落合博満のレビュー一覧
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『決断=実行』/落合博満
読書に、野球観戦、旅行、映画、バスケ、海外…etc
好きなことはたくさんある。NPBやMLBも大好きで、読書もスポーツものも沢山読んできた。
落合さんは間違いなく、プロ野球の中でも名監督の一人。それ以前に超一流のプレイヤー。
野球を見ているとき、落合さんのいるドラゴンズはとにかく不気味だった。ポーカーフェイスどころじゃない。なにを考えているかわからない。それでいて、テレビとかで野球や人生観を語っているときは、その慧眼はただただ恐れ入るばかり。。
そんな見方、考え方、捉え方があるのかと何度も驚嘆させられた。だから、文字として残る書籍を読んでみようと手に取ってみた。 -
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オレ流などと言われるが、落合さんが本書で言っていることは極めてシンプルで説得力がある。目標を明確にし、自分の頭でしっかりと目標を達成するための方法を考え、しっかりと実行すること。自分の経験に基づき、自分の頭でしっかりと考えることがポイントですね。
選手時代は3冠王を取ること。監督になってからは優勝すること。この目標からブレイクダウンして現実的なアクションプランを作っていくこと。当たり前のようだが、とかく人の意見に流されて目標を見失ったり、目標に対するアクションがブレたりしがちです。シンプルかつ強力なリーダー論として読ませていただきました。 -
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落合博満氏が、社会人野球の監督から受けた質問に答える形式で、野球について語った本。落合氏の野球に対する考え方の一端が理解できた。中日の監督としての采配の裏話は、興味深かった。意見の食い違う点もあるが、面白く読めた。
「(素振りの重要性)本当に身になるのは面白くない練習なのだ」p66
「内野のプレーにできるだけ投手を入れないのは守備の基本だ。一塁手は、併殺を狙えるケースでゴロを補給して二塁に送球したら、あくまで自分がベースに戻るつもりで練習しなければいけない。3-6-1ではなく、常に3-6-3の併殺を狙うのだ」p87
「社会人はプロのファームよりもチームとしての力は高いと感じている」p113
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感想はすごくよかった!
想像以上というか、この本を読んで落合さんが誰と一番向き合ってコーチングをしていたのかよくわかります。
ボクの中でなんとなくイメージが悪かった落合監督なんですが、外にアピールすることではなく、選手と向き合うことを一番と決めていたことに感動しました。だからボクの方はこれまでそんなイメージを持っていたのかもしれません。
誰のために?
徹底した姿があの形になったのだと思います。選手それぞれの特性を尊重しつつ•••任す側も、任される側にもすごい信頼関係。
『言うは易し行うが難し』
基本の基本でありながらまた改めて感慨深く考えさせられます!
コーチングされている方はぜひ -
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誤解を恐れずにいうならば、落合博満氏は個人主義者である。
彼の「オレ流」スタイルを崩さない姿勢はよく知られている。「オレ流」=ワガママだと思っている人も多いのではないだろうか。昨年、中日ドラゴンズの監督を解任されたのも、フロントとの不和が大きいとされている。それみたことか!能力はすごいかもしれないが、やっぱりワガママじゃないか!
このように、「オレ流」に偏見を抱いている人にはぜひ読んでもらいたい一冊である。
冒頭に書いた「個人主義者」というのは、「個人を大切にする人」という意味である。基本的には、コーチングをする上司の立場であれば、部下を「一人の人間」として育てる。コーチングを受ける部下 -
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ネタバレチェック項目32箇所。コーチの仕事は教えるものではなく、見ているだけでいい。選手なりのよいところはある。良い部分は何かを見極めて頭に叩き込む。何が良くてなにが悪いか分析能力が必要。一年目の選手に否定をしてはいけない。1+1=2の発想から2=3-1、1×2など無限の過程を考える。相手の望みがわからないうちはコーチは何を話してよいかわからない。やり方を間違えないことが大前提。やり方がわかれば突き詰める。欠点を直すこと=良い部分が失われること。誰にでも長所と短所はある。監督は勝つこと、選手は自分のことだけ考える。監督はあくまで「優勝を狙う、それだけの戦力がある」と言うのが基本。それができない監督はユ
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中日ドラゴンズというチームに対する私の印象は、監督やコーチが頻繁に叱咤し、 時には鉄拳も辞さない厳しさで選手に接していたため、選手が首脳陣の顔色をうかがいながらプレーしているというものだ。これでは、持てる力を発揮しろと言われても無理だろう。
オーナーに求められたのは、そうしたチームカラーを一掃し、選手たちがのびのびとプレーできる環境作りだと解釈した私は、どんな理由があってもコーチが選手に手を上げること(選手同士も)を厳禁とし、これを破った場合は理由の如何を問わず契約を解除するとした。
常勝チームを作るには、選手が不安なくプレーできる環境を整え、時には選手がべンチの指示で動くのではなく、自