野崎まどのレビュー一覧

  • GOAT Summer 2025

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    ネタバレ

    何をおいてもこのボリュームと装丁と内容で510円という事実が衝撃すぎる。
    読む前に何度かパラパラとめくってみる、それだけでも楽しい。
    十分に楽しんだらいざ読み始める。悪特集、心が躍るテーマではあるけれど、読み始めたらちゃんと落ち込むものですね。勧善懲悪的な話は、まあなかろうと思っていたけれど、そもそも悪を如何様に定義しますか?それは誰にとってどんな風に悪いんですか?と踏み込む程に個人の触れられたくない部分が見えるようになっていくわけで、まあ気が滅入る。
    つまりいい話ばっかりだったということだ。
    種々多様な悪に触れて一緒に落ち込もう!

    坂崎かおるのサンクトペテルブルクの鍋がすごかった。
    幻想の

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    2025年07月19日
  • 小説

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    前半は行間変わらず急に主観が変わったり、大きなイベントも少なかったが、だいぶ後半のどんでん返しに興奮した!SFなんかい!あそこ、誰か詳しく教えて欲しい笑 ちょと自分には詳細の理解が追いつかんかったけど、何となくのイメージでも分かればこの興奮は味わえると思う。本の見返しに星空のような意匠が施されている点も気になってたが、しっかり繋がっていたし、このタイトルからここまでいくのかとスケールのでかさにも感心した。小説が好きな人は、本を読むことについて考えたことある人もいるかもしれない。自分も読むだけやとあかんのかなと思い、こうやってアウトプットし始めたっていうのもある。この本に出会って、こうやって小説

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    2025年12月19日
  • 小説

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    ネタバレ

    最初は文章も行間とかなく急に他の人の話になって読みにく!何!
    くらいに思ってて、
    でも本屋大賞ノミネートの理由が知りたくて読み進めた。
    だんだん哲学の話になっていって
    哲学は好きなので、
    ふむふむ
    と読んでいたら…
    髭先生が外崎だったと分かった瞬間
    泣いた。
    外崎の愛が溢れすぎてて感動したし、
    今までずっとどんな気持ちで一緒に過ごしてくれていたんだと思うと無理だった。

    生産はできない消費するだけの人の味方の優しい本だと思った。

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    2025年12月19日
  • 小説

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    小説というタイトルの通り、小説を題材にした話
    書く才能がある主人公の友人がメキメキとその才能を発揮していく段階が面白かった
    最後の方の所は少し難しくてよく分からなかったが、最終盤にまた戻ってきてくれてよかった

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    2025年12月17日
  • 小説

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    大変面白かったです
    次が気になって途中目が滑り過ぎたほどです

    なるほど小説の意味、読む意味について、考えたことはなかったです
    テーマとしてもタイトルとしても、マッチしてると思います

    ちょっと文体のテンポが合わないところはあるので、結構人を選ぶかなーとは思いました
    あと唐突な場面転換もちょっと気になりました

    読書体力は必要ですが、読んで損はないと思います
    必読ではないですw

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    2025年12月15日
  • 小説

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    「小説」とはなにか?
    この作品を読んで言葉の尊さを知った気がする。
    難しい言葉も多かった(私の語彙力不足)が楽しめた。宇宙・意味、小説も書く・読むと言うこと。
    咀嚼しきれてないが、きっと私の内側が増えた気がする。

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    2025年12月13日
  • 小説

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    とっても面白い作品だったと思う
    先が気になって一気に読んで…
    それくらいには面白かった一冊…

    ただ…
    私にとっては心が痛すぎて
    再読は数年後になるような気がする
    いや、再読できるかも怪しい…

    自分だけが置いて行かれる
    すべてのことを静かに受け入れ
    感情を激しくあらわにすることなく
    声もなく涙を流す
    知らない人から意味も分からず悪意を向けられる
    それは物語が進むにつれて分かってくるのだけど
    小学生でその感情を向けれれるのは
    心が傷つくのでは…

    それもあり
    読んでいる間中

    とっても切なく寂しく心が痛い

    最後の結末は
    物語の流れとしては理解はできるけど
    私の感情としては切なさを感じる

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    2025年12月08日
  • 小説

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    1章2章とか数字の区切りもないので読み進めるのに苦戦した。最後の方が難解で???となったが自分の理解力が乏しい故のこと。最後になって2人の苗字に気付いて納得。何とも不思議な読書体験でたまにはこういうのもアリ。

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    2025年12月02日
  • 小説

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    ネタバレ

    3分の2くらいまで面白くなりそうな雰囲気が続いて、最後は一体どう締めるのかしら?とワクワクしてたけど、ナナメ上の大暴投(?)からの綺麗な締め。テーマに対する結論については納得した。

    虚構の最たるものがファンタジーだから、ファンタジーの要素が入っていることも意味があるのだと思うし、残念ながらこれが原因で好み分かれるのは本当に気持ち分かるけど、メタ的に見るとテーマは一貫していて個人的には唸らされた要素でもある。これが新しい文学の形なのかな、などと気取った感想を抱いたりしてみたり。哲学的で友人には薦めずらいけど、みんなに読んでみて欲しい本ではある。

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    2025年11月27日
  • GOAT Summer 2025

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    今号は「悪」がテーマ。前回号もそうだったが、紙を特殊なものを何種類も使い分けており、出版物として挑戦的な試みをしていて、次回号も期待したい。

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    2025年11月22日
  • GOAT Summer 2025

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    短編小説がたくさん読める幸せ。
    紙やデザインもお洒落でなんと税込510円は破格。
    『車止め』と『あの子にしか行けない天国』が好みです。
    この重さと厚さでは自宅で読む一択になりましたが
    書見台が欲しくなりました。
    あと4段構えになった作品は少々目にきつかった(苦笑

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    2025年10月28日
  • GOAT Summer 2025

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    悪というテーマで様々な作家さんが書いているが、切り口や題材がそれぞれ違って面白い。私は特に三浦透子さんが書いている「悪と友だち」が心に残った。

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    2025年10月26日
  • GOAT Summer 2025

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    今号も読み応えたっぷり510円でこんなに楽しませて頂いて良いんですか(ありがとうございます)

    どれも面白かったが一穂ミチさんの小羊ちゃんが抜けない棘みたいにジクジクしてる。
    演じさせられてる、それは徴持ちだけだろうか。正義感という熱狂を悲劇を消費する快楽を私たちは覚えこまされ知らず演じさせられていたりはしないだろうか。

    しかし現代詩のコーナーは最悪でした。
    ページを開くと顔に線を描かれてるような感覚になって、詩を読むどころか一文字も入ってこない。何回かチャレンジして読むの諦めた。
    次の号はデザインではなく文字を主役にして頂きたい。

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    2025年09月23日
  • GOAT Summer 2025

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    沢山の有名な方達の物語が読めて良かった。ついつい好きな方ばかり読んじゃうのでこういう本はありがたい。内容も濃く面白かった。ホントに510円でいいのか…

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    2025年09月11日
  • GOAT Summer 2025

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    面白いけど短編がやっぱり苦手なんだよなぁ…
    これで500円は破格すぎて、もっと短編を楽しめるようになりたい

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    2025年08月09日
  • GOAT Summer 2025

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    GOAT第2号。因みにわたしは2号を最初に買いました。1号も在庫があったので、そっちも後から買い、順を追って読みました。

    いやー、本当今回も読み応えがある!!
    とはいえ、読書の世界や、文芸誌というものはほぼ初めましてなのですが、SNSでこの文芸誌を買ってる人が多くて気になったって所なのですが、著者のお名前だけだと全然分からないような触れるの初めてのわたしでも、読書って楽しいな。文芸誌ってこんなにわくわくするんだ。やっぱり紙って大好きって思わせてもらいました。

    連載とかではないので、どこから読んでも楽しめるのもいいですよね。
    色んな方のその本のテーマにそった物語が詰まってて、この人の他の作品

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    2025年07月28日
  • 小説

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    予想外。
    『小説』と言うタイトルの小説。
    野崎まどはSF作家だと思い込んでいたため、
    そのタイトルから内容が全く想像できない中、
    読み始めた。
    そして、小説とはなにか?と言う疑問に、
    SF的な解釈を織り交ぜて
    ものすごくスケールの大きい
    結論へ持っていく予想外の展開。
    ただただ唸らされた。
    面白い。

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    2025年12月06日
  • GOAT Summer 2025

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    この時代にこのような文芸誌を出版されることにとても幸福を感じ小学館の文芸に対する姿勢が見えてとてもいい。
    芦沢央
    武田砂鉄
    良かった。

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    2025年07月20日
  • GOAT Summer 2025

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    特集では「悪」をテーマにした小説を収録している。極悪非道というより、読み終わった後に、「たしかにこれは悪だよね」と後で“悪”を堪能するような作品が多かった。前号の「愛」特集よりも「悪」の方が、バラエティに富んでいる感じがして、人間は悪の方が好きなのだろうかと勘繰ってしまう。他には、茶ヤギさんが黒ヤギさんに宛てた手紙をそのまま作品した「出せなかった手紙」がちょうどよい面白さ。童謡を思い出す人がいるだろうが、茶ヤギさんの苦悩を手紙に盛り込んで黒ヤギさんに伝えようとする。その苦悩ぶりがちょうどよいギリギリ感が出ていて面白い。

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    2025年07月16日
  • 小説

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    つまり? 小説とはなにか?を説明する小説だった。わけだけど、気づけば哲学的な内容になってて、これからどうなる?って思いがスッキリしないまま終わってしまった。読解力が無かったってことなのかな。切ない。

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    2025年12月02日