岡田秀文のレビュー一覧

  • 伊藤博文邸の怪事件

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    去年『黒龍荘の惨劇』が注目を浴び、不覚にも未読で歯痒い思いをしていたので、前作にあたる博文邸が文庫化したと聞きさっそく購入しました。
    時代小説の書き手とあって、文章は読みやすくストーリーもテンポよく進むので飽きることはありません。
    ですが、明治時代が舞台ではあるものの、事件が起きた段階ではオーソドックスな本格ミステリという印象は拭えませんでした。
    しかし、解決編に至って本書が一筋縄ではいかない、憎々しい仕掛けが施された怪作であったことがわかります。ミステリが好きでないとこの仕掛けは思いつかないでしょう。
    『黒龍荘』を読むのが楽しみになる良作でした。

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    2015年06月24日
  • 本能寺六夜物語

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    ネタバレ

    「本能寺の変」にまつわる謎と薮の中の真相。この第6話は今までにない斬新な展開だった。こんな展開もあるのかと正直驚いた。第1話と第5話にも驚くが、最後の話が一番面白かった。

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    2013年11月09日
  • 本能寺六夜物語

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    歴史の謎・本能寺の変の新事実を大胆にも。。。
    今までそんなことは考えたこともなかったのですごく楽しかった。
    とはいえフィクションです。

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    2013年11月06日
  • 刺客 どくろ中納言 天下盗り、最後の密謀

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    タイトルと表紙絵から、妖怪じみた暗躍ヒーローが歴史の裏で陰謀策に渡り歩く、、、、みたいなものを期待して読んだら、何か違った(苦笑)
    陰謀策自体は、二重三重に絡まり合う複雑な様相で、一つ一つ結構アリそうな感じも受けて興味深かったのだが、如何せん仰々しいタイトルから期待したものとは大きく違ったので拍子抜けしてしまった。結局、陰謀の結果が結果で、最後、種明かし的に長々と説明で終わってしまうのも、ウーンという感じ。まぁ、いろんな人間がいろんな思惑をもって動いているんだなぁ、という印象。

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    2013年07月20日
  • 秀頼、西へ

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    大阪城落城の後、豊臣秀頼が、真田幸村の嫡子である大助などと共に薩摩へ落ちる話。
    映画「逃亡者」みたいなスリリングな展開。
    徳川と島津らの様々な思惑が絡まって、時代小説としてはかなり複雑な話になっている。

    茜が可愛い。

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    2012年04月21日
  • 秀頼、西へ

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    ifのお話。
    真田大介と(字は合ってましたっけ??)西国に落ち延びようとする秀頼の話。
    実際にも大阪の陣後に九州に落ち延びたという説もありますが。
    さて真相は・・・。
    こういうことを考えると歴史はおもしろいですね。

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    2009年10月04日
  • 太閤暗殺

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    秀次側近の木村常陸介雇う石川五右衛門対前田玄以(と石田三成)です。ジャンルはミステリーです。面白かったです。

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    2009年10月04日
  • 太閤暗殺

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    実子の誕生をきっかけに太閤秀吉は甥の関白秀次が疎ましくなる。

    危機感を抱いた秀次の側近、木村常陸介は太閤暗殺を計画。

    請け負ったのは大盗賊・石川五右衛門だった―。



    時代小説というよりは謀略アクションと言うべき内容。

    チャンバラが一切なく銃弾が飛び交い爆薬が炸裂する活劇場面、

    大胆不敵に行動する五右衛門に対し謀略の限りを尽くして迎え撃つ

    石田三成との知力戦、さらには密室トリックまで盛込んだモダンな感覚は

    戦国時代のお話なのに海外ミステリーを読んでるような印象を受ける。

    スピード感溢れる小説で、二転三転する伏見城のクライマックスまで一気読み。

    クールで無駄がなさすぎのせいか、

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    2009年10月04日