沖森卓也のレビュー一覧

  • 日本語全史

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    日本語が現在の形になるまでにどのような変遷をたどってきたのかを、タイムマシンに乗りながら一望できる一冊。しっかり用例を交えて解説をしてくれるので、それぞれの時代に思いを馳せつつ、日本語という言語に更なる愛着を抱いた。

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    2025年07月08日
  • はじめて読む日本語の歴史

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    筑波大学の授業科目「日本語史Ⅰ」の指定参考書。
    入門として読みやすく、ほどよい専門性。

    一般人にも読みやすいが、大学レベルは網羅していて一冊で入門~中級まで充分。それぞれの時代の言葉がまとめられているわけではなく、前時代からの変化に着目して記述している。したがって上代が100ページ超と最も多く、以降は各章50ページ未満しかない。
    根拠となる古典を引用して、具体的に解説している。大学の各授業で扱われるような重要な史料はほとんど揃っている。一方で、ことばの推定はなされない。まんべんなく網羅的で非常に良いが、ややまとまりのない印象を受けるかもしれない。
    柔らかい語り口で一般人向けに書かれていて、難

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    2019年12月22日
  • 日本語全史

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    日本語の「時代」を、古代前期・古代後期・中世前期・中世後期・近世・近代に区分し、各時代における文字表記と(話し言葉の)音韻・語彙・文法についてシステマチックに記述している。沖縄語と日本語の対応関係を知る上でも参考となる。今後も重宝することになると思う。

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    2019年09月16日
  • 日本の漢字1600年の歴史

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    ネタバレ

    漢字の伝来から,近代までの漢字にまつわる話が読める。

    漢音、呉音、唐音などの,中国の時代によって,
    異なる読みが伝来してことも記している。

    明朝体が、明という中国の時代に作られた書体だということも分かりました。

    ローマ字のヘボン式のヘボンが「和英語林集成」という辞書を作成した事も知りました。

    諸橋大漢和辞典 から, JIS漢字についても言及しています。

    諸橋大漢和辞典の電子化を可能にする「今昔文字鏡」フォントについて言及がないのは残念でした。画竜点晴を欠くということでしょうか。

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    2011年12月11日
  • 日本の漢字1600年の歴史

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    漢字という観点から日本史を振り返る、そんな本。
    どうして日本に漢字がやってきて、どうして今日のようにほぼ全国民が利用する文字にまでなってきたのか、その流れをわかりやすく解説している。
    脳内に蓄積していた歴史や文学の知識を総動員して読んでいく楽しさがある。
    そして最後の「日本語の国際化」という概念は自分にとっては新鮮だった。一理あるなと思いつつ、そこまでする価値が果たして日本にあるのだろうか、という疑問もある。

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    2018年10月02日
  • 文章が変わる接続語の使い方

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    わかりやすい文章を、書くには「接続語」は大切。
    読みながら、小学校の時の「綴り方」の授業を思い出した。
    あらためて自分の文章表現を見直すこともできた。
    最後にある接続語一覧は、重宝しそう。

    自分では使わない文章表現を目にしたとき、こんな言い方、書き方するのかなとモヤモヤすることが多くなってきたので、読んでかなりスッキリした。

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    2018年01月30日
  • 日本の漢字1600年の歴史

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    一つ一つのデータが、小難しくならない程度に詳しいので、断片的な知っている知識、知らない知識をつなげるのに、とても役に立った。

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    2013年03月08日
  • 日本漢字全史

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    ネタバレ

    漢字について、中国からの伝来から説明して現在のコンピュータで用いられる漢字まで説明している。非常に詳細なので、国語教育に関わる学生は読む必要があろうが、小学生免許では教養として読んでおくといい程度であろう。

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    2025年10月13日
  • 現代語訳 藤氏家伝

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    手に入りやすい文庫で出たのでやはり持っておきたい。と思い購入。
    現代語訳なのでサクサク読み終わりましたが胸焼けするほどの藤原アゲアゲの世界すごいですね。部分的にしか見たことなかったので通して読むとすごいですね。漢文で美文だとわかりやすい現代語訳にするとこうなるよな…という文章。
    仲麻呂が編纂に関わってるだけあって、近江意識が強い。武智麻呂伝にある近江守時代の武智麻呂の近江満喫っぷりがすごい。ほんとに伊吹山登ったの??藤氏家伝のピーク、私武智麻呂伝だと思いますわ。歌も漢詩もない武智麻呂だけど藤氏家伝に伝があるだけで勝ち組だわ。
    見る度に思うけど不比等伝がないのが惜しまれる…

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    2021年01月31日
  • 日本語全史

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    2017.12.12-2018.1.11
    一般の読者には少し話しが細かい感じなので、星は三つ。日本語も大きな変化を経てきたことが分かる。

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    2018年01月17日