立入勝義のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
米国在住のブロガのソーシャルメディア論。
米国事情を中心にしているが、比較的読みやすい。
「SNS」がリアルな関係をネット上に移したものであるところに重要性があるという指摘はもっともだ。ただ、mixiやGREEはそうではないと言い切るのも行き過ぎな気がする。mixiも最初はメールでの招待制であったはずだ。確かにFacebookとは色んな面で違いがあるが。
著者は、日本でのソーシャルメディアの立ち上がりが遅れるのではないかと懸念しているが、その理由として挙げているものをあえて並べてみる。
1. 既存大手メディアの影響力が強すぎる
2. 人権意識が低い
3. 政治(や社会)とジャ -
Posted by ブクログ
ソーシャルメディアは、誰もが参加できるスケーラブルな情報発信技術を用いて、社会的インストラクション(相互作用)を通じて広がっていくように設計されたメディアであり、ブログ、SNS、動画共有、ゲーム、ウィキ等に加えて既存の大手マスメディアから独立しているニュース等のメディアサイトも含む。その特徴を従来のマスメディアに対してコストが安い(アクセス性)、特別な技術や訓練は不要(利便性)、情報の更新が早い(即時性)、発信した情報の改変が可能(改変性)とし、その米国での盛り上がりを讃える。
次々と新しいソーシャルメディアを生み出す北米に対して日本は遅れいていると説きその理由を「日本でソーシャルメディ -
Posted by ブクログ
ネタバレtwitterやfacebookが既存のメディアといかに違うのか。
ソーシャルメディアとは何か。
1.mixiやグリーはどこに位置づけられるか。
→日本独自?の感覚
人権/個性の尊重の感覚が他国と比較して低い
人権/個性が尊重されているからこそ、実名で活動できる面もある。
2.twitter,blogでインフルエンサーになるためには?
→自らのアカウントの方向性を決める
最新ニュースなどの配信?創作を押し出したもの?
前者ならなにか一つ秀でたジャンルを開拓する
後者なら、個性の設定をきちんともつ
インフルエンサーになるには、
自分のブランドをもつことが大切。
日本 -
Posted by ブクログ
アメリカにおけるソーシャルメディアの扱いについて、また日本におけるソーシャルメディアの行方について述べられている。また、いかにソーシャルメディアの持つ力が大きいか、相対的にマスメディアが弱体化する可能性を秘めているかを述べている。
現在、日本でもマスメディアへの拒否感は一部の者の中に起こっている(日本人の知識レベルの向上を望む著名人は、著書等で述べている)。そのような人達と、それに従う人達がマスメディアを無視し、ソーシャルメディアで生活し始めたら、確かにマスメディアへの打撃は大きいと予想される。
日本人の上位者(今後収入面等で二極化するとして)にとって英語は当然のスキルとなり、Facebo -
Posted by ブクログ
ネタバレえーこの本、電子書籍で購入しましたというか、キャンペーン中で無料でDLさせて頂きました。…凄いですね、太っ腹ですねありがとうございます。…。DLできて、運がよかったです。
丁度、フェイスブックに入るか入らないか。と迷って、入らなかった後でこれを読みまして、タイムリーでした。(笑)…やはり入るべきですかね。(苦笑)仮に入るとすれば、英語でするのが良い感じでしょうか。
率直な話、読んだ方がいい。という本になると思います。更にタイミング的なことを言えば、早く読んだ方が価値があるかなと。鮮度が大切です。
でも、革命は、必ずしも下克上ではないような気もする。 -
Posted by ブクログ
アメリカでIT関連の事業を興し、電子書籍の販売を始めている著者が電子出版を取り巻く日米事情についてその裏表を詳しく説明している。
電子書籍端末や配信技術の進歩に合わせて日本でも人々の関心が高まってきているが、確かなビジネスモデルの構築が進んでいないようだ。
また、コンテンツの充実が電子出版ビジネスの明暗を分けるはずだが、コミック中心の日本では一般書籍の製作が未熟で心もとないらしい。
それだけにソーシャルメディアの発達したいま、誰でも本を書き、電子出版によって利益を得るチャンスがあるということかもしれない。
市場はグローバルであると認識し、”多言語化”による売れるコンテンツ作りとそれを推