阿部真大のレビュー一覧
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■■合コンの必勝本、「出逢うための法則」は語義矛盾■サービス化された出逢い(結婚情報サービス、ネット上の出逢い)は出逢う効率は良いが、リスクが高い。前者は金銭的リスク、後者は騙されるリスクや犯罪に巻き込まれるリスク。■何より、「恋愛のスリル」が無い。互いのことを少しずつ知り合ったり、相手の気持ちを探ってみたり、というゲームとしての楽しみが。
■■合コンの社会的な期待(非婚化などに対する)、その背景には「職縁」から「友縁」■合コンの出逢いに介入する階層ファクター。合コンはただ今を楽しむためだけに行くのではなく、その果てには結婚がある。経済力や生活設計を占う指標として階層は重視される■合コンは同 -
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タイトルに惹かれた本
現代、様々なところで学生、社会人問わず行われる合コン
そんな自由に見える合コンにも見えないルールが存在する。
同性間での協調をしつつも競争がある。
合コンというのがその場にいる人の均一性を生み出しそれによって、同階層の人間が結ばれていくという現象。
またパーソナリティーではなくキャラを設定しているが故に合コン後に互いの人間性の違いを知り、それ以上の関係が築けないという問題
合コンのために合コンをする人、合コンから降りる人(諦める)、合コンから抜ける人(成功者)それぞれの階層の状況
現代人が運命の出会いを求めて合コンに行くが、合コンという仕組まれた場で -
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10年以上も積読状態で一生読むことはないかもなと思っていたのですが一念発起して読んでみました。
買った当初はまだ20代で合コンを身近に感じていた世代でしたが今や40代も中盤の合コンとは遠い思い出の話となっているのですが敢えて今この本を読んで合コンというものの位置づけを総括してみたいと思いました。
内容は至って真面目で合コンでいかにして恋人をゲットするかといったそんな下世話な話ではなく合コンというのがいかに(当時の)社会に受け入れられ、男女の出会いのツールとしてのポジションを確立してきたかなども考察されており単純に面白かったです。
そして合コンとは格差社会において格差を隠蔽した作為的な出会い -
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「やりがい搾取」
資本が求める「仕事」と労働者の「やりがい」が一致することによって、不当な搾取状態が見えにくくなり、労働者自ら搾取率を高めている状態。
著者は、2000年代初頭にバイク便ライダーの勤務実態をもとに「自己実現系ワーカホリック」という状況を指摘し、これを教育社会学者の本田由紀が一歩押し進めたのが上記の「やりがい搾取」という概念。
そんなやりがい搾取が蔓延する世の中の課題を解決するために、仕事を「会社」ではなく「社会」の中で位置づけ直そうというのが本著のテーマ。
著者の主張は第1章に集約されている。
仕事は、客に喜んでもらうためにするものではない。社会の中で自らの役割を果たすため -
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〈「合コンは、誰もが参加できる平等な競争の場である」--広く共有されたこの前提は、実は幻想にすぎない〉 という立ち位置から、合コンという「場」にひそむコードをあきらかにしていこうというのが本書。「職業・年齢・容姿といった序列が如実に出るのが合コンだ」ってこと? いやいやむしろ、そういった序列でもって「あらかじめ仕組まれている」のが合コンなのだ。合コンを通じて、若者たちは、(かつて「見合い」がそうであったように)あらかじめ出逢うべき相手と出逢い、釣り合った相手と結婚する。合コンは、ロマンチックな「運命の出逢い」を演出することで、結果的に社会構造の維持に貢献している「制度」なのである。
調査方法 -
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現代の地方都市は、かつての田舎にあった煩わしい人間関係はなく、ショッピングセンターで匿名の買い物をし、好きな家族や友人とだけの関係だけで暮らして行くことのできるほどほどパラダイスであるという説。若者は積極的に都会へ出ようとはせず、また経済的に出ることもできない。そういう環境の中で、中途半端な田舎である地方都市は、都会よりもド田舎よりも他者への想像力の欠けた場所になる。
著者の研究対象は岡山県であるが、自分の知る静岡や茨城の都市も似ている。描写される郊外の国道沿いにチェーン店が立ち並ぶ風景は、映画の『悪人』の舞台とも重なる。地方に住む若者たちの(今は見えないが予感されている)孤独は、深刻なものが -
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ネタバレ『合コン』と聞くと、正直あまり良い印象は受けません(笑)しかしこの本では合コンの描写が見事であり、合コンに行った事のない人でも想像に難くないでしょう。
真剣に読めば読むほど人間不信が募るかもしれません(笑)
合コンの手段から目的化のシナリオは少し考えればわかるので、この本で再確認する、といった具合でしょうか。
とにかく平易でサクサク読めます。内容も示唆に富んでいて興味深いです。
しかし社会学と銘打っているのに、主に対人関係を主軸に据えているので、タイトルと内容に違和感を覚えずにはいられませんでした(でも本来社会学とは対人関係においても研究するものです)。
最後の結びとして、中庸のスタンスの心掛