黒崎あつしのレビュー一覧
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ネタバレ義兄弟もの。
弟が本当の子ではないということからずっと後ろめたい気持ちで過ごしてきて、INな性格。
兄は感情乏しく、リアリスト。
兄は意外と言葉少ないけど行動で表しているんだけど、自分がいるからみんながおかしくなると思っている弟は自分を殺して生きているわけで、なんだかすごく可哀そうだけど、意外と我儘な部分もあり・・・・
弟のお母さんの元恋人に拉致られる場面で、元恋人が思い直すシーンは、もしかしたら甘い!ってなるかもしれないけど、これはこれで良かったかなぁと思う。
実際に自分の子供にしたいと思っていたくらい大切だった子なわけで、自分の生活や行先を考え欲に目がくらんだのは確かだし、それをちゃんと省みてもう二度と会わないと決別した元恋人の気持ちを汲んであげたいなぁと。。
寧ろそのあと、嫉妬から強引に弟を抱き続けた兄の方がどうかと思ったけどww
収まるところに収まりめでたし~だったけど、SS的なのは私にはいらなかったかなぁと。
兄の自分勝手差が露呈していただけの様な・・・
しかし、義父が本当いい人で良かった。 -
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「お嫁さんになりたい」「旦那さまなんていらない」と続いているシリーズ物。これだけでも充分面白いですが、聡一の意外な面も気付くことができたので、前作読んでからのほうが納得です。
その聡一の屋敷で働いていた、あのちょっとヤンキー気質だけどなかなかカッコよかった高橋のお話です。
今回も受はお家騒動に巻き込まれている展開。ありえないほど感じの悪い父親やら叔父からの圧力に抵抗しながら起業して成功しているイベント会社の社長です。
トラブルに巻き込まれ迷惑を被っていた流生は、聡一から運転手兼ボディーガードとして王太を強引に押し付けられてしまいます。
ボディーガードだけならまだわかるんですが、さらに掃除洗濯料理となんでもできるから「嫁」として身の回りの世話に好きに使え、と言われて大困惑してしまいます。
学生の頃から聡一には逆らえない流生なので、「嫁」を返品することもできないんです。それでも、聡一が流生を心配していたり、流生が気遣いを嬉しく思っていたり、ということが何となく伝わってきて微笑ましく感じます。
この話、嫁の方が攻だったりするんですよね。
受の流生は恋愛にすごく疎いので、いくら王太が好意を寄せていても、仕事だから優しくしてくれているんだ…なんて思い込んでいて年の割りにド天然です。
そんな流生が叔父の計略にかかった後、助けてくれた王太にだんだん甘えていくのに( ̄ー ̄)ニヤリとなりました。
ストーリー自体は、まんがちっくでありえない展開なんだけど、意外に心理描写は引き込まれるものがあるんですよね。
イラストが相変わらず美麗です。
やっと「一夜妻になれたら」のキャラにたどりつきましたwwなるほど、そういう関係だったのね…
思っていた以上に楽しく読めました。 -
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「お嫁さんになりたい」リンク作。前作の未希の同級生、純のお話です。
花嫁ものは相性が合わないことが多くて、このシリーズも恐々読んでいます。
これは意外に面白かったです。
純のお母さんがいいですね。このお母さん、再婚でハネムーンに行ってる間に高校生の息子を仕事相手のセレブ社長に預けちゃうという離れ業をやってのけます。
「旦那さまと仲良くね」で何となく進行している事態にツボりました。
それぞれの真意がまったく見えないのに、妙に息がピッタリ合ってて絶妙です。
純もわからない事をめんどくさいからとウヤムヤにしてしまったのは、ヤバいですよね。
純は、とても威勢のいい男の子で好感です。サッカー一筋だったのに、ケガで将来の夢が絶たれそうになって落ち込んでいるのに、周囲に気遣わせたくなくて、うじうじしたりせず元気よくふるまってしまうような17歳。
そんな純を嫁として熱烈歓迎している聡一は、かなりの策士と見ました。
純に対して、決して無理強いしたりせずきわめて紳士的な態度なので、最初は世間知らずなお坊ちゃまなのかと思っちゃいました…
そんなわけないですよねww
純がうっかりほだされてしまったのも頷けます。
とにかく、外堀から埋めてジワジワ攻めるのが上手い男なんですよね~
素直なDTの純が、あっという間にメロメロにされても仕方ありません。
そして、聡一は何といってもオトナです。純など掌の上で転がすくらいの余裕がありますねww
なので、Hシーンは、ワルい大人が何も知らない初心な男の子にいけないことをしている感じがあって、かなりエロちっくでした。
元気がよくてかわいい子があれこれされるのは、萌えます…
もちろん、お互いに愛があるのがわかるから大丈夫ですけどね。
未希もかわいかったけど、純もきゅんきゅんにかわいいです。TLぽいイラストもぴったり…
次作も読もうという気力が出ましたw -
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糖分を摂取したい気分の時、ぴったりな黒崎センセの作品。
これ、スピンオフだったんですね…高星麻子センセのきれいな表紙に魅かれて、つい買ってしまったのですが。でも多分、本編未読でも大丈夫です。
遊び人でゲイの十和田×天然記念物クラスな世間知らずで箱入り息子の佑樹。
亡くなった母親が趣味でやっていたような店を独りできりもりしている佑樹は、五百川が連れて来た十和田のことを意識するようになります。
しかし、初心で世間知らずな佑樹はどうやって彼に自分の想いを伝えたらいいかわかりません。
恥ずかしくて照れている態度を十和田には嫌って無視していると誤解されたり、やることすべてがすべりまくり。過保護な五百川から「遊び人だから近づかないように」と注意されて、逆にそれなら一度でいいから十和田に遊んで欲しいと思いつめるようになってしまします。
突っ込みどころはありますが、とにかく佑樹が天然でかわいい!
どうすればいいかわからなくて、一人で考えて出した答えが「遊んでほしい」です。無垢だからこそちょっぴり切なくて、いじらしいな~と思わせます。まぁ、成人男子としてそこまでウブなのもどうかなと思うんですが…
十和田は遊び相手として佑樹を見ることはできなくて、距離を置こうとしますが、あることがきっかけで同居することに。
自分の生き方を変える気などさらさらなかった遊び人の十和田が、佑樹の拙い気のひき方に絆されて、庇護欲から独占欲まで芽生えてしまうのがとても快感でした。
確かにほっとけません。心配です。
でも、家事はちゃんとできるので、嫁にはもってこいなんですよね~
まっさらだから、十和田好みに抱けるというのもポイントだったのかも…
遊び人を夢中にさせてしまった佑樹の純粋さ、というのが面白かったです。
佑樹のちょっとずれてる思考にきゅんとさせられました。
SS「懐かしい庭」は、十和田のお祖父ちゃん登場のとてもいいエピソードでした。 -
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ネタバレ大貫幸哉は、資産家の家に生まれた。
大貫家は代々、資産のある家の娘と結婚して家を維持してきた家系で、幸哉の母親もまた、資産のある家の娘だった。
ところが、実家が保証人になったことで資産を失ってしまうと、あっさりと放り出されてしまう。
跡継ぎであった幸哉は、家に残ったけれど、その父もまもなく、資産家の令嬢と再婚する前に亡くなってしまう。
そこで、幸哉の伯父が出張ってきた。
幸哉の母親は幸哉を取り戻そうと必死に頑張ったけれど、伯父による誹謗中傷の嵐を前に、幸哉は一度は離れ離れになることを選択する。
いつか、自分が立派に社会人になったら、一緒に暮らそうと母に伝えて。
それから数年、自分が持つ父の遺産を狙う伯父にさしたる抵抗もせずにおとなしくしていた。
けれど、そんな中、新たな変化が訪れる。
資産家の愛人の息子である、という秀人が幸哉の家に一緒に生活することになったのだ。
取り澄ましたような顔をして、一言もしゃべらずにいる秀人に興味が沸いた幸哉は、秀人に声をかけたことがきっかけで、二人の距離は急速に近づいた。
秀人は、幸哉に懐き、数年後、あろうことか「幸哉のことが好きだ」と言ってしまう。
ちょうどその頃、幸哉の母親が病に倒れた。
幸哉はその母親を助けるために、伯父から出された条件を飲み、誰にも告げることなく屋敷を後にした。
それから九年後、母を亡くし、一人で細々と花屋を経営している幸哉の下に、秀人が現れた。
彼は、幸哉が自分を裏切って家を出たのだと伯父に信じ込まされていて――
という話でした。
幸哉を訪ねてきた秀人は、持ち前の頑固さで幸哉の言うことを一切信じようとしなくて、無理やり幸哉のことを抱いてしまう。
幸哉も幸哉で、秀人のことを憎からず思っているために、抱かれることに抗いながらも、部屋を替わったり、ホテルに逃げ込んだり――ということができずにいてというちょっとしたすれ違い話。
でも、基本的には幸哉があっけらかんとしてあけっぴろげなので、そんなに暗くなりすぎずに、とてもいい感じでふんわりとした話になっています。
「しょうがねえなあ」と言いながら何でも許してしまう幸哉のこだわらなさが、物語的にも大分救いです。
そして何よりも、幸哉のいたずら好きなところがかわいくて、くらくらします。 -
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ネタバレ未希は、幼い頃から女の子として育てられてきた。
それというのも、未希の母親借金のカタにはあるお金持ちの愛人として無理やりさせられて、その男が亡くなった後、その男との間の子供である未希をつれ、その男の正妻から逃げるために、金で戸籍を買い、たまたま買った戸籍が母娘のものだったため、未希を女装させて育てたのだった。
ところが、その母親が亡くなった直後、未希は正妻に見つかり、以来、取り引き相手への『賄賂』とするために、未希を育ててきたのだった。
未希は「育ててやってるんだから自分の言うとおりにしろ」という正妻の言葉に、少しも逆らうことなく、大きくなり、ある日突然、ある人間への『愛人』となるように言われ、家を追い出された。
だが、送り込まされた先は、未希が別荘で過ごす間に一目ぼれしてしまっていた相手・門倉秀治の家だった。
その日、野良猫の親子に餌をあげようとしていた未希を手伝ってくれたのが、秀治だった。
そしてその猫を「飼い主を探してあげる」と言ってくれた秀治の優しさに、未希は胸をトキメかせたのだった。
ところが、たまたま玄関まで迎えに出てきてくれたのは秀治で、秀治の顔を見た瞬間、舞い上がった未希はついうっかり「お嫁さんにしてくださいっ!」と言ってしまう。
けれど、正妻から渡された手紙を見た途端、秀治は厳しい顔になり、未希に家に帰るように告げる。
未希はせっかく秀治と一緒に暮らせるようになるかと思い、喜んでいた気持ちを打ち砕かれ、ショックで涙をこぼしてしまう。
それを見た秀治に事情を尋ねられ、正直に話すと、今度は再び難しい顔になってしまう。
そして、そのまま秀治の家にいるように、と言われ、未希の立場を何とかしてくれるという。
その晩、「ずっと秀治と一緒にいたい」という想いから秀治の部屋に忍び込んだ未希が、男だとわかった秀治は難しい顔になってしまう。
実は秀治には「ゲイ」だという噂があって、それを信じた未希は「それなら自分でも」という思いを抱いていたのだが、それも間違った情報だということがわかり――
という話でした。
虐げられて育った未希が、男としての自分を取り戻し、徐々に「自分らしく」なりながらも秀治を一途に慕う話でした。
何よりも未希が随分かわいく描かれています。
今まで虐げられて育ったせいで「普通」という感覚がわからない。
でも、その中でできることをしっかりやりながら、自分の運命には文句も言わない。
そして実は頭の回転も悪くない――そんな子で。
世間に「男の子」として出たばかりの未希を気遣って、あれやこれやと理由をつけて、なかなか手出しをしようとしない秀治に最後は諦めたふりして一気に押し切るところとか、すっごいかわいい。
一途な男の子ってかわいいですよねー。
よかったです。 -
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元モデルのパン屋店主×バイト。
一目を引く要望で、モデルという華やかな世界にいた割には堅実で地味な性格の和真。小さくて可愛らしいバイトの菜人を憎からず思っていたけれど、自分の過去の恋愛のトラウマから躊躇していたのに、ひょんなことから菜人から猛烈アプローチを受けてしまう。
攻め視点だからか、受の菜人君の可愛らしさがこれでもかと描写されています。その当の和真からして美形なので、説得力がないっちゃないんですけれど、和真の目にはそう見えているんです。菜人は「こんな素敵にな人が俺のことを?」と両想いになっても半信半疑で、そのボタンの掛け違いや、和真のトラウマのせいも相まってギクシャクしてから、思いを再確認するまでに、二人ともに成長しているのがよかったです。 -
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ネタバレ明良が部屋で寝ていると、突然、二人の男に拉致された。
どうやら二人は、自分を別の人と勘違いして拉致されてしまったらしい。顔を見られて、すぐに誤解は解けたのだが、今度は自分の住んでいたアパートが火事で焼けてしまって、帰る場所が無い。
携帯も無いから、唯一の肉親である兄に連絡を取ることもできず、困り果てていると、明良をさらってきた男の上司だという男が、自宅に住まわせてくれるという。
彼・榊は、純和風御殿に住む謎の資産家でだった。
家に着いていきなり、間違えてセクハラを仕掛けられしまったが、見合い話を断るために婚約者の振りをしてほしい、と言われ、ついついその高額な報酬に釣られて、引き受けてしまう。
だけどそんな明良に、榊はまるで本当の新婚のように甘く接してきて、いたずらに明良をドキドキさせる。
けれど、榊には別に想う相手がいるようで――
という話でした。
ちょっと世間ずれしたお坊ちゃまが、明良に惹かれて。
明良も明良で、別の意味でズレているけれど、すっごく素直で、金銭感覚とかそういうのはとてもまともだし、はっきりと榊にも遠慮なく物が言えるタイプで……
という二人。
素直な明良はどんどん榊に惹かれていくけれど、最初に「間違えた」といわれてから、明良は榊に別に想い人がいるのだと思い込んでいる……けれど、一緒に暮らしているうちに二人の距離が近くなって、最後は榊が明良の気持ちを察してハッピーエンドでした。
自分がなんとなくズレていることを自覚している榊が、明良の指摘に対して、素直に「間違えた」というのもかわいらしくて、本当にほのぼのとする感じの話でした。