野崎まどのレビュー一覧

  • 小説

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    ネタバレ

    小説を読むのが好きな主人公・内海とその友人・外崎の話。全体を通して区切りがなく読みにくかったが、それが内海の言葉だとしたら腑に落ちる部分があった。

    後半はイェイツ作品の妖精が出てくる展開だった。人間界と時間の進み方が違うファンタジー要素を利用して、全体を通して髭先生が伏線だったことに気付いた時は純粋に驚いた。

    新しい感覚として、意味が「意識の味覚」で物事に内包されたものであるというのは考えたことがなかったので面白かった。
    また、エントロピーが低い方向に進んで世界が混ざる方向に進むというのは共感とか妥協とかによる合意としてなんとなくだが納得した。ディベートとかを見るとエントロピー高いなとか思

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    2026年07月09日
  • GOAT Summer 2025

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    GOATの中で今のところ1番好き!
    やっぱり「悪」というあまりポジティブでは無い題材というだけで胸が踊る!
    マイナスなイメージの強い題材で、いったいどんなお話が読めるのかとドキドキしながら毎ページめくった。
    そして毎度のことながら、指心地が最高、これだけでも買う価値がある!

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    2026年06月18日
  • 小説

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    4.6/5
    いつ展開が広がるんだろうと思いながら読み進め、中盤から一気に話が進んで後半にかけてなんだかとってもファンタジー?!おもしろかった!前半と後半のギャップよ!小説ってこういうことよねってこの小説が言ってたことをこの小説が体現してくれた!これからもたくさん本読む!

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    2026年05月11日
  • GOAT Summer 2025

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    とにかくはちゃめちゃに良コスパな文芸雑誌第二弾。今号はテーマを「悪」と定め、悪にまつわる様々な物語が読める。

    収録作品の中の上村裕香著「全身政治家」がめちゃくちゃ人を喰った話で面白かった。

    とにかく顔がいい若きシゴでき市長から直々に生い立ちについてのインタビュー記事の依頼を受けた主人公。しかし話を掘り下げていくと奇妙な齟齬に気づく。勇気を出して本人に伝えると…。とにかくこの市長のキャラがいい。ビジュ良すぎる顔でシリアスに暗い生い立ちを語ってからのこのオチはもはやコント。しかしこれによって主人公が自分自身の過去と対峙する展開はちょっと感動してしまう。

    こういう話大好き。

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    2026年02月22日
  • GOAT Summer 2025

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    テーマは“悪”

    ダースベーダーもジョーカーもドロンジョも、嫌われてなんぼの悪役だけど、悪びって粋がる合間に見せるちょっとした何かが、妙に萌えてしまう。

    何を“悪”とするかは自由自在で、時には何層にも覆い隠して姿すら見せないものも……創作するものにとって魅力的な“悪”
    ひょっとしたら“文学”とは“悪”を表の世界に引き摺り出す作業だったりして。

    黒と緑
    本全体からおどろおどろと漂う質感
    さらに、行きつ戻りつスキマ時間でつまみ食いの許される値段。
    ただ、寝落ちに注意。
    顔面打撲が恐ろしいほど、分厚いから。

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    2026年02月13日
  • GOAT Summer 2025

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    今回のテーマは悪。改めて悪は人間特有の観点であり、様々なストーリーを色付けする重要な要素であることを再認識させられました。今回も大満足

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    2026年02月07日
  • 小説

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    「人生で読めてよかったBEST10」に入れざるを得ない。タイトル負けしない、恐ろしい名作だった。
    まず、テーマに喰らった。次に、未体験の文体と展開にエグられた。クライマックスをめくる頃には、ヘトヘトだったけど、不思議と、爽快さもはらんだ読後感。

    読書好きはもちろん、何かをする際、その「意味」を(他人から以上に、厄介なことに、自分自身が一層に)問いがちな現代において、凡人として苦悩している感覚がちょっとでもある人間であれば全員、体感しておくべき物語だ。

    思い出したのは、宮崎駿の映画たち。特に『君たちはどう生きるか』。問われていることを逆から辿って、青年期を織り交ぜちゃうと、この『小説』に辿り

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    2026年06月25日
  • GOAT Summer 2025

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    最高に面白いし!紙の質や色も可愛くて
    お気に入りの1冊になりました
    こんな安くて申し訳ない!
    工夫が 楽しい♥️ 読み進めるのが楽しい

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    2025年12月27日
  • GOAT Summer 2025

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    BS番組「あの本読みました?」の文芸誌特集で取り上げられているのを見て興味を持ち、まずはこの第2号を取り寄せました。

    朝井さん、一穂さんをはじめとする既読の作者だけでなく、名前は知っていても未読の作者もずらーッと並ぶラインナップで、「もっと読んでみたい」という気持ちが駆り立てられました。

    特に今号では「悪」をテーマにした短編に引き込まれました。話の中身も紙質を含めた本の装丁も興味深く、ウキウキしながらページを捲っていきました。

    雑誌をこんな気持ちで読むのは、幼いころに手にした漫画の月刊誌以来ではないかなと思ってしまいました。第3号の方ももちろん手に取りたいと思います。

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    2025年12月16日
  • GOAT Summer 2025

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    黒の紙が素敵
    もちろん表紙も素敵だけど
    中の紙の黒は素敵すぎる
    黒の紙にシルバーの文字
    ゾクゾクしすぎる
    そのうえ
    どのお話もゾクゾクしたし
    のめりこめた

    思った

    前作の特集愛より楽しかった
    どうやら私の中では
    愛より悪が勝っているらしい

    そして
    GOAT をつい買ってしまうのは
    一枚一枚の紙が素敵だからかも
    紙の力は偉大
    だから本はダンゼン紙派


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    2025年12月12日
  • GOAT Summer 2025

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    ネタバレ

    気になったところからつまみ読み。

    三浦透子さんのエッセイ、これは時を置いてまた読みたい。
    私も、”自分の倫理観を育てる努力”を見習って実行しよう。
    また、三浦さんがいつか振りがざすかもしれない大きな刀とやらを見てみたい、そんな気もしている。

    最近、短歌を読み始めた。
    千早茜さんのエッセイ中にある日記を読みながら、この感覚短歌になりそう、と思う箇所についつい付箋を貼った。
    歌を沢山読みたくなった時、まずは日記を認めてみる、その中からこの感覚忘れたくないと思う場面を短歌にしていく。
    旅に出たら、やってみよう。

    掌編とはなんぞや、それも知らずに読んだ方丈貴恵さんの「落書き」。
    うん、掌編を知ら

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    2025年12月07日
  • GOAT Summer 2025

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    ネタバレ

    絶対値段のケタが違ってると思う。5,100円と言われても納得の内容の濃さ…!3ヶ月くらいかけて読みきった。
    文芸誌自体ほぼ読まないのだが、いろんな作家さんをお試しで読めるところが最高。ここから次の読書につながりそう。
    黒い紙がきれいで、やぎもかわいいです。

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    2025年11月27日
  • 小説

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    おもしろかったです。
    私自身小説を読むばかりで、自分で書くのはもちろん、こうして感想を書くのもものすごく苦手です。なので、「読むだけじゃ駄目なのか」がすごく刺さりました。
    前半の、2人と髭先生の物語はとても素敵で、後半はやや難解でした。。途中で時間を開けたくなくて一気に読んでしまいました。結末はじーんとして、読後感も良かったです。

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    2026年07月13日
  • 小説

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    ネタバレ

    感想を言葉にするのが難しい本。
    今までにない読書体験。
    何にかわからないけど、泣けた。

    "わたしの内側が増え、
    そしてそれはわたしと混ざり合って益々1人の人としての意味が増える"
    この概念は、わたしの心の何かを刺し
    わたしも内海と同じように救われた気がする。

    本が好き。でも絶対書けない。創り出せない。
    消費?しているような罪悪感?のようなものをうっすら感じて、
    何も生み出せない自分に、ほとほと嫌気がさす。
    こんなに無価値で生きている意味ってなんだろう?
    日々に追われながら
    溜まっていく澱に絡め取られそうになっていたので、
    きっとこの本は、ホラ!読んでごらん!と、
    神様か

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    2026年07月14日
  • 小説

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    時々ストーリーがぶっ飛ぶ感じがしたけど(特に後半からいきなり超ファンタジー)、小説を読む事について、改めて見つめ直すきっかけになった。結末を知ってから、改めて前半を思い返すと、伏線が散りばめられていて面白い。良作だと思います。

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    2026年07月26日
  • GOAT Summer 2025

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    紙にこだわって作られているだけあって、めくるのが楽しい!
    特に「究極の黒い紙」が使われているページは、その黒さに引き込まれてしまう。

    「悪」がテーマだけあって、ざわざわさせてくる作品が多い。元気がある時に読むのがいい。
    後半は「旅」がテーマのページもあるので、元気がない時はそちらから読み始めるのも良いかも。

    いろんな濃淡の、人間の「黒さ」がぎゅぎゅっと詰まった一冊。
    読み応えありました。満足!

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    2026年07月16日
  • 小説

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    ネタバレ

    少し前に読んだ物なので簡単にしか書けないが。
    メインの2人のキャラが良い。主人公は自分も他人に対しても客観的で公平な評価が出来、自身の判断基準をしっかり持っており好感の持てる秀才。友人は文才だけが飛び抜けてあとはからきしの天才。2人の関係性も良かった。
    後半、こんな話だっけ?と戸惑う展開になり、話がヌルヌルと頭から抜けそうになるが、最後の展開、先生が名前をずっと明かさなかったわけ、まさかの事実に胸が熱く。
    吉村昭のような淡々とした文筆なのに、どんでん返しが待っているとはいい意味で裏切られて大変楽しめた。

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    2026年07月10日
  • 小説

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    「小説」というタイトルの小説。面白かった。でも、こんなに感想を言葉にしづらい小説には、出会ったことがない気がする。好みも分かれそうではある。
    大きな流れとしては、内海集司の幼少期から30才くらいまでの読書とそれにまつわる出来事を、内海の視点から描いている。彼に深く関わる人物として、小学校からの同級生で唯一の友人の外崎、2人でその屋敷に忍び込んだことをきっかけに、親交が始まった謎多き作家、髭先生。彼らと共に遭遇した出来事やその他の人とのやり取りもところどころ描かれているが、全ての根底には内海が「小説を読む」ということがある。
    ある意味、ファンタジーな世界。難しくでわからない部分もある。でも、本を

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    2026年07月03日
  • 小説

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    ネタバレ

    これは好みの問題なんですが、突然のファンタジーがあまり好きではなく馬車から降りた時、夢オチだったらいいのになとすごく思った。
    序盤から薄々オカルトっぽい要素は匂っていたけども。

    外崎が内海が言った「読むだけじゃだめなのか」を肯定するために不思議な力で、50年前に戻り内海のために小説を書いたというのはすごく良かった。
    名前を明かせないのも、そういうことだったのかと。

    中盤の才能はあるのに不器用な外崎と、書くことができない、外崎に嫉妬もしているが、彼の才能を信じて支える内海の関係性がとても良かった。
    誰かが小説を生み出す時、きっと支えてくれる見えない人たちがいるんでしょう。

    面白い本を読んだ

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    2026年06月30日
  • 小説

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    面白い小説を読むといろいろな想いが浮かぶ
    でも、それを言葉にすると、あの読後にだけ存在する言葉になる前の感覚のようなものが失われてしまうようで、結局感想は「なんか良かった」の一言で終わってしまうことが多い

    感想を書くことに苦手意識があったけれど、「小説は読むだけでいい」という言葉に少し救われた気がする

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    2026年06月28日