野崎まどのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ここ最近で一番読んでよかった本。
自分のことも肯定してもらえた感じ。
好きなものに触れるだけでいいんよな。
前半は本好きには共感するというかわくわくする少年時代の描写が続く。
いくらでも本が読める髭先生のお屋敷。いいよなあ。
後半から突然のリアルと交錯しながらのSF的展開が。
読むだけでもいいんだ。意味は嘘ででも増えていく。内側が広がっていく。自分の内側の話なんだ。
どんどん広がる内側、これ読んだら広がるよって、自分は誰かに伝えたくてブックレビューを書いているのかもしれない。
実は20代後半から30代前半は全く本が読めなかった。仕事に追われてまったくそんな気になれなかった。あの時って、自分の -
Posted by ブクログ
とにかくはちゃめちゃに良コスパな文芸雑誌第二弾。今号はテーマを「悪」と定め、悪にまつわる様々な物語が読める。
収録作品の中の上村裕香著「全身政治家」がめちゃくちゃ人を喰った話で面白かった。
とにかく顔がいい若きシゴでき市長から直々に生い立ちについてのインタビュー記事の依頼を受けた主人公。しかし話を掘り下げていくと奇妙な齟齬に気づく。勇気を出して本人に伝えると…。とにかくこの市長のキャラがいい。ビジュ良すぎる顔でシリアスに暗い生い立ちを語ってからのこのオチはもはやコント。しかしこれによって主人公が自分自身の過去と対峙する展開はちょっと感動してしまう。
こういう話大好き。 -
Posted by ブクログ
BS番組「あの本読みました?」の文芸誌特集で取り上げられているのを見て興味を持ち、まずはこの第2号を取り寄せました。
朝井さん、一穂さんをはじめとする既読の作者だけでなく、名前は知っていても未読の作者もずらーッと並ぶラインナップで、「もっと読んでみたい」という気持ちが駆り立てられました。
特に今号では「悪」をテーマにした短編に引き込まれました。話の中身も紙質を含めた本の装丁も興味深く、ウキウキしながらページを捲っていきました。
雑誌をこんな気持ちで読むのは、幼いころに手にした漫画の月刊誌以来ではないかなと思ってしまいました。第3号の方ももちろん手に取りたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になったところからつまみ読み。
三浦透子さんのエッセイ、これは時を置いてまた読みたい。
私も、”自分の倫理観を育てる努力”を見習って実行しよう。
また、三浦さんがいつか振りがざすかもしれない大きな刀とやらを見てみたい、そんな気もしている。
最近、短歌を読み始めた。
千早茜さんのエッセイ中にある日記を読みながら、この感覚短歌になりそう、と思う箇所についつい付箋を貼った。
歌を沢山読みたくなった時、まずは日記を認めてみる、その中からこの感覚忘れたくないと思う場面を短歌にしていく。
旅に出たら、やってみよう。
掌編とはなんぞや、それも知らずに読んだ方丈貴恵さんの「落書き」。
うん、掌編を知ら -
Posted by ブクログ
ネタバレ1号も楽しかったので、2号は視界に入るだけで読むのが楽しみでワクワクする。
普段文芸誌は、目当ての作家さんの作品しか読まなかったが、GOATは最初から飛ばさずに読んでいる。
毒のある小説が好きなので、今回の「悪」というテーマはどの作品も面白い。
まだ読み途中だけど、今のところ特に好きな作品:
・木爾チレン「あの子にしか行けない天国」
女性は18歳になったらⅠかⅡを選ばなければいけない。Ⅰの生き方は平均寿命45歳だけど、永遠に老けない。妊娠は卵子凍結・体外受精すれば30歳まで可能。Ⅱの生き方は今まで通り老化するが平均寿命95歳、自然妊娠50歳まで、卵子凍結・体外受精は60歳まで可。
18歳 -
Posted by ブクログ
小学6年生の内海と外崎が忍び込んだ髭もじゃの小説家の家。有名らしいがペンネームも本名もわからない。やがて二人は小説家の家に通い始める…。
ジャンルとしてはファンタジー小説。色々な本が出てきます。『竜馬がゆく』をきっかけに二人が仲良くなっていくのがなんだかいい。
内海が『ホビットの冒険』を手にとったときは、私も『ホビットの冒険』を手に取ったときの雰囲気を思い出して、やっぱり特別な本だと嬉しくなりました。
その他いろいろな本が文中に出てきます。
小説が好きって何?小説を書ける人間が偉いのか?読むだけではだめなのか?書ける人の才能を支えたい。知りたいことを追求したい…そんな内海と外崎の熱くなさそ