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日本語の全史を一冊でたどる初めての新書。日本語の変遷を古代(前期・後期)/中世(前期・後期)/近世/近代という時代ごとに、総説・文字・音韻・語彙・文法の五つに分けて整理していく。日本語は世界の言語の中でも比較的、古代からの変遷が少ない。であればこそ、現代語との関わりのなかで、日本語史を記述していくことが可能となるのだ。日本語の変遷の全体像がわかるだけでなく、現代の一部の慣用表現や方言などに残る過去の日本語の痕跡をたどっていく謎解きとしても楽しめる一冊。
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Posted by ブクログ
日本語が現在の形になるまでにどのような変遷をたどってきたのかを、タイムマシンに乗りながら一望できる一冊。しっかり用例を交えて解説をしてくれるので、それぞれの時代に思いを馳せつつ、日本語という言語に更なる愛着を抱いた。
日本語の「時代」を、古代前期・古代後期・中世前期・中世後期・近世・近代に区分し、各時代における文字表記と(話し言葉の)音韻・語彙・文法についてシステマチックに記述している。沖縄語と日本語の対応関係を知る上でも参考となる。今後も重宝することになると思う。
2017.12.12-2018.1.11 一般の読者には少し話しが細かい感じなので、星は三つ。日本語も大きな変化を経てきたことが分かる。
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