浅川芳裕のレビュー一覧

  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    かなり穿った見方ではあるものの、食料自給率に対する考え方を改めさせられる、気づきを与えてくれる一冊でした。何事も鵜呑みにするのではなく、自ら一次情報にあたる大切さをひしひしと感じます。
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    まじかーーってなった。
    自給率が高いイコール良いことだと思いこんでいたが全然逆。強いところは自分たちで作り、弱いところは外部の力を借りる。
    そんな当たり前のことを日本はやらないようにしているのだと…
  • カイロ大学
    カイロ大学が話の中心とはいえ大学の内容よりも、エジプト人の近代化へと進む過程にぶつかるアイデンティティーの模索(自身をアラブ人を軸として考えるかイスラム教を軸として考えるか)が、日本の近代化の時の苦しみ(欧米人の自我と日本人の自我の違いなど)と同じと勝手に解釈しながら興味深く読みました。
    エジプトで...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    実は日本の農業の実力は高く、農林水産省の陰謀で過小評価されているだけですよと主張する一冊。

    副題にある食糧自給率を例に出すと、
    ・日本の自給率はカロリーを基準にするため、野菜を作っても自給率はほとんど上がらない
    ・実際海外の国でカロリーベースの自給率を使用している国はほとんどない
    ・家庭菜園などで...続きを読む
  • ドナルド・トランプ 黒の説得術
    ドナルド・トランプ 黒の説得術。浅川芳裕先生の著書。政治家としてのドナルド・トランプ大統領に対する好き嫌いは分かれるだろうけれど、ドナルド・トランプ大統領の話術や説明能力、プレゼンテーション能力、ポジティブ思考には学べるところが多いと思います。日本人が一番苦手な分野なのだから、素直に学ぶ姿勢が必要な...続きを読む
  • カイロ大学
    【混沌に学んで】ヤセル・アラファトやサダム・フセインが在学したこともあるエジプトのカイロ大学。実際に留学経験を持つ著者が,何故に同大学が「世界最強」であるかを熱狂的に語り記した作品です。著者は,『日本は世界5位の農業大国』等の著書でも知られる浅川芳裕。

    留学記としての面白さはもちろんのこと,一味違...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    あちこちで指摘されているように、とにかくこの国の農業の時代遅れっぷりや、既得権守ろうぜ的な状況に一石も二石も三石も投じる一冊。
    データを用いての理にかなった論説です。
    付箋は18枚付きました。
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    タイトルの日本の農業生産額「世界第5位」にまずは驚愕。。。

    で、日本の主食である「米」に群がる農林水産省の役人、政治家など国民をあざ笑うかのような仕組みにも驚きというか怒りを覚える。

    自給率向上政策の嘘、小麦の国家貿易の利益による莫大な特別会計...

    その一方で、日本の農業を国家戦略として一大...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    怪しげな陰謀物ではなく、ちゃんとしたデータとロジックがある。
    日本人の大好きな自虐史観あたりは非常に納得
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    多くの人に読んでもらいたいと思う本。
    著者の言う黒字の農家にこそ補助金を出し市場原理を働かせる「黒字化優遇制度」が私も必要だと思う。農水省の自分達の仕事を守るための仕事なんて不要。日本は農業生産額約8兆円、世界第五位の農業大国。
    確かに農家の数は減っているが、生産性が上がっており、生産量も上がってい...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    日本の農業に力があると言っているだけでなく、農水省の食料自給率アップの政策に、自らの省益をまもろうという意図があることを明らかにしている。また、カロリーベースの自給率の分母には食品廃棄物も含まれており、生産額ベースの自給率が66%というのも目から鱗の思いであった。

    最も読み応えがあったのは、農水省...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
     農業に関してド素人の自分には、あまりにも衝撃的。1ページも目を離すことができない。自給率というもののデタラメさ、農水省による農業の統制経済化、天下りのためのいらない仕事の創出等々、年金未納問題発覚時の社会保険庁に匹敵するダメさ加減。経済政策、金融政策の場面でもおなじみの官僚の無謬性という、丸山眞男...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    政府や農水省のプロパガンダとして掲げられることの多い、食料自給率はまさかの意味のない数値だったという、とんでもない暴露から始まる本作。

    当たり前と言えば当たり前だが、国内産業保護のため、農作物に対して高い関税を掛けつつ、国内の農家を補助金漬けにする政策により、日本の農業は危機に瀕している。

    資産...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    食料自給率の意味、農水省の思惑。
    統計データから判断すること。
    世界的な競争力をつけてうってでること。
    日本の農家がいかに効率化された事業を遂行しているのか、より掘り下げたくなる。
  • カイロ大学
    エジプトは、日本人の私をそのままで受け入れてくれるなど、多様性の高さを感じた。その根底がわかるような内容であった。様々な時代を様々な考えをぶつけ合いながら乗り越えてきたエジプトは奥が深い。他の中東国のように一辺倒ではない。
    カイロ大学出身の友人が「日本を嫌いになることはないですよ。」と穏やかに言うそ...続きを読む
  • ドナルド・トランプ 黒の説得術
    なぜトランプが大統領になったのか、その秘密を知ることができるのではないかと思って読んでみた。
    トランプは「話術」のとんでもない達人であり、「説得術」のとてつもない天才である。
    トランプが駆使する技術の基本原理はじつにシンプル。
    古代ギリシアから伝わる弁論術、現代の心理学、言語学、最新のブランド理論、...続きを読む
  • ドナルド・トランプ 黒の説得術
    本当は選挙終了までに読み切りたかったが、ドナルド・トランプが次期大統領に決まってしまってから、読み終えることとなった。

    選挙中盤、ドナルド・トランプが優勢なのではないかという噂を耳にして、なぜそのようなことが言われるのだろう?と思うと共に、日本ではアメリカの実際の声が入ってきていないのかもしれない...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    ・食料自給率という言葉のカラクリ
    ・政府の思惑
    ・天下りの構造
    ・農家の思考力を奪う補助金 税金のムダ遣い
    ・飼料米の仕組み
    ・バター利権


    簡単にまとめると、農家は国に踊らされている。自ら考え自立した農家を目指そう!
    農業には明るい未来がある!

    という本。

    遺伝子組換えや農薬についての議論は...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    日本の農業について知りたくて読書。

    農業についての常識と認識を覆す内容。説得力を持って書かれている印象。

    海外に滞在していて、日本の農産物は人気があるが、非常に高い。ブランドだからと言えばそれまでだが、輸出産業として稼ぐ柱にするためにはもっと安くする必要があると思う。アジアを中心に日本食材を好む...続きを読む
  • 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
    食料自給率というものが殆ど日本の農政官僚の造語だと知っただけでも値打ちがあった。self sufficiencyをネットで調べればたちどころに分かるはずだったのだが。世界的にはエネルギーに関して使われる概念である。