エミール・ゾラのレビュー一覧

  • パリ 上

    Posted by ブクログ

    『パリ』は「ルーゴン・マッカール叢書」を書き上げたゾラの集大成とも言える作品となっています。とにかくゾラらしさ満載で、「THE ゾライズム」と言いたくなるような作品です。

    私は今の日本にこそ、ゾラが必要だと感じています。

    ゾラほど冷静に社会の仕組みを分析し、正義や真実を求めた作家はいないのではないでしょうか。

    『パリ』は最高の作品です。ゾラのことがもっと好きになりました。ぜひ多くの方に広まることを願っています。

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    2024年08月19日
  • ボヌール・デ・ダム百貨店

    Posted by ブクログ

    ▶こちらが新版。
    ●2025年6月17日、5/8に吉祥寺・外口書店で買った「デパートを発明した夫婦」を含む3冊にふせんやブックカバーをつけて、ふとこの本のレビューを過去の分から読み返してたら、このまえタモリステーションでデパ地下特集を熱心に見てたのを思い出した。そして、デパートに関する本をもっと知りたいと思ってチャットGPTに相談したら「デパートの誕生」をすすめられた。


    さらに、ほかにもありますか?と質問したら、この「ボヌール・デ・ダム百貨店」と「夢の消費革命一一バリ万博と大衆消費の興隆/ロザリンド・H・ウィリアムズ」の2冊をすすめられた。

    チャットGPT:
    1. 『ボヌール·デ·ダム百

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    2025年06月18日
  • 獣人

    ネタバレ 購入済み

    やっと読み終えました

    ゾラの小説は居酒屋やナナを読んでたので、こちらは未読だったため読みました。ゾラの作品は好きなので、それなりに面白かったのですが、
    やはり他の作品の方が素晴らしいかったので、つい比べてしまいます。今回は汽車の話なので、それなりに迫力があります。ひとつ気になったのですが脇役で、夫に毒を盛られて死亡する老婆のお金の隠し場所はどこだったのでしょうか?最後に隠し場所がわかると思ったのですが・・・
    老婆は自分の体の中に隠したのでしょうか?

    #エモい #ドキドキハラハラ

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    2023年07月10日
  • パリ 下

    Posted by ブクログ

    完璧という印象。
    三部作の前二部は日本語で読めませんので、ルルド、ローマの試みはわかりませんが、パリで成功したことはわかります。我が心情に似る所があって、ピエールの気持ちが痛いほどわかります。
    最後は「わくわくどきどき」で読み進めますが、とても気持ちのいい流れで癒されます。
    田山花袋なども影響を受けた自然主義文学なんですね。とても「古さ」は感じられません。

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    2018年05月04日