野崎まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026/09/09
まさしく、帯に書かれている『物語に救われ、読書に呪われた』話。
嫉妬や葛藤など様々な感情を伴った成長物語かと思って読んでいたら、思っていた展開から大きく外れていき、途中から一気に違う道に迷い込んでしまったような、途方に暮れた気持ちになった。
私は今、何を読んでいるのだろう?
本を読む話から、本を書く話になるのは理解できる。でも、、、
宇宙の話?いや、ファンタジーの世界?
哲学……?
この困惑は、綺麗にまとめられた最後に表れた答で一応は晴れる(綺麗にまとまり過ぎな感は否めないが)。
時空を超えて友達の疑問の答を探す。
途方もない時間をかけて。
なんて純粋な思いなのか。 -
Posted by ブクログ
どうカテゴライズすればいいんだろう?非常に迷う作品。
後半に差し掛かるまではジュブナイル小説、青春小説の印象。幼いころから小説という分野に魅せられた少年が大人になるまでの物語。ひょんなことで仲良くなった親友が文学の神様に愛された磨かれぬ原石だと気づいた時の嫉妬と羨望と諦めをないまぜにしたような感情。こういうの好きだ。最近読んだのだと『国宝』に近いかも。
後半は怒涛の展開。えっそういうジャンルの小説なの?ちょっと理解が追いつかない。でも細かい点は無視して作者のメッセージにだけ集中すれば、それはとてもシンプルなこと。
あぁ、小説を愛するって本当に素晴らしい。小説を読むことを趣味としている自分を肯 -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった…というのがまず感想。
ボリュームがすごい。
GOATは先発の「meets」と「愛」を紙の雑誌で読んだのだけど、今回は電子書籍で購入。
比べてみて大変申し訳ないけど電子書籍の方が読みやすかった。紙の方はたぶん(絶対)狙ってデザインされているんだけど、それがとても読みにくかった。
「悪」というテーマはとてもよかった。
悪とは視点によって正義でもあったりするあいまいなものなので、そこにこそ人の感情の機微はあるんだと思う。
ただほんとに、ボリュームがありすぎる。
申し少しライトであるなら定期購読するんだけど。
他の本が読めなくなってしまう。 -
Posted by ブクログ
初めて文芸誌を買った!
このボリュームで510円はお得。
「特集:キトヴォラの今」朝井リョウ
キトヴォラって何?けみさゆろって何?って思って調べてしまった。きっとこれらに当てはまるのは読者それぞれの解釈なんだなぁと思った。すごく短いお話だったけど、朝井リョウ味があって考えさせられた。
「落ち着いて」小川哲
すごいリアルだと感じた。
『優しさは冷たさでもある。「君に文句を言わないよ」という温かいルールの裏には、「だから僕にも文句を言わないでね」という冷たいルールが存在する。誰かに対して怒ってしまうのは、誰かのことを期待して信じているからで、怒るのをやめるためには、他人に期待しないように生きな -
Posted by ブクログ
様々なジャンルを超越した小説の集大成のような作品だった。ファンタジーであり、ミステリーであり、青春ものであり、群像劇であり、SFでもある物語だった。
章立ては無く、物語が切れ目無く進んでいく。一気読みには最適だと思う。
ただ、終盤に突然ファンタジー要素がこれでもかと投入されるので面食らって、付いていくのに必死だった。
この本は小説を賛美し、小説を構成するすべての要素を全肯定している。それは文字の素晴らしさに始まり、読書のスタイル、その果てにどんな行動を起こすのか、感想を書くのか、新たな物語を紡ぐのか、それとも何もせず心に留めるのか、その全てを認めてくれる本だった。主人公のように小説が好きであ