野崎まどのレビュー一覧
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ネタバレ宇宙は拡散して散逸する。けれどそれとは逆の"集合して秩序化する"そんな流れがあるように見える。
生命は内外を区別する境界を有し、外界から多くの物質を取り込みながら、今日まで続いてきた。
人間が一番欲しいものは心の中のもの。
そう、情報。心は情報。話が変わったみたいに感じるかもしれない。情報が増えることと、物質や生命の内側が増えることは別に思えるかもしれない。けど同じだよ。同じなんだ。
人間は自我を持ってる。自分の存在を認めて、自我を持って、他人と自分を区別してる。その“自分ていう境界”の内側に沢山の情報を集めるんだ。生きて見て感じて知って、自分の心を豊かにするんだ。 -
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野崎まどさんは初読み。
けれど脚本をされたというHELLO WORLDのSFアニメを以前に見ていて、そういう系統の人だと知っていたために不思議なSF展開もすんなり心に入った。
新海誠さん系でイメージすると読みやすく、お行儀のいい筒井康隆という感じもする。
ものすごい量の本を読む人が書く作品だとも思った。イェイツの詩なんて読んだこともないけど、とても深遠な物語性があると書かれていて興味が湧いた。
『小説』というタイトルから読む前は純文学?と想像し、読みながら少年二人の友情から前半はジュブナイル?と感じ、そのまま不思議な迷宮に迷い込んだけれども出口が見つかって出られた!という読後感。
小説を書く -
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・小説に問われる。なぜ小説を読むのか。小説は答える。なぜ小説を読むのか。
・内容は半分くらいしか理解できなかったと思うけど、それで十分だと思えた。
・真面目なギャグのような出来事がクスッと笑えて、小説から与えられる緊張感を解きほぐしてくれる。
・小説に感謝を伝えたい。そう思える作品だった。
・ラストの衝撃を味わいたくて、何回も読める。なんだかあったかい気持ちになった。
・人それぞれの考えがあっていいはずなのに、SNSを中心に否定する風潮があり、それすらも自由にできなくなっている。その様な世の中の風潮に一石を投じる作品であった。
・ネタバレなしで語ることが難解な作品だともおもった。なので、自分と -
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ネタバレ
昨年の2025年の本屋大賞第3位の作品です。
タイムラインでよく見かけるので気になった本です。
小説とは?小説を読むこととは?タイトル通りの小説のお話でした。こういうタイトルのつけ方好きなんですよね〜。みんな一度は考えそうなタイトルですけど、このタイトルで1つ小説を書くって、めちゃめちゃ難しいと思うんです!それをここまできれいに仕上げるなんてすごい!!
「なぜ小説を読むのか?読むだけじゃだめなのか?」
問われてみないと思いつきませんでしたが、確かになぜ小説を読むんだろう?私はやっぱり物語が好きだからっていうのが一番最初に出てきますね。単純に物語が好き。物語にのめりこんで浸りたい、楽しみた -
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前作1号では何ひとつしっくり来なかったテーマ設定、今回は非常に良かったです。後半テーマが旅になってしまうのかよと途中ガッカリした位に。
どこを見ても画一的に描かれてしまった「愛」に対して、「悪」は多様な側面から描かれていて大満足ですし、「悪」というテーマなだけに胸糞エンドでも納得感があるし、綺麗に終わっても満足感があってとても良い。むしろ前作は何故ハピハピな物が無かったんですかね。愛なのに。
後半テーマの旅もブックホテルの話から始まり、「うん、本好きな人の大半旅とか興味あるわけないじゃんかねww(私個人の偏見です)」って感じで冗長ではなくサクサク読める小作品ばかりで良かったです。
ただ、仕様 -
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文芸誌というものを初めて読んだ。
GOATは表紙も可愛いので知ってはいたけれど、なんとなく購入には至らず。
12月に2025Summerの第7刷が発行されたのを本屋で発見して、ついに文芸誌デビューとなった。
特集は悪。
ヒリヒリするような悪、わくわくするような悪、悪って面白い!
特に「あの子にしか行けない天国」は、一体この後どうなるのか?が気になってSTORY BOXで続きを読み漁った。
が、現時点で残念ながらまだ完結していない。
気になる!
早く先を読ませてくれ!
と思わずにはいられない…
魅力あるたくさんの作家の作品を読めるのが文芸誌のいいところだと思う反面、続きがあるとなかなか先を読めな