村田吉弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
料亭は大人のアミューズパーク
というフレーズにグッときました。
京都の料亭は、普通の人がちょっと贅沢したい時に使う、身近なものだとのこと。
村田さんの様々な思いやこだわりが語られていて、とても興味深かったです。
東京店開店の際の具体的なこともたくさん語られていて、来月訪問予定なので、とてもときめきました。
行くのが楽しみ!
料理人についての節で、東京店で二人の女性料理人を雇ったという箇所での
「女の子は男の子に比べると、肉体的にきつい面もあるでしょう。でもたとえば、重たいもんを持つ仕事は、男の子がやればいいわけです。
差別はないですけど、区別はあります。
男やなかったりでへけん仕事もあるし、女の子やからこそより能力が発揮できる仕事もある。僕は男と女が同じ考えで同じようにせえというのはおかしいと思うんです。
男女の差別をせえへんというのは、能力とできることをちゃんと見極めて、適切な仕事をさしてあげるということやと思うんです」
というのが、ほんとそれ!!となりました。
(その女の子二人は、開店前に辞めてしまったというオチがありましたが笑)
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Posted by ブクログ
関西に暮らしてる人なら
テレビにも顔を出してらっしゃるので
菊乃井の村田さん(親しみを持ってるのであえて)を
知ってる人も多いのではないでしょうか?
京都の料亭『菊乃井』の3代目
と知った感じに書いていますが
料亭に行かせてもらったことはありません
昨年初めて料亭のお隣
『無碍山房 Salon de Muge』に行きました
この本では村田さんが幼少の頃から現在に至るまでの
その時々のお話が書かれています
料亭のご主人の語りというと
小難しいイメージかもしれませんが
そんな事はなく読めます
それぞれのエピソードが興味深かったですが
『和食』がユネスコ無形文化遺産に登録された
その時の経緯が意外で「そうなんだ〜」と
ポイントが高かったのは『雑煮』だそうです
世界と簡単につながって広がっているようでいて
日本(日本人)はまだまだ感覚が狭いのか(私自身が)
村田さんが自分の仕事は幸せな仕事だと
食事をしにいくという人は
たいていの方がそれなりには幸せだから、と
体調が悪くて食欲もない時には
食事をしにいくのではなくて
家で休む、病院にいく。。。
食事を一生楽しみに生きられるのは
いい人生なのだと思います
年齢を重ねれば重ねるほど
私自身が実感体感しています -
Posted by ブクログ
“僕は、料理の評論はすべてナンセンスだと思います。それこそ、なくなったほうが世のため人のためになるのではないでしょうか。
料理というのは、非常に個人的な世界です。ある人が美味しいと思ったものを、ほかの人が美味しいと思うかどうか分からない。同じものを食べて、僕と隣にいる家内が美味しいねぇと言っても、美味しいと思っている部分は違うかもしれません。
料理は芸術ではないと僕は思っています。なぜなら相対的な評価ができませんから。三百人がいっぺんに聞ける音楽。何万人もの人が同じものを見られる絵画というのは芸術です。相対評価ができますから。そやけど、料理というものは相対的な評価が難しい。そやからそれを評価することはできないと思うのです。
自分は美味しいと思う、ということは言えます。そやけど、それは評価ではなく、あくまでも個人的な嗜好です。そういう個人的な好き嫌いをパブリックなもので流してはいかんと思う。”
共感できる部分や、京都について新しく知れた部分とか。
なめらかで読みやすい。
“京都人はなかなか本心を見せないと言われることがあります。これはイエス、ノーがはっきりしないというところに原因があるのでしょう。長年京都に住んでる者同士やったら、阿吽の呼吸で分かるイエス、ノーが、よそさんにははっきり分からんということやね。
イエス、ノーをはっきりしないのは、嫌われたくないという保身を図る気持ちと、相手への気遣いからです。相手に嫌われたくないという気持ちがあるから、言葉を濁してしまう。相手に嫌な思いをさせたくないという気持ちが強いから、「ノー」とは言えない。”