野崎まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレテーマやトリック(?)、内海と外崎の関係性は良かっただけに、終盤に急にやってくる超ド級ファンタジーと登場人物達の説明くさいセリフがめちゃくちゃ気になってしまった…
文体があっさり淡々としてるからなのかファンタジーとの相性があまり良くない気がして…それまであまり喋らなかったキャラも急に喋り出すし…
ただ。
私自身読書は大好きで大量の本を読んできたけど文章を書くのはからっきし、というタイプで特に最近は言語化ブーム(?)ということもあって上手く出力できない自分にもどかしさ・悔しさを感じることも多かったので、「小説は読むだけでもいい」というメッセージ自体はとても刺さった。
内海と外崎の関係性もかなり -
Posted by ブクログ
◯
小説を読みつつ、
小説の何が魅力的なのかを知ることができる
そんな体験的読書時間だった。
印象的だった言葉(要約)は、
「人の精神は得られる情報の量以上に増えられない」
上限があり、頭打ち。
ただ、精神は、人の心は、材料よりも増えられた。
その楽しい方法は、「嘘をつくこと」
その嘘が詰まっているのが‘小説’ってこと
自分一人では得られない情動を小説を通して経験できる。これが現代の人や情報が混じり合う中で、溶け切らずに生きていけるエネルギーに変わるんだと思った。
面白い切り口だよな〜
○
事象やモノの例えを抽象的にしている場面が多かった。
この抽象性を理解できる読解力が必要で
この力が -
Posted by ブクログ
174ページまではおもしろかった。178ページかも。
このくらいの長さの小説ではめずらしく、章立てされておらず、ずっと文章が続く。ほかの多くの小説なら文章のあいだに空白を入れるような場面でも連続して続く。
だからといって読みづらいかといえばそういうわけではない。どちらかというと映画や漫画のコマの切り替えのような操作法で文章の切り替えを行うので、リーダビリティ高めで読み通せる。
ただ冒頭で書いたとおり、終盤まではおもしろく読めたのだけれど、伏線を回収する段になって、その回収の仕方がどうにも気に入らなかった。
小説の読者をただただ肯定するようなオチなので、読者に優しいといえば優しいのだが、むし -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった…というのがまず感想。
ボリュームがすごい。
GOATは先発の「meets」と「愛」を紙の雑誌で読んだのだけど、今回は電子書籍で購入。
比べてみて大変申し訳ないけど電子書籍の方が読みやすかった。紙の方はたぶん(絶対)狙ってデザインされているんだけど、それがとても読みにくかった。
「悪」というテーマはとてもよかった。
悪とは視点によって正義でもあったりするあいまいなものなので、そこにこそ人の感情の機微はあるんだと思う。
ただほんとに、ボリュームがありすぎる。
申し少しライトであるなら定期購読するんだけど。
他の本が読めなくなってしまう。 -
Posted by ブクログ
初めて文芸誌を買った!
このボリュームで510円はお得。
「特集:キトヴォラの今」朝井リョウ
キトヴォラって何?けみさゆろって何?って思って調べてしまった。きっとこれらに当てはまるのは読者それぞれの解釈なんだなぁと思った。すごく短いお話だったけど、朝井リョウ味があって考えさせられた。
「落ち着いて」小川哲
すごいリアルだと感じた。
『優しさは冷たさでもある。「君に文句を言わないよ」という温かいルールの裏には、「だから僕にも文句を言わないでね」という冷たいルールが存在する。誰かに対して怒ってしまうのは、誰かのことを期待して信じているからで、怒るのをやめるためには、他人に期待しないように生きな -
Posted by ブクログ
様々なジャンルを超越した小説の集大成のような作品だった。ファンタジーであり、ミステリーであり、青春ものであり、群像劇であり、SFでもある物語だった。
章立ては無く、物語が切れ目無く進んでいく。一気読みには最適だと思う。
ただ、終盤に突然ファンタジー要素がこれでもかと投入されるので面食らって、付いていくのに必死だった。
この本は小説を賛美し、小説を構成するすべての要素を全肯定している。それは文字の素晴らしさに始まり、読書のスタイル、その果てにどんな行動を起こすのか、感想を書くのか、新たな物語を紡ぐのか、それとも何もせず心に留めるのか、その全てを認めてくれる本だった。主人公のように小説が好きであ