモテで、見た目がいいだけの男に見えるのですが、途中、彼の姉の口から、美空は意外な事実を告げられます。外見に似合わず、柊二が女の子に求めていたものは何だったのか。それが分かると、読んでいる側も、頬がゆる -
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ネタバレしばらく「積読」になってましたけど、思い立って読み出したら、一気に読んでしまいました。なんで、「積読」にしてたんだろ?
「陰の花嫁」の真十と神祇部総帥の史。お互いに好きなのに、結ばれると神祇部が滅ぶと言われて、真十は常璽宮総帥の昂と常璽宮へ。真十に手が届きそうで、目の前から消えてしまったときの史の気持ちとか、史を前に首を横に振った真十とか、切なさ満載です。
どうにかして真十が「陽の花嫁」にならないかなぁって思っていたら、最後に真相が明らかになりました。「下照姫」って聞かない神様だなって思ってはいましたけど、「天照」」と対になってると考えたら、ああ、なるほど。
40年前に常璽宮が滅びかけた理 -
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ネタバレクラウディオがいい男過ぎて泣けた……!!
あの、最後の告白のシーンを小野大輔声で脳内再生して一人でハァハァしてしまった。あれ、ドラマCDとかやってくれないかな。悶えられるぜ。
私はユースよりもクラウディオの方が好きだ。不器用なツンデレはいいものだ。(そういう意味ではエミリオも可愛くてたまらない)
途中の雰囲気から、誰とも結ばれることなく元の世界に帰って終わるのかと思ったが、エピローグで救われた。まあ、三角関係という意味では全く決着はついてないがww あ、耀子ちゃんがいるから四角関係?
前シリーズが微妙だっただけに、読み始めは少し不安だったけど、今回のはすごくよかった!
いきなり好みに化ける -
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1巻では苦手かも……と思っていましたが、今では昂が一番好きなキャラです。
2巻以降は違和感ありまくりだった疑問形の話し方も、だいぶ改善されていましたし。
この話は最後まで読まないと全てが明らかにならないので、1巻の時点で打ち切らなくてよかった。最終巻はいろいろ切ないですが、よくまとめられています。
作中では真十が昂に対して常に疑いを持っていたので、昂が好きな私としては本当に辛かったです。不憫な子だなぁ。
真十は実際のところ、昂に本気で好かれていたことに気づいているんでしょうか?
私の読解力が乏しいのもあるんでしょうが、ちょっと分かりにくかったです。
結局真十は史とくっつきますが、最後に昂の -
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ネタバレ昴が常璽宮の総帥で真十がその「陰の花嫁」、史が神祇部の総帥でハルカが「陽の花嫁」と役者が揃いました。ハルカが史に全く好意を持っていないところは救いでしたけど、彼女も望まない運命に翻弄されて、ちょっとかわいそうです。
真十は常璽宮の総帥が昴であることを史に言えなくて、前半はそんな真十と昴に史がやきもきしてましたけど、後半真十がなぜ「陰の花嫁」かっていう理由も分かり、昴の正体も史にバラされて、これから史がどう動くのか楽しみです。
目の前で真十と昴が抱き合ってて、それが何の問題もない組み合わせだとしたら、好きなのに絶対に手を出せない史としては、なんとも言えないでしょうし、昴は「陰の花嫁」ってこと -