西本紘奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレイラストが好みじゃないんで、しばらく積読になってたんですけど、読んだら意外と面白かったです。
史も真十もお互いに好き合っているのに、陰と陽の違いだけで、その気持ちを伝えることがなかなかできない。もどかしいです。確かに二人が結ばれると人の命がなくなると言われたら、自分たちだけよければっていうのは、なかなか言えないです。
特に後半、常璽宮の総帥の正体が分かり、矢束よりはるかに入り込んでるやんって思いました。まさか史も自分の背中を預けて戦えるような相手が敵の総帥とは思わないから、知ったときの衝撃は大きいかも。
しかも常璽宮がこれまでに襲ってきた理由が、史が真十を抱いて神祇部を破滅に導くかどうか -
Posted by ブクログ
ネタバレ5巻目。最終巻。
最後の表紙がユース!ってことは、アリアはユースを選ぶの?って思いながら読み始めると、結婚式の相手はクラウディオ。アリアに結婚したいって言われて、喜ぶクラウディオがかわいいって思いながら、この展開は怪しい。そう思っていると、やっぱり、罠でした。
4000年も生きている教皇フォルテはさすがラスボス、聖女の血肉を食べるって気持ち悪いけど、見事アリアが教皇を倒し、そのあと、アリアが元の世界に戻るって話になり、ユースとの別れより、クラウディオとの別れがしんみりして・・・・ってところまではよかったけど、結局アリアはどっちが好きなのか分からないまま戻ってしまって、ちょっとモヤモヤしちゃい -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙が美形男子2名に平凡女子1名で、なかなか興味が湧かなかったけど、読んでみたら、クスって笑える箇所が何カ所か。
数学の点もすごいけど、妙に現実的で、褒め言葉にも否定でなんか好感度UPです。間違って異世界に飛ばされた割には、意外と馴染んでますし。
ユースもかっこいいんだけど、妙に残念だし、クラウディオは悪評の割にはまともだし、どっちと最終的にくっつくのかが気になりますけど、私的にはクラウディオとくっついて欲しいかな。
元の世界の耀子ちゃんの存在も気になります。間違って飛ばされたとあるし、あのラブ度から、彼女も異世界に飛ばされてきそうな感じがします。
次巻もちょっとだけ楽しみです。 -
Posted by ブクログ
バイトは首になって、親は借金残して蒸発して、ひったくりにあった上に、
弾みで川に落ちそうになって、ついでに切り裂き魔に遭遇して…。
という、不幸のどん底女子高生・広瀬真十は、あわやというところを
名門藤陵学園の学生兼理事長・藤原史に助けられる。
彼の誘いにより、保護の名目で、巫和として学園へと編入することになる。
その裏には、史に関わる「花嫁」の予言など色々な思惑が蠢いていて…。
と、あらすじを書こうとしましたが、なんかまとまりませんでした。
言わば「王道」の少女小説かと思います。
主人公の真十は守られるしかない自分に悩みつつ、努力するテンプレな主人公ですし、
史もオレ様と書かれていますが、 -
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Posted by ブクログ
“弱みにつけこむように、昴が史に顔をよせた。
「史、あんたは真十が、あんたの《花嫁》だと疑ってるのかい?だとしたら、さっき、俺が真十に言った花嫁って単語に反応したのもわかるね?」
「……神祇部に入って二年目のおまえが、なぜ《花嫁》の予言を知っている」
昴のことばを否定せず、史が問いかける。昴がまぶしげに笑った。
「ああ、《花嫁》の予言は、四年前に失踪した伊邪那美の巫和が告げたものなんだっけね?でも《花嫁》の予言は神祇部では有名だから、いくら代々藤原家に仕えていない俺でも知ってるさ。そう、たしか——」
指をくるくるとまわし、昴は《花嫁》の予言を口にする。
「“神祇部の総領、藤原史が、彼らの総帥の