阿部真大のレビュー一覧

  • 地方にこもる若者たち

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    地方に篭りたいなら、篭ればいいじゃないか。程よく快適な自宅とイオンの往復で成り立つカーライフが心地いいのなら、東京や大阪になんて出てこなくていい。その代わり、競争が激しい都市でしか見られない、色んな才能が集まる人材の中での切磋琢磨で生み出される青春も、日本の顔としてインバウンドと交流する喜びも、最新のファッションも、火遊びも、大手町で退勤した夜に松濤のバーで洗練された女性と飲むレッドアイの味も知ることはないだろう。by元全国転勤経験者→転勤が嫌で転職、現在は東京に定住するもののポジショントーク

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    2025年06月18日
  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~

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    仕事、職業における知見がとても面白くて読みやすかったです。時代は変化していきますが、もう少し「軽やかに」、ユーモアがある雰囲気になるといいなぁと思いました。

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    2024年04月14日
  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~

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    『会社のなかの「仕事」社会のなかの「仕事」(阿部真大・著)』読んだ。職業というものを会社の組織人としてではなく「社会の中でどんな役割を果たすものなのか」を問い直す本。都会で働く人が兼業で行う「パートタイム田舎就労」の可能性にも言及されていてとても面白かった。

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    2024年03月16日
  • 地方にこもる若者たち

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    僕もイオンよく行くのでわかります。
    ただヒットソングとのつながりはよくわからなかったですね。
    氷室京介とかB'zとミスチルはわかるのですが他のアーティストが有名でないのでよくわかりませんでしたσ^_^;

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    2015年10月03日
  • 合コンの社会学

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    合コンに参加したことがない私でも、その場に参加する人たちでどのようなやり取りがされているか、非常にわかりやすく記述がされいる。学問としても、その全体が「社会行為儀礼」に当てはめて論じられており、かなり納得いく論述がされていたため、ことごとくなるほどと思ってしまった。
    合コンを切り口に、「晩婚化」「格差社会」など、社会問題についても論じられている点が非常に面白く感じた。

    内容はとても柔らかいので、「社会学」と肩肘を張らずに読み進める本です。

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    2010年12月19日
  • 合コンの社会学

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    ■■合コンの必勝本、「出逢うための法則」は語義矛盾■サービス化された出逢い(結婚情報サービス、ネット上の出逢い)は出逢う効率は良いが、リスクが高い。前者は金銭的リスク、後者は騙されるリスクや犯罪に巻き込まれるリスク。■何より、「恋愛のスリル」が無い。互いのことを少しずつ知り合ったり、相手の気持ちを探ってみたり、というゲームとしての楽しみが。

    ■■合コンの社会的な期待(非婚化などに対する)、その背景には「職縁」から「友縁」■合コンの出逢いに介入する階層ファクター。合コンはただ今を楽しむためだけに行くのではなく、その果てには結婚がある。経済力や生活設計を占う指標として階層は重視される■合コンは同

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    2009年10月04日
  • 合コンの社会学

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    タイトルに惹かれた本

    現代、様々なところで学生、社会人問わず行われる合コン

    そんな自由に見える合コンにも見えないルールが存在する。
    同性間での協調をしつつも競争がある。
    合コンというのがその場にいる人の均一性を生み出しそれによって、同階層の人間が結ばれていくという現象。
    またパーソナリティーではなくキャラを設定しているが故に合コン後に互いの人間性の違いを知り、それ以上の関係が築けないという問題

    合コンのために合コンをする人、合コンから降りる人(諦める)、合コンから抜ける人(成功者)それぞれの階層の状況

    現代人が運命の出会いを求めて合コンに行くが、合コンという仕組まれた場で

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    2009年10月04日
  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~

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    「やりがい搾取」
    資本が求める「仕事」と労働者の「やりがい」が一致することによって、不当な搾取状態が見えにくくなり、労働者自ら搾取率を高めている状態。

    著者は、2000年代初頭にバイク便ライダーの勤務実態をもとに「自己実現系ワーカホリック」という状況を指摘し、これを教育社会学者の本田由紀が一歩押し進めたのが上記の「やりがい搾取」という概念。
    そんなやりがい搾取が蔓延する世の中の課題を解決するために、仕事を「会社」ではなく「社会」の中で位置づけ直そうというのが本著のテーマ。

    著者の主張は第1章に集約されている。
    仕事は、客に喜んでもらうためにするものではない。社会の中で自らの役割を果たすため

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    2023年11月27日
  • 「地方ならお金がなくても幸せでしょ」とか言うな! 日本を蝕む「おしつけ地方論」

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    地方の良い面ばかりを見て憧れる自らを省みざるをえない。都会にも地方にも、それぞれ問題はあるし、生きづらさもある。

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    2019年01月20日
  • 「破格」の人 ―半歩出る働き方

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    「講談社」「博報堂」「電通」「ワイアード」「噺家事務所社長」の5人が、それぞれ社畜に留まらずに才能を発揮する話。

    同世代の人たちなので刺激を受けた。

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    2016年07月03日
  • 「破格」の人 ―半歩出る働き方

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    ずば抜けている行動を出している方々だけど、
    準備と勇気があれば達成できそうな感じ。

    とくに、ソーシャル関連について自分で勉強して
    勝手にパワポにまとめて、いつでも社内の
    ソリューションパッケージに使えるように
    しておく、という行動は使えそうです。

    本を読むことの重要性を説く若林さんの
    コメントがよいですね。
    「本を読むって能動的で面倒くさい。その分
    受動的なメディアに比べて見返りははるかに
    大きい」
    いい言葉です。

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    2014年04月22日
  • 合コンの社会学

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    〈「合コンは、誰もが参加できる平等な競争の場である」--広く共有されたこの前提は、実は幻想にすぎない〉 という立ち位置から、合コンという「場」にひそむコードをあきらかにしていこうというのが本書。「職業・年齢・容姿といった序列が如実に出るのが合コンだ」ってこと? いやいやむしろ、そういった序列でもって「あらかじめ仕組まれている」のが合コンなのだ。合コンを通じて、若者たちは、(かつて「見合い」がそうであったように)あらかじめ出逢うべき相手と出逢い、釣り合った相手と結婚する。合コンは、ロマンチックな「運命の出逢い」を演出することで、結果的に社会構造の維持に貢献している「制度」なのである。
     調査方法

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    2014年03月29日
  • 地方にこもる若者たち

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    2013.09 とても参考になった。地方の実態、人気ミュージシャンからみた時代の価値観の変化はとても納得。

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    2013年09月29日
  • 地方にこもる若者たち

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    岡山県倉敷市を都会過ぎず田舎過ぎない「ほどほどパラダイス」と称してフィールドワークして書かれた前半は、岡山県民は読んどいた方が良い内容。中盤以降は地方都市を若者がどのように見ているかをJポップの変遷から見ていく。これもなかなか面白い。確かにイオン倉敷があればとりあえず困らないんだよな…。昨日も行ったし。

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    2013年09月16日
  • 地方にこもる若者たち

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    若者が昔のように都会への憧れをもたなくなった背景について。
    三浦展のファスト風土論などを引き合いに出した地方の話、若者論かと思いきや、途中は、J-POPの歌詞の分析による若者在り方論、最後の方は、以前より多様になった人間関係の中で対話を通して合意形成をはかろうとする若者のコミュニケーション論や組織論的な内容。論じ方は多様ですが、全体としてはまとまりのある印象でした。すららと読むことができました。
    次は、『居場所の社会学』も読んでみよう。(つちなが)

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    2013年09月12日
  • 地方にこもる若者たち

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    現代の地方都市は、かつての田舎にあった煩わしい人間関係はなく、ショッピングセンターで匿名の買い物をし、好きな家族や友人とだけの関係だけで暮らして行くことのできるほどほどパラダイスであるという説。若者は積極的に都会へ出ようとはせず、また経済的に出ることもできない。そういう環境の中で、中途半端な田舎である地方都市は、都会よりもド田舎よりも他者への想像力の欠けた場所になる。
    著者の研究対象は岡山県であるが、自分の知る静岡や茨城の都市も似ている。描写される郊外の国道沿いにチェーン店が立ち並ぶ風景は、映画の『悪人』の舞台とも重なる。地方に住む若者たちの(今は見えないが予感されている)孤独は、深刻なものが

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    2013年08月13日
  • 地方にこもる若者たち

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    ちゃんとしたアンケート、インタビュー、観察に基づく考察。。
    現在、歴史、未来編の3部構成。歴史編が80年代から始まっているのは著者が76年生まれだから。もう少し前からの状況も知りたかった。親の世代の話になるのだろうが。
    実際、地元に残った連中のほうが、収入は少なくて楽しそうに見える。親と一緒のケースが多いのは、この本で紹介されているのと同じ。
    今さら地元には帰れない。

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    2013年06月26日
  • 合コンの社会学

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    ネタバレ

    『合コン』と聞くと、正直あまり良い印象は受けません(笑)しかしこの本では合コンの描写が見事であり、合コンに行った事のない人でも想像に難くないでしょう。
    真剣に読めば読むほど人間不信が募るかもしれません(笑)
    合コンの手段から目的化のシナリオは少し考えればわかるので、この本で再確認する、といった具合でしょうか。
    とにかく平易でサクサク読めます。内容も示唆に富んでいて興味深いです。
    しかし社会学と銘打っているのに、主に対人関係を主軸に据えているので、タイトルと内容に違和感を覚えずにはいられませんでした(でも本来社会学とは対人関係においても研究するものです)。
    最後の結びとして、中庸のスタンスの心掛

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    2011年09月07日
  • 合コンの社会学

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    合コンについて客観的に観察した本。
    実際に行ったことはないけど、十分想像できるシチュエーション。
    やっぱりあまりにも漠然としたカテゴリーでは共通点やきっかけを作るのも難しく、盛り上がる合コンというのは数少ない気がする。疑似合コンですらしゃべれないから、実際の合コンは厳しいと思うけど、コミュニケーションの訓練にはなるかもしれない。合コンは出会いの場ではなく、交友関係を広げていく、紐帯の役割を果たすのかも。

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    2010年05月09日
  • 合コンの社会学

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    合コンに行ったことのある人なら、「分かる!分かる!」となるはず。

    合コン終了後、同性同士で行われる「品評会」や「反省会」の分析などもされていて、なかなか鋭いと感じた。

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    2010年01月15日