アンドレアス・グルーバーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2人の主人公の『猪突猛進』ぶりにハラハラさせられたミステリー。
強引すぎる捜査は、一歩間違えば犯罪のボーダーラインを簡単に超えてしまうので、読んでいて不安になる。『正義感』と言えば聞こえはいいけれど、行き過ぎた『猪突猛進』はあまり好きではない。
話のテンポは良く、飽きずに読めたが、事件自体は少し疑問が残るし、ご都合主義的な部分も否めない。
船長は本当に塗り潰された名前の正体を知らなかったのか(冒頭に「本当に知らないんだ」っていう独白があるけれど…)とか、あれだけの人数をすべて事故死に見せかけるのは運があっても不可能なのでは?とか、私立探偵の能力が出来過ぎとか。
ミステリーとしては詰めがちょっ -
Posted by ブクログ
作者の手腕なのか訳者のテクニックなのか、さくさく進んで大変読みやすい。短いセンテンスの中に、シンプルな表現で必要最小限の情報は提示されているので、ストーリーとキャラクター両方が浅く広く読み手に浸透してくる。
前作同様、事件を通して知り合った男女のコンビが、協力して真相に迫るという展開。今回の舞台はプラハ。ひとつの事件がいくつもの枝葉に分かれていくという展開はよくあるが、本作品はその逆。誰を追って何を明らかにすべきなのかが判りやすいので、ストレスも少ない。
ストーリーは順調に進むが、都合よくできている感は否めない。手掛かりの入手や、真相に近付くプロセスにミステリ的要素はあるものの、主人公が簡