ヨースタイン・ゴルデルのレビュー一覧

  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    児童文学×哲学。
    哲学入門にはちょうど良い。
    ヘレニズムのストア哲学、エピクロス主義が好み。
    プラトンの考え方は斬新。
    時間を置いて再読したくなる本。
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    一番読書をしていた小学生の頃に読もうと思って2度も挫折した本書でしたが、それから何年も経ちふと大人になってから読んでみました。
    それがとっっても面白い!哲学の通史について分かりやすく説明されているし、小説の中で教えられた哲学の考えが小説全体の構造にまで練り込まれて作られているという、二重に楽しみのあ...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    さらに哲学を学びたいと思わせてくれる作品。今後、何度も読み直すと思う。子供が生まれたらぜひ読ませたい一冊。
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    ノルウェーの少女と一緒に古代ギリシャからの西洋哲学の流れを学べる。一冊目としてはとっつきにくいかもわからないが、他の哲学入門書を読んだあとであれば、各哲学者の思想が整理されて理解が深まる。繰り返し読みたい本。
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    戦慄のミステリーでしょうか、哲学史の指南書としても秀逸ですし物語としてもぐいぐい引き込まれていきます。ヒルデとソフィーの交錯がなんとももどかしい。

    キェルケゴールあたりの実存主義は全くノータッチだったので、大前提としてそこにあるのであって、生きる意味といった根本的な真理は存在しない、個々人がそれぞ...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    サスペンスミステリー調のストーリーにも引き込まれることはもちろん、ソフィーに対する哲学講義が非常に筋道だってて哲学の系譜があらあらっと理解増しました。

    序章で哲学者とは白兎の毛の先っぽで踏ん張り奮闘する知的好奇心オバケなんていう、哲学者の心得みたいなところから始まり、まだ手をつけていなかった自然哲...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    哲学史に分け入りながら、ファンタジーな冒険物でもあり、ミステリーでもある。
    この本を知った16歳の時に、素直に読んでおけば良かったなぁとも思うけど、43歳になってまた読むチャンスが巡ってきたことを喜ぶことにしよう。
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    最初の30ページくらいまでは我慢がいるが、その後は面白い!
    哲学は文系のもの、と思っていたけど科学から始まっているんだな。
    西洋哲学史がしっかりと解説されながらも物語としても面白く、何より「問いを立てる」姿勢の重要性が伝わるのが良い。

    この本が流行った頃は高校生だった。
    当時は興味なかったけど、思...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    再読。上巻がソフィーが主役の本ならば、下巻はヒルデが主役の本。上巻でまさにミステリーだったことが解き明かされる。下巻は上巻以上に読み応えがありました。この本はまた再度読みたくなる本だ。
    娘に宛てたミステリー哲学小説。哲学もだけど、フェミニズム、国際連携、宇宙などの観点からも描かれた物語。呪いのガーデ...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    哲学を少々学んでから再読。ミステリー要素もあり、物語のキーとして哲学がうまく機能しており、哲学を理解することで物語や謎を解いていくような感覚がしました。
    ヒルデとアルベルト、そしてソフィー。哲学とミステリーという観点で下巻も楽しみになる上巻だと思います。上巻はソクラテス、プラトン、アリストテレス、ロ...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    後半の方が断然面白いね!
    ソフィーとヒルデの二重構成ってのが非常に◎
    この2人のストーリーを通して哲学を学べる!

    哲学の話も近代になってきて、より興味深い。
    人間の心理?的な事に興味があるので、前半は、生物や世界の成り立ち?的な感じであまり自分の興味分野ではなかった。
    けどそれはその当時分かってい...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    長年読みたいと思いつつなかなか読む機会のなかった本。やっと読むことができました。読んだらそう感じるだろうなとは思っていたけどやはりいちばん強く感じたのは「もっと早く読めばよかった」ということ。この本の存在自体を知ったのが20代になってからだったけど、10代で読めてたらもっと色々なことを感じていただろ...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    哲学は難しいもの、と漠然と感じていたけれど、この本を読んで、もっともっと身近なもので、私たちが日々何かを考えたり感じたりするのとおなじように昔の人が1人で、あるいはたくさんの人と考え、感じたことであると知れた。哲学ってどういうものだろう、ということはかなり分かりやすく、すっと理解出来たけれど、でもや...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    哲学とは何かを語るとき、手品の話が出てきたのがとても興味深かった。

    自分は中学の時、手品に熱中していた。
    そして高校、大学では哲学に興味を持った。

    一見何の関わりもないように思える自分の行動に、実はつがりがあるのかもしれないと思い、興奮した。
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    素晴らしい本だなあと思いました。哲学入門書。こんな本に早く出会ってたら、と思ってしまいます。
    哲学の歴史と、ストーリー。時代には思想があって、様々な意見が生まれ議論される。
    過去の偉人から繋がれてきたバトンはついに今の時代へ、我が国日本もまた新たな思想が生まれるのかな?今はキルケゴール、サルトルがい...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    とても、面白かった。哲学の入門書。もっと早くこの本と出会ってれば、様々な事を理解出来たかもしれない。概念的な話なので、再読の必要あり。紀元前から始まる哲学ドラマ。過去から現在までにこんなにも考えてる人がいて、そんなに長い歴史があるとは、考えたこともなかった。
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    絶対的オススメ本!

    高校生(?)のころに出会えてヨカッタと、感謝感謝。

    哲学はなくたって生きてけるけど、考える力を身に付けるなら、イイ教本になってくれる、そーゆー一冊です。
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    哲学の歴史についてストーリー性を持たせて流れるように読みながら学習もできる素晴らしい本。いつか時間があったら読み返してみたい。
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    自分が何者で、ここで何をして過ごすのか再考させるきっかけになった。
    最終章では、小さな世界に生きているだけでなく、そこには宇宙にも及ぶことを想像することの重要性を感じさせられた。
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙
    ソフィーとヒルデが対話する辺りは、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」を連想する。あまりにソフィーとヒルデのキャラが被っているのも混乱の種だね。

    最後にはソフィーもアルベルトも、クナーグ少佐(「ソフィーの世界」の作者であり、ヒルデの父)の物語世界から無事に飛び出して自由を得た(と僕は解釈した)の...続きを読む