玄上八絹のレビュー一覧
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【あらすじ】
警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが…。
【感想】
『千流のねがい』にリンクしている特殊な設定は、志水ゆきさんの漫画『是』にも通じるところがあるでしょうか。
南総里見八犬伝の登場人物の名前を与えられた信乃(主である智重が拒否したので、名付け親は一水先生)の健気さがいっそ哀れなほどです。智重の過去もかなり痛いの -
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【あらすじ】
満月の夜、神社の格子越しに美しい金色の「神様」を見て以来、神社に通う小学生の颯太。颯太が見たのは、「神」のレプリカ「きつね」だった。ある日、先代の跡を継ぐため社にやってきた「きつね」の凛は「神様」を呼ぶ颯太の声に我慢できず答えてしまう。やがて颯太と凛は心を通わせるようになる。存在すら知られてはいけない「きつね」と人間の恋の行方は…。
【感想】
征士郎(神主)に手作りの和菓子を強請る凛の可愛らしさに、ただもう撃沈 & 颯太の強運っぷりにひたすら脱帽。
先輩《きつね》の鞘と征士郎の詳しい話は番外編で読めます。こちらはもう切なくて切なくて…。泣かされました。最後のほうでは、ちょっと -
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地味にほのぼのさせられました。ものすごくニッチなお仕事ものww
24歳の若さでひとり昔ながらの質屋を切り盛りする、しっかり者の悠。商売に関しては、コワモテ相手にひとつも引くところがありません。そんなところから、物事全てを値踏みして金に換算してしまう根っからの守銭奴のように見えてしまうのですが、実は彼にはそうならざるを得ない悲しい過去があります。
その質屋の店先に、ある雨の日行き倒れていた正体不明の男、茅野。悠に助けられますが、介抱して世話をした見返りはトイチw
10日で1割は、かなりの高利です。
今ではあまり見かけない質屋の話にはもの珍しい商法、仕組みがいっぱい!BL的なことよりも、むしろ -
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ネタバレ玄上さん「犬」シリーズの4作目にして、前作「ゴールデンビッチ」の続編です。
行儀の悪さと下品な口調は相変わらずだけど、クラウディアが確実に成長してる!
人間らしい複雑な感情を垣間見せ始めたことに感動しつつ、大吾の愛を求める姿はやっぱり動物的で可愛いくてたまらなかったです!!
あらすじで予想してたのと違って、今回は飼い主の方がグラグラしてましたね;
でも、試練をまた一つ乗り越え、愛が深まった様子で良かった♪
クラウディアには是非卵を産んで欲しいです(笑)
フォロワーさんに教えてもらって読んだ、先生のサイトに掲載されているおまけ、爆笑です!
大吾には悪いが、あれは自業自得(笑) -
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美容師×料理人
隠れゲイである主人公の楽しみは、月1のサロンでお気に入りのスタイリストに髪を切ってもらうこと。
カサを借りたことからできたつながり。
そんなときに、店でのちょっとしたトラブルからトラウマを思い出してしまい帰宅するハメになるが、その途中偶然お店に来ようとした意中の人と鉢合わせし、キスをされる。
玄上さんらしい心理描写がとっても気持ちいい作品です。
が、攻めがとっても不器用さんで言葉が足らないうえに行動でどうにかしようとするために「えぇ?!」「ちょっとまて!」と心配でたまらなくなるというか(笑)
好き嫌いものすごく分かれる作品だと思います。 -
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非公式部署の刑事・奥村智重×人型の「犬」・石凪信乃
人造人間?めいた登場人物有。
人間の細胞から造られた、犬の特性をもつ信乃の一途な姿がいじらしい。
大切だと伝えた相手が次々亡くなってしまった智重の過去も悲しい。
あらすじ
警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが...。