あらすじ
日本語の全史を一冊でたどる初めての新書。日本語の変遷を古代(前期・後期)/中世(前期・後期)/近世/近代という時代ごとに、総説・文字・音韻・語彙・文法の五つに分けて整理していく。日本語は世界の言語の中でも比較的、古代からの変遷が少ない。であればこそ、現代語との関わりのなかで、日本語史を記述していくことが可能となるのだ。日本語の変遷の全体像がわかるだけでなく、現代の一部の慣用表現や方言などに残る過去の日本語の痕跡をたどっていく謎解きとしても楽しめる一冊。
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Posted by ブクログ
日本語が現在の形になるまでにどのような変遷をたどってきたのかを、タイムマシンに乗りながら一望できる一冊。しっかり用例を交えて解説をしてくれるので、それぞれの時代に思いを馳せつつ、日本語という言語に更なる愛着を抱いた。
Posted by ブクログ
日本語の「時代」を、古代前期・古代後期・中世前期・中世後期・近世・近代に区分し、各時代における文字表記と(話し言葉の)音韻・語彙・文法についてシステマチックに記述している。沖縄語と日本語の対応関係を知る上でも参考となる。今後も重宝することになると思う。
Posted by ブクログ
沖森卓也の本を読みたいと思っていて、即決して買った一冊。(読みたかったのは古典文法の本でした)
日本語がどのように生まれ、発達し、変化・衰退していったかが時代ごとに大きく述べられていて、局所的な文法書では分からない大きな流れというのは掴めたように思う。
しかし、品詞ごとに大きく流れを見ていくだけでももちろん一苦労で、きっとこの一冊には載せられなかった項目も多々あるのだろう。
時代と社会が求めたもの、また、広がったが故に変質せざるを得なかったもの。
女房詞の項目で、「かうかう=香の物」とあり、私は沢庵のことが「こうこ」だと思っていたが、こんな所から繋がっていたのか!とちょっと驚き。
言葉は自分の中に在るものだが、そのルーツに触れるとなんだかハッとさせられる。