落合博満のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『決断=実行』/落合博満
読書に、野球観戦、旅行、映画、バスケ、海外…etc
好きなことはたくさんある。NPBやMLBも大好きで、読書もスポーツものも沢山読んできた。
落合さんは間違いなく、プロ野球の中でも名監督の一人。それ以前に超一流のプレイヤー。
野球を見ているとき、落合さんのいるドラゴンズはとにかく不気味だった。ポーカーフェイスどころじゃない。なにを考えているかわからない。それでいて、テレビとかで野球や人生観を語っているときは、その慧眼はただただ恐れ入るばかり。。
そんな見方、考え方、捉え方があるのかと何度も驚嘆させられた。だから、文字として残る書籍を読んでみようと手に取ってみた。。。
p11
どんな仕事でも、勉学でも、失敗したって、命まで取られるわけじゃない。くよくよ悩むのも、決して恥ずかしいことではない。「今日は何もできなかった」と失望する日もあるだろうが、そんな日でも「1日を生きた」という経験だけは積んでいるのだ。どんな仕事でも、そのうちに経験が生きることはある。そのためにも、ただひたすら仕事に取りつかれろ。
いつの日か、また、ユニフォームを着ている著者を見てみたい。 -
Posted by ブクログ
オレ流などと言われるが、落合さんが本書で言っていることは極めてシンプルで説得力がある。目標を明確にし、自分の頭でしっかりと目標を達成するための方法を考え、しっかりと実行すること。自分の経験に基づき、自分の頭でしっかりと考えることがポイントですね。
選手時代は3冠王を取ること。監督になってからは優勝すること。この目標からブレイクダウンして現実的なアクションプランを作っていくこと。当たり前のようだが、とかく人の意見に流されて目標を見失ったり、目標に対するアクションがブレたりしがちです。シンプルかつ強力なリーダー論として読ませていただきました。 -
Posted by ブクログ
落合博満氏が、社会人野球の監督から受けた質問に答える形式で、野球について語った本。落合氏の野球に対する考え方の一端が理解できた。中日の監督としての采配の裏話は、興味深かった。意見の食い違う点もあるが、面白く読めた。
「(素振りの重要性)本当に身になるのは面白くない練習なのだ」p66
「内野のプレーにできるだけ投手を入れないのは守備の基本だ。一塁手は、併殺を狙えるケースでゴロを補給して二塁に送球したら、あくまで自分がベースに戻るつもりで練習しなければいけない。3-6-1ではなく、常に3-6-3の併殺を狙うのだ」p87
「社会人はプロのファームよりもチームとしての力は高いと感じている」p113
「私は力が同じならベテランを使う。誰の目で見ても若手が上回っているという状態になって初めて、ベテランから若手に切り替えるのだ。チームを勝利に近づけるためには、経験が最も必要となる」p118
「社会人でレギュラーになれるような選手は、あるプロ野球でレギュラーが故障した際「1試合でいいから代わりにプレーしてほしい」と言えば、十分に働いてくれると思う。ただ、それが10試合、1か月となると難しい。それだけ、高いレベルの仕事をコンスタントに続けるのは容易ではなく、だからこそプロのレギュラーの代わりはいないのだ」p145
「器や舞台が人を作る」p147
「ありえないような凡ミスを選手がしてしまったときこそ監督の指導力が問われている」p165
「プロフェッショナルの定義は「当たり前のことを当たり前にやり遂げること」」p165
「選手にとっては、誰から褒められるのか、誰に叱られるのかが極めて重要なのだと知った」p176
「人間関係を良好に保ちたいと、指導者が態度や言葉で下手に出てはいけない。そこには指導者らしい立ち居振る舞いが必要だろう」p176
「監督は時代の進歩から遅れないように勉強を続け、若い選手には古きよきものと古臭いものを選別できる目を養わせる」p191
「プロ野球は、大半の選手が30歳になる前に去っていく厳しい世界」p193
「練習するのは選手だけではない。ノックにしろ、ベースコーチとしての判断力にしろ、コーチも本気になって練習するチームは、必ずチーム力が上がるはずだ」p210
「社会人まで野球を続けることができた選手は、もっと会社で仕事をしてもらいたいと思う。日本でも名の知れた会社に入れたのは、野球の技量を認められたからである。だが、身分はあくまでも会社の一員であり、野球が本業ではない。最近、社会人からプロ入りする選手に「世間を知らないな」と感じさせることが多いからだ。野球の技術は上達していても、本当の大人になっていない。それでは職業になった野球ではなかなか大成できなくなってしまう。人間的な成長を促すには、職場の力を借りることも必要だ。これからの社会人野球には、グラウンドと職場で選手を育てようという発想が必要だと感じている」p227 -
Posted by ブクログ
感想はすごくよかった!
想像以上というか、この本を読んで落合さんが誰と一番向き合ってコーチングをしていたのかよくわかります。
ボクの中でなんとなくイメージが悪かった落合監督なんですが、外にアピールすることではなく、選手と向き合うことを一番と決めていたことに感動しました。だからボクの方はこれまでそんなイメージを持っていたのかもしれません。
誰のために?
徹底した姿があの形になったのだと思います。選手それぞれの特性を尊重しつつ•••任す側も、任される側にもすごい信頼関係。
『言うは易し行うが難し』
基本の基本でありながらまた改めて感慨深く考えさせられます!
コーチングされている方はぜひぜひ読んでみてください(^-^)/ -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目32箇所。コーチの仕事は教えるものではなく、見ているだけでいい。選手なりのよいところはある。良い部分は何かを見極めて頭に叩き込む。何が良くてなにが悪いか分析能力が必要。一年目の選手に否定をしてはいけない。1+1=2の発想から2=3-1、1×2など無限の過程を考える。相手の望みがわからないうちはコーチは何を話してよいかわからない。やり方を間違えないことが大前提。やり方がわかれば突き詰める。欠点を直すこと=良い部分が失われること。誰にでも長所と短所はある。監督は勝つこと、選手は自分のことだけ考える。監督はあくまで「優勝を狙う、それだけの戦力がある」と言うのが基本。それができない監督はユニフォームを着る資格はない。不要な謙遜はチームを停滞させる。指導者が過去の実績にしがみついてはいけない。最終的な起用法は監督が決める。コーチはなぜ選手たちをそういう使い方にしているのか説明責任がある。投手が納得して登板できる環境を作る。良い上司は部下を信頼する。まずは部下に腹の中をすべて吐き出させる。上司が一方的に方向性を決めると納得しない。「自分がいなければ・・・」という人に限って自分がそこにいたいだけ。現場の最高決定権は指揮官が持つ。そのことをあいまいにしてはいけない。責任は組織の長が取り、当事者も取るべき。中途半端なゼネラリストよりスペシャリストが好まれる。年俸問題・・・一人だけ5億、10億貰うと周りに影響アリ?日本のプロスポーツはあくまで企業のバックアップで成長した。ヨーロッパとは違う。チームのためになることは何か?自分で考える。自分を生かすことと自分のやりたいようにやるのは別物。目標は公言するとやるべきことが見えてくる。食事と睡眠・・・精神的スランプ克服法はシンプル。人間としての基本を考える。生活を見直す。本当の自信とは感性を研ぎ澄まし、自分で自分を洗脳することから始まる。裏方の選手からも学ぶ低姿勢。異なった考え方の人間が入ると質問が出ることがある。前の会社での実績はまぐれかもしれないと思って初心に戻って働く。ヤケ酒や仲間との悪口はそのときは気分爽快でも自分には何も残らない。