あらすじ
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世界でいちばんやさしい哲学をコミックで読む!
ある日、少女ソフィーのもとに届いた差出人不明の1通の手紙。そこにはたったひとこと「あなたはだれ?」とだけ書かれていた。それは「哲学」への招待状だった。世界的ベストセラーの哲学ファンタジーがフランスの人気作家によるコミック、バンドデシネになってオールカラーで登場!
【上巻内容】
1 あなたはだれ?
2 神話と自然哲学者たち
3 原子と運命
4 アテナイとソクラテス
5 プラトン
6 アリストテレス
7 ヘレニズム
8 ふたつの文化
9 聖アウグスティヌス、アヴェロエス、聖トマス・アクィナス
10 ルネサンス
11 バロック
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
借りたもの。
西洋哲学とその歴史を分かりやすく、児童文学にした名著のバンドデジネ……コミカライズ版!30年越しの……
日本語訳版の、高橋 常政氏が描いた知性と神秘性を滲ませた少女の表紙絵のイメージとかけ離れた、普通の少女の姿。
原作小説の冒頭では、ソフィーは友人と「人間とロボットの違い」について話し合っていたが、こちらでは環境問題について議論していた。……時代の移り変わりを感じさせた。
そしてアルベルトからの手紙による無料の哲学通信講座は、ソフィーのくしゃみによって、ソフィーの世界に展開されるという、コミックの絵と文章を同時読み出来る特性?漫画ならではの演出になり、読み手を哲学の不思議と歴史と驚きの世界に引きずり込んでゆく。
上巻は自然哲学からバロックまで。
原作ではあまりイメージができず、「そういうものなんだ」くらいに読み流してしまった、中世ヨーロッパ……後世に暗黒とも言われた時代の哲学…停滞ともいえるその時代だが、ヴィジュアルを伴い雰囲気が理解できた。
コマを縦横無尽に動き回るソフィー。
原作でもキモになるメタ発言。
「この先もまだまだ驚きがいっぱいよ!」
Posted by ブクログ
漫画で読みやすいけれど、強調表現がないから、考えさせられるフレーズもさらっと流れてしまう。
でも、何が大事なフレーズかなんて、人によって感じ方が違うから、一概に言えないんだよな。と哲学してみる。