村田吉弘のレビュー一覧

  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

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    料理界唯一の文化功労者・村田吉弘さんの本。グルメ番組とかに対する自分のモヤモヤとしていた思いが「ああ、そういうことだったのかと。」腑に落ちました。

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    2025年10月10日
  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

    購入済み

    料理人・村田吉弘の半生

    「おいしい」の本質を探し求めながら人生の旅をする、菊乃井・村田氏の半生をユーモラスにつづった一冊。果たして答えは見つかったのか、それは本の中に。
    YouTubeで村田氏のレシピ動画を拝見し、細かくないのに分かりやすい独特な表現、語り口に興味を持ち読んでみました。自分の経験を元に、おいしいとは何か、料理とは何かを自分なりに突き詰めていった、料理人村田氏の考え方を覗くことができる貴重な内容。人に勧めたくなる本です!

    #タメになる #カッコいい #深い

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    2025年09月19日
  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

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    「鮨屋の『あて』のようなものばっかりいくら並べても、それでは『懐石』にはならん。食べ物を並べて出して、それがうまければよかろうというのは料理屋やなくて居酒屋や」先代の言葉は京都らしい。おかしやとおまんやとが違うみたいに強い階層意識が素敵だ。創業者と老舗のぼんの話。美山荘の先代、たん熊の先代との交流、天龍寺の平田精耕老師の湯豆腐の話、菊乃井先先代の"金儲けさん"の話、全て面白く読んだ。

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    2025年05月09日
  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

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    京都の老舗料亭「菊乃井」のぼんが、何の考えもなしにフランスに渡り、
    しかしそこで日本料理を広めたい!と目覚め、他店での修行を経て、
    跡を継ぎ、、、文化勲章まで得た著者のおはなし。
    最近のテレビのグルメレポーターの、一口食べて目をむいて「おいしー」という
    リアクションに苦言を呈す。
    また、法外な値段で料理を出し、小さい店を満席にし、話題を作る新参者の
    レストランにも。
    もとは「ぼん」だったか知らんが、なかなか骨がある。
    京都の料亭、と聞いて想像するようなお高い、気取った、というようなものが
    全くない。自然体。普通の考え方。読んでいて気分がよかった。



    前略
    第一章 広島サミットでお好み焼きを

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    2024年11月30日
  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

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    素晴らしい本でした!
    そして、菊乃井三代目主人で、作者村田吉弘さんも、とても素晴らしい人です。

    料理人の矜持としては、「八十パーセントおいしかったら、それでいい」。
    一〇〇パーセントの「おいしさ」に至る、あとの二〇パーセントは料理そのものではない部分ということになりますが、もしかしたらその「何かの二〇パーセント」も含めての総体を「料理」と言うのかもしれません。「菊乃井の"料理〟はうまかった」というのは、多分にそういうことなのでしょう。(本文より抜粋)

    私は東京に住んでいますので、死ぬまでに一度でよいので、「菊乃井 赤坂」で食事をしたいと、しみじみと思いました。

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    2024年11月06日
  • 割合で覚える和の基本

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    煮物はこの割合、乾物はこの割合といった具合に素材や調理方によって、どの割合が味が決まるのかとても分かりやすく教えてくれる。

    小料理屋の調理方ではなく、家庭で作るのだったらこの方が簡単でいいとかプロの技が入りつつも手間をかけずに最も美味しそうなレシピを提示してくれているがありがたい。

    まだ作ってないが、この先覚えておけば間違いなく役立つものばかりだと思った。

    この著者の他の本も読んでみたいと思う。

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    2015年12月06日
  • 京のおかず 四季のかんたんレシピ124

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    京都菊乃井三代目ご主人の書いた春夏秋冬季節ごとに31の家庭向けレシピ。
    1レシピ見開き2ページ、写真なし。シンプル。
    むしろこれが使いやすい。

    前書きによると
    シンプル、簡単、美味しいレシピで、
    家庭料理はプロセスより結果なんだそう。
    とはいえ、調味料はきちんと、そしてしっかり味付けをとのこと。

    茗荷、山椒、三つ葉、白胡麻、海苔で作る台所寿司は、読むだけで美味しそう、そして簡単レシピで目から鱗だ。

    ただ、レシピのページは淡々とレシピのみで、小話とかくすっとする話は載っていません。

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    2015年10月28日
  • 割合で覚える和の基本

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    一番頼りにしている料理本。とにかくわかりやすいです。
    この本で料理を作っているうちに、本を見なくても肉じゃがやきんぴらごぼうが作れるようになります。

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    2009年10月04日
  • 割合で覚える和の基本

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    料理する時一番頼りにしてる本。描いてあるとおりにすれば間違いない、しかも応用もしやすい。味付けに自信がない人に是非勧めたい一冊。

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    2009年10月04日
  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

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    確かに本当においしいってなんだろう。
    ポテチ、ハンバーガー、ラーメンなんかは単純にうまい。しかしこれと、精進料理をうまいと感じるのとは違うんだろうなぁ。口先舌先だけのうまさと全身で感じるうまさの違いなのか。

    人生には、上り坂と下り坂、そして「まさか」という坂がある。これは使える。


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    2025年08月28日
  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

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    多くの本を著している人だけど、この本は集大成と言えるかも。「村田さんってどんな人? 彼の思想、哲学ってなに?」て聞かれたら時に真っ先に薦められる本。

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    2025年08月25日
  • ホントは知らない 日本料理の常識・非常識 マナー、器、サービス、経営、周辺文化のこと、etc.

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    日本料理を学ぶ方には是非読んでほしい一冊。それ以外の方も日本の文化を知るのにいいと思う。特に京都文化を中心に書いてあるが、とても参考になる。器やお店の所作、歴史的な事やマナーなど、料理書には書いてないことを今や和食を世界遺産にした中心人物が教えてくれるいい本

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    2025年03月14日
  • ほんまに「おいしい」って何やろ?

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    関西に暮らしてる人なら
    テレビにも顔を出してらっしゃるので
    菊乃井の村田さん(親しみを持ってるのであえて)を
    知ってる人も多いのではないでしょうか?
    京都の料亭『菊乃井』の3代目
    と知った感じに書いていますが
    料亭に行かせてもらったことはありません
    昨年初めて料亭のお隣
    『無碍山房 Salon de Muge』に行きました

    この本では村田さんが幼少の頃から現在に至るまでの
    その時々のお話が書かれています
    料亭のご主人の語りというと
    小難しいイメージかもしれませんが
    そんな事はなく読めます

    それぞれのエピソードが興味深かったですが
    『和食』がユネスコ無形文化遺産に登録された
    その時の経緯が意

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    2024年11月17日
  • ホントは知らない 日本料理の常識・非常識 マナー、器、サービス、経営、周辺文化のこと、etc.

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    京都の老舗料亭の3代目による料理に関する日本文化の教養知識や経営について

    京都弁の調子でのエッセイのような、読み易いし、知っておいて損はない132の話

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    2024年06月09日
  • 京料理の福袋料亭「菊乃井」主人が語る料理人の胸の内 (小学館文庫)

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    柔らかい言葉で「胸の内」を包み隠さず語っている。料理はその土地で発展したものだから、京料理をありがたがるより、身近な料理を楽しんでほしい、と。うまいもんはうまい。味わいの本質は素直な感情にある。素直さが失われているのが、嘆かわしい。料理の価値は値段や産地や冠にはなくて、うまさにある、と。

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    2013年04月06日
  • 割合で覚える和の基本

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    和食での出汁と調味料の関係について基本的理解に資する。シンプルに考えてよいことと、こだわったほうがよいことの識別。料理酒不要論(使うならまともな日本酒を使うべし)。写真が美味しそうに撮れてる(原寸大?)。料理本は片手でめくれるサイズが希望だが、本書も大判な点が不満。

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    2012年10月20日