浅川芳裕のレビュー一覧

  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    日本の農業について知りたくて読書。

    農業についての常識と認識を覆す内容。説得力を持って書かれている印象。

    海外に滞在していて、日本の農産物は人気があるが、非常に高い。ブランドだからと言えばそれまでだが、輸出産業として稼ぐ柱にするためにはもっと安くする必要があると思う。アジアを中心に日本食材を好むファンは年々増えているように感じる。

    ドイツで米を探すとタイ米は見つかるが日本米は見つけられなかった。
    1消費者として、勝手な意見を述べさせてもらえば、日本国内での米や小麦がもっと安くなれば、日本の食費も安くなるだろうし、外食産業にもプラスになり、生活の質向上につながるのではないかと思った。

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    2015年09月15日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    食料自給率というものが殆ど日本の農政官僚の造語だと知っただけでも値打ちがあった。self sufficiencyをネットで調べればたちどころに分かるはずだったのだが。世界的にはエネルギーに関して使われる概念である。

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    2015年06月16日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    読書録「日本は世界5位の農業大国」4

    著者 浅川芳裕
    出版 講談社

    p78より引用
    “このあまりにも不毛な仕事は、実際は何も
    しなくても一般国民に直接的な不利益はもた
    らさない。そのため、彼らは仕事などしなく
    なるだろう。そして、暇すぎるがゆえに悪知
    恵も生まれやすい。”

    目次より抜粋引用
    “農業大国日本の真実
    国民を不幸にする自給率向上政策
    すべては農水省の利益のために
    こんなに強い日本農業
    本当の食料安全保障とは何か”

    農業関連誌を手がける著者による、日本の
    農業の現状について書かれた一冊。
    食料自給率についてから食料輸出入について
    まで、日本農業のかかえる問題が資料や

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    2014年08月28日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    日本は世界最大の食料輸入国ではなく、世界第二の生産国。
    現実に即したカロリーベースでの自給率は56%(分母にはコンビニなど廃棄物も含むため自給率は低くなる)
    減反は競争や工夫を殺いでいる。
    日本の農業生産額
    米1.8兆円、小麦290億、大豆240億、野菜2.3兆円、果樹7600億、花卉4000億。
    農業成長には、市民農園の整備、農家に寄る作物別全国組合の設立、科学技術に立脚した農業ビジネス振興、輸出の促進、検疫体制の強化、若手農家の海外研修制度、海外農場の進出支援。

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    2014年02月15日
  • 農業で稼ぐ! 経済学

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    私自身、農家の孫でありながら、農業について知っていることが少なすぎた。そう実感させられた一冊でした。

    例えば、稲作が意外と手のかからないということ。
    「ハウス栽培のように一年中作物を生産できる農家と違い、コメづくりに要する労働時間は10アールで年間15〜20時間程度。」(p.31)

    うちのじいちゃん、もっと働いてたように思えたのですが、そうでも無かったのか〜。
    そんなに田んぼ大きくないはずなのに…。

    他にも色々と発見はあったのですが、読んでて思ったことは、知らないこと、世間一般に知られていないことが多いのではないか?ということです。
    農業には誤解があり過ぎる。
    それは農林水産省や農協によ

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    2013年09月16日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    日本の農業についての知見を得られる本だが、同時に世に出ているデータを疑う姿勢を身につける本でもあった。ゆえに、この本だけを鵜呑みにせず、他の本も読んで自分なりの考えをもう少し持った方がいいと感じた一冊。
    貿易の話やTPPの話を今後読み進めていけたらいいと思った

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    2013年09月05日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    農水省のいうことを鵜呑みにして、今まで食料自給率の低さに危機感を覚えていた自分が恥ずかしい。
    この本の主張を全部、受け入れるわけではないが、少なくとも今まで私のように食糧自給率の低さに不安を感じて、TPPに反対していた単純な人間は読むべきかも。
    愕然とします。

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    2013年06月01日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    食料自給率の算出方法、知らない人って多いのではないかな。

    常識を疑うことの大切さ。
    国に騙されないことの大切さ。

    これらを教えてくれる本。

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    2013年04月13日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    無理やり仕事を作り出す農水省の実態をまとめた本。

    統計や数字は正確に見える反面、簡単に粉飾できる...とは思っていましたが、自給率についてもそのような粉飾が隠されていたとは...全く意識していませんでした。

    自給率、というか割合なんていうのは、下げたければ「分子を下げるか分母を増やすかすればよい」わけだそうです。そのからくりが載せられています。

    また、「自給率が上がった」という記事の中身を見て、単に分母が減っていただけだとか...

    また、自給率なんてものを意識しているのは日本だけ、ということにも振れられていました。それほど重要視すべきではない指標であるとのことです。

    単に補助金を与え

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    2019年01月16日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    「そんな食料自給率で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」内容に関しては肯けるもの多いが、数字の出所を示してないのが多いのがマイナス。論調荒くて視点が固まってる感もあるし。しかし勢いあって読みやすいので、農政を学ぶ入り口にはいいかも。

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    2018年10月20日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    食糧自給率向上のために国民運動として取り組む、ということが、「食育基本法・前文」で謳われている。ところが、自給率向上について考えるとどうも疑問がわく。ご飯をあと一口多く食べることが、向上になるというが、、納豆も醤油も原料国産のものを買ってきて、野菜もお米も味噌もスーパーで買ってくるものもほとんど国産の現状で、ご飯をあと一口多く食べることが本当の答えなのか?
    自給率はあくまでも数式によって出す数字であり、2008年に1%上がったのは、分母(輸入の量)が分子(国産)より大きく減ったために上がっていたというのを読んで、なるほどと思った。
    他にも何故パンがこんなに高くなったか、何故農家は皆赤字なのかな

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    2015年03月16日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    某省と某政党への強烈なバッシングがあちこちに散りばめられた一冊。
    だが、考え方は悪くないどころか、むしろ現実を見て物を言っているだけこちらの方が良いかもしれない。

    大事なのは、データの示し方と、そのデータを基に、何を求めるのか。
    それがネガティブな結果しか産まないならば、そこにもう意味は無い。

    自給率も含め、今は日本の農政の転換期。
    一つ、根本から考え直しても良いのではなかろうか。

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    2022年09月11日
  • カイロ大学

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    ベスト新書らしからぬテーマなのだが、持ち込み企画ではないらしい。編集は小池百合子の話をメインにしようと思ったのだろうが、とんでもなく濃厚な作品に仕上がってしまった。それでもベスト新書の色が出ているのは著者が研究畑ではなく、ネタ系の国際本を多く手がけているからか。元在校生として中田孝をリスペクトしているが、小池をぞんざいに扱っている訳でもない。著者と小池は入学の経緯は直談判ということで共通しているらしい。在校生27万というのは世界最大規模なのかどうか分からんが、UNAMやブエノアイレス大はそれ以上だったかな。日大は10万と言われていたけど、7万程度なのか。カイロ大のウィキでも有名人ザクザクが分か

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    2018年12月30日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    食料自給率なんかどうでも良い指標と思っていたが、この本で目が覚めた。私の知る農家もどきは自分さえ良ければ的な考え主流のような気がする。

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    2016年06月11日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    内容には頷く所が多いのですが、例えば、"自給率を計算している国も日本だけだ。韓国が日本の真似をして計算しているが"P38のように、著者の文章の正確性を疑わざるを得ないような所も散見されます
    いい事を言ってるだけに残念です

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    2013年07月24日
  • 農業で稼ぐ! 経済学

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    「農業」と「製造業」は似ている。聖域とされていることが農業の実態を消費者にわかりづらくさせられている-というのが主な趣旨。農業をビジネスとして考えろ、という本をここ半年ほどたくさん読んだけれど、分析の手法や視点の持ち方は一番納得がいった。

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    2013年05月27日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    日本が農業大国であることがわかった。自給率向上政策は農水省が儲けるためで、国民や農家にとってプラスにならない。カロリーベース自給率自体、数字のカラクリみたいなもので、実質の生産高や量を反映していない。自体減反や補助金は農家衰退につながる。農業も立派なビジネスなのだ。

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    2013年03月28日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    食料自給率が4割しかないことを問題だと思っていたが、それはカロリーベースでのことで、生産高(重量)ベースではすでに6割を越えているそうだ。農政には問題が多いと聞いていたが、ここに書かれていることが真実なら、国民に嘘をついて農業従事者の成長と創造を阻害していることになる。筆者は、農政が変われば、日本の農業は国際的に十分競争力があると主張する。日本の美味しい農産物が、世界で重宝がられる日を見たいものだ。

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    2013年03月06日
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

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    勉強にはなった。こういう視点もあるのかという面白さもあった。でも、旦那が「この作者は変人だから」という意味もわかった。データがあるようでない気もする。批判するために批判しているという感じで、論理に信頼と奥行きを感じられない。ん〜・・・いまいち。

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    2012年09月17日
  • 農業で稼ぐ! 経済学

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    「日本の農業が必ず復活する45の理由」の後に読んだので、あまりインパクトがありませんでした。

    基本的な論調は同じですが、こちらの方が整理して書かれていて人によっては読みやすいのかもしれません。

    ただ、この手の本は、話が色々飛んで書かれていた方が印象に残るのかなと感じました。

    ということで、これよりは「日本の農業が必ず復活する45の理由」の方がお勧めです。

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    2011年09月25日