野崎まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんかすごい文芸誌が出たらしいと、文芸誌読んだこともないのに見たくなって買ってしまった。
たしかに本としても頑丈で紙も色々使われていて通勤時に毎日3週間くらい持って行っていたが、鞄が本当に重くなった(笑)
そして今回の特集は「悪」だったために、その内容はおかしい笑えるハッピーとは少し違った暗い、不幸せ、理不尽…などといったいわゆる比較的ダークサイドのお話がやっぱり多くて、帰りがけに読みながら快適な気持ちにはあんまりなりづらかった(笑)
「全身政治家」は割と面白く、「サンクトペテルブルクの鍋」に至っては、闇鍋のようなお話であって途中からうまく追えなくなってしまった。しかし短編の間に挟まれてい -
Posted by ブクログ
面白いと言えば面白い、が、よくわからないと言えばよくわからないというのが率直な感想です。ちょっと期待し過ぎてしまったかもしれません。前半と後半で様相は一変する感じ。前半、主人公2人の幼少期から小説との出会い、小説にはまっていく様、とある人物との出会いと成長の中で見えてくる本人達の心境の変化やお互いの関係性。そして、小説を読むということとは、小説を書くということとは。今まで考えたことも無い視点から描かれていく物語は新鮮さもあり割と楽しんで読んでおりました、が、中盤あたりからはちょっと落ち着いてゆっくり読まないと見失う感があったかなと。言わんとしていることは最終的にはわかるわけですが、大雑把な感想