C.H.LINEのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヴァンツァーと歩兵の市街戦を描いた「猟犬の群れ」編。美しい戦争など無い、とのごとく熾烈な戦闘を現場で見ているかのうような視点で描いている。いったい勝者は誰なのか。さらにその戦場をモニターの向こうで見ている者は勝者たりうるのか。戦争の現実と非現実感を巧みに交錯させている。
「楽園の果実」編はレオンのようなストーリー。少女の純真さに戦いに飢えた野獣の心が癒されるというものだが、この野獣であるアカギ大尉がまたけこういいキャラで性格に魅力を感じる。重たいストーリーにきままな感じは一種の救いだ。彼らの顛末は3巻以降に引き継がれる。
そして、1巻に出て来た戦場のカメラマン犬塚はストーリーテラーのような -
無料版購入済み
惜しい
90年代後半に数作作られた、スクウェアによるシミュレーションゲーム「FRONT MISSION」をテーマにしたマンガ作品。
原作は「MOONLIGHT MILE」「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の太田垣康男、作画は「C.H.LINE」とあるが、その絵のタッチは太田垣本人とかなり似ており、本人そのものもしくは関連の深い人物・組織ではないかと思われる。
ストーリーは「FRONT MISSION」をベースとしつつも、ほぼオリジナルの「局地戦」や「そこに生きる人々・兵士の物語」を題材にしている。
この発想はなかなかよく、自由度が高くかつリアルな戦場を描けていると思う。
一方、マイナス点もいく