伊藤博文邸の怪事件

伊藤博文邸の怪事件

660円 (税込)

3pt

3.0

明治17年、伊藤博文邸の新入り書生となった杉山潤之助の手記を、小説家の「私」は偶然手に入れた。そこに書かれていたのは、邸を襲った恐るべき密室殺人事件の顛末だった。奇妙な住人たちに、伊藤公のスキャンダル。不穏な邸の空気に戸惑いつつも、潤之助は相部屋の書生・月輪龍太郎とともに推理を繰り広げる。堂々たる本格ミステリの傑作、シリーズ第1弾!

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伊藤博文邸の怪事件 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    事件そのものが小粒なのと、歴史上の人物の造形が浅いところに物足りなさが残りますが、密室、推理合戦、手記形式を利用したミスディレクション、大どんでん返しなど、推理小説のネタが盛り沢山ですし、事件と時代背景を上手く絡めているところや、歴史小説なのにライトに読めるところなど好印象な点が多く、トータルで見れ

    0
    2015年08月31日

    Posted by ブクログ

    去年『黒龍荘の惨劇』が注目を浴び、不覚にも未読で歯痒い思いをしていたので、前作にあたる博文邸が文庫化したと聞きさっそく購入しました。
    時代小説の書き手とあって、文章は読みやすくストーリーもテンポよく進むので飽きることはありません。
    ですが、明治時代が舞台ではあるものの、事件が起きた段階ではオーソドッ

    0
    2015年06月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーん...物語の設定だったり、主人公の潤之助のキャラクターだったりというところは良かったのだが、正直ミステリーとしては弱い。
    著者は本格ミステリーを書きたかったようだが、これは本格ミステリーとは呼べないだろう。

    密室トリックなんてものはないし、名探偵役と思わせていた月輪が実は偽物、というのも興醒

    0
    2021年08月31日

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