【感想・ネタバレ】獣人のレビュー

あらすじ

パリ=ル・アーブル間を走る「ラ・リゾン」の一等機関手ジャック・ランチエには、女の裸を見ると殺意に襲われるという病的なところがあった。彼はある日たまたま、助役ルボーとその妻セヴリーヌが走り去る列車のなかでおかす殺人現場を車外から目撃し、彼女に惹きつけられていく。「獣人」は鉄道界と司法界をバックに、呪われた遺伝的発作に苦しむ主人公と、けだもののように疾走する機関車の姿とを重ね合わせ、人間獣性の諸相をえぐり出す。機関車の機械美、緊迫した筋の展開、絡み合う作中要素と人々の相互関係などが圧倒的な迫力で迫る。ゾラの円熟期に書かれた傑作。

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やっと読み終えました

ゾラの小説は居酒屋やナナを読んでたので、こちらは未読だったため読みました。ゾラの作品は好きなので、それなりに面白かったのですが、
やはり他の作品の方が素晴らしいかったので、つい比べてしまいます。今回は汽車の話なので、それなりに迫力があります。ひとつ気になったのですが脇役で、夫に毒を盛られて死亡する老婆のお金の隠し場所はどこだったのでしょうか?最後に隠し場所がわかると思ったのですが・・・
老婆は自分の体の中に隠したのでしょうか?

#エモい #ドキドキハラハラ

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2023年07月10日

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